HOME

進路

OGファイル

Vol.19 村田好 38回生

Vol.19 村田好 38回生

1.今の自分について

現在、銀行でテラー(窓口担当者)として携わり、3年目になります。テラーは、銀行の「顔」として、日々お客さまのご要望に迅速かつ正確にお応えする業務です。口座開設、変更届など預金全般の諸手続きに加え、外貨預金、投資信託や保険商品など資産運用のご提案まで幅広く担当しております。

私たちは就職、結婚、出産、育児、退職、相続などお客さまの人生の大切な場面に立ち会うこととなります。初めてお子様の名前が記載された預金通帳を手にし、わぁっと嬉しそうに微笑む様子、結婚・マイホーム購入で緊張されている様子、老後に対する不安やご相続で涙を流されている場面など、この3年間で忘れられない場面がいくつもありました。同じ手続きでもお客さまのお気持ちや背景は様々です。事務的にならず、心に寄り添いながら応対する姿勢を常に大切にしています。

壁にぶつかり、自信がなくなってしまう時や自身の未熟さを痛感する時ももちろんあります。そんな時「次もあなたに担当してもらいたいわ。」「ありがとう。」等お客さまからのお褒めの言葉や尊敬できる上司・先輩方からの励ましにより支えられていると強く実感します。早く一人前になれるよう学びの毎日です。

2.共立二中高の思い出

中高6年間の学校生活は私の大切な宝物であり、数えきれない程の思い出があります。最も力を注いだのは生徒会活動です。中学3年生から高校2年生まで会計として、学校行事に携わりました。生徒会役員と共に同じ目標に向かい、1つの行事・企画を創り上げた時の達成感と感動は何物にも代えがたいものとなりました。身体中に喜びが溢れ出たことを今でも昨日のことのように覚えています。上手くいかないことや友人とぶつかり涙を流したことも多々ありましたが、互いに協力し粘り強く成し遂げることで、大きく成長することができました。

共立第二は生徒の主体性を重んじる学校です。私たちの「こんなことに挑戦したい」「あんなことをやってみたい」という想いを受け止めてくださり、同じ目線で考え、常に尊重してくださいました。クラス、授業、部活動、体育祭、白亜祭、ホームステイ体験等、誰もがリーダー・主役となり主体的に活動できる環境があります。それが私にとって生徒会活動でした。この6年間の貴重な経験や学びが今の私の「軸」となり、活きていると実感しています。

3.受験生へのメッセージ

共立第二は、広大でのびやかな環境の中で四季を全身で感じながら、「自分らしさ」を育むことができます。また、在学中はもちろん、卒業後も私たち生徒一人ひとりを想ってくださる心温まる学校です。現職に就く際にも恩師に相談し、背中を押して頂きました。

「またあの頃に戻りたいね」「共立大好き」「もし過去に戻っても絶対共立がいいな」等、友人との会話の中には、いつも母校を大切に想う言葉で溢れています。受験生の皆さんが卒業した際、宝物として心に残る学校生活でありますよう、心から祈っています。

4.学校の良さを一言で表現すると…

いつでも温かく迎えてくれる「心のふるさと」のような学校です。

5.プロフィール

1992年2月4日生。東京都出身。
2010年3月 共立女子第二高等学校 卒業
2010年4月 学習院女子大学国際文化交流学部日本文化学科 入学
2014年3月 学習院女子大学国際文化交流学部日本文化学科 卒業
2014年4月 株式会社三菱東京UFJ銀行 入社