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Vol.26 坂田安希子(旧姓・小原)37回生

Vol.26 坂田安希子(旧姓・小原)37回生

1.今の自分について

私は共立女子第二高等学校を卒業後、東京薬科大学薬学部に進学しました。薬剤師になりたいという夢があったわけではなく、化学と物理が好きで、医療系で人と関わる仕事がしたいという思いから、薬学部を選びました。薬学部は6年制で、楽しいこともたくさんありましたが、年2回の試験と国家試験は本当に大変でした。
大学卒業後、2年間病院薬剤師として点滴調剤や入院患者さんの薬剤管理などを学びました。病院で働くうちに、患者さんともっとたくさん接したいという気持ちと、“在宅医療”という分野に興味を持ち、地域に密着した調剤薬局への転職を決意しました。
私が働いている薬局は、高齢の患者さんが多く、時間がゆっくり流れるような、とてもアットホームな薬局です。一緒に働いている方々はみんな優しくて面白くて、毎日楽しく仕事をしています。調剤薬局で働きだしてまだ1年ほどですが、患者さんから顔を覚えてもらい、声をかけてもらえることがすごく嬉しいです。薬のこと以外の他愛もない話をしたりすることも、信頼関係をつくる上ですごく大切だと思っています。
薬剤師というと、薬局で薬を作っている人というイメージだと思いますが、その他にも、薬局に来ることができない患者さんのお家に伺ったり、老人ホームなどの施設に薬をお届けしたり、一般の方に向けての勉強会なども行っています。
まだまだ薬剤師として未熟ですが、患者さんの笑顔を少しでも多く作れるように頑張りたいです。

2.共立二中高の思い出

中学・高校6年間コーラス部に所属していました。入学したときは、コーラス部に入るつもりは全くなかったのですが、友達が入るというので何となく入部しました。コーラス部は文化部なので楽かなぁと思っていたのですが、合唱というのはすごく体力がいるもので、すごく大変でした。そんなに大変なのになぜ6年間続けたのか、自分自身も不思議ですが、みんなで歌うことの楽しさや達成感は、他では感じることのできない素晴らしいものでした。ですが、みんなで歌うということは難しいことも多く、部活仲間と衝突することもたくさんありました。楽しいだけでなく、本気でぶつかって、泣いて、悩んで、そういう時間を共有したからこそ、今でも6年間一緒に頑張ってきた部活仲間は、私にとってかけがいのない友人たちです。
共立女子第二の思い出を語るうえでかかせないのが、個性豊かな先生方だと思います。共立女子第二の先生方は、本当に素敵な先生方ばかりだと思います。テスト前などは勉強の質問をしに先生たちのところに行って、最終下校まで勉強していました。普通なら最終下校まで勉強するなんて大変だと思うかもしれないですが、私はあまりそのように感じたことはありませんでした。友達と一緒に残って勉強して、先生のところに質問しに行って、少し雑談して、そういう時間がすごく楽しかったです。そう感じることができたのも、共立女子第二の先生方だからだと思います。卒業して久しぶりに学校に遊びに行くと、担任だった先生はもちろんですが、授業でしか関わることのなかった先生まで覚えていてくれて、声をかけてくれます。そういうあったかい先生たちが私は大好きです。
6年間共立女子第二に通うことができて本当に楽しかったし、充実した学校生活でした。

3.受験生へのメッセージ

「女子校は大変そう」とよく言われますが、私も最初は不安でした。ですが、共立女子第二に入ってみて、そんな不安は一気に無くなりました。自然に囲まれた中でのびのびと生活し、楽しい先生方とたくさんの友達と一緒に過ごす6年間は、本当にあっという間でした。6年間も通っていれば、楽しいことだけでなく、悲しいことも苦しいこともありますが、そういうことも乗り越えることができるのが共立女子第二だと思います。先生方の的確なアドバイスのおかげで、私はいろんなことに立ち向かうことができたと思います。たくさんの経験をさせてもらえたことにすごく感謝しています。
受験生のみなさん、不安なこともたくさんあると思いますが、共立女子第二には素晴らしい先生方がたくさんいるし、素敵な友達もきっとたくさんできます。緑いっぱいの自然に囲まれた共立ライフを思いっきり楽しんでください!

4.この学校の良さをひと言で表現すると

つらいことも笑顔にかえてくれる先生と友達に出会える学校!

5.プロフィール

2009年3月 共立女子第二高等学校 卒業
2009年4月 東京薬科大学薬学部 入学
2015年3月 東京薬科大学薬学部 卒業(薬剤師免許 取得)
2015年4月 医療法人社団永生会永生病院 入職
2017年3月 医療法人社団永生会永生病院 退職
2017年4月 有限会社中山薬局 入職