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Vol.18 小川麻里子 34回生

Vol.18 小川麻里子 34回生

1.今の自分について

私は大学卒業後、作業療法士として働きながら大学院へ進学し、医学修士・医学博士を取得しました。四月からは母校の大学で助教として、作業療法士を目指す学生の教育に携わっています。また、大学院で学んだことをベースに作業療法士としての視点を大切にしながら症例検討だけでなく基礎医学系(解剖学)の研究もおこなっています。そして四歳から始めたクラシックバレエや小学生から始めた吹奏楽も継続しています。これからも仕事と研究、趣味とのバランスを大切にしながら、バックグランドである作業療法士として患者様やご家族に寄り添っていき、充実した生活を送りたいと考えています。

  • 学生への実技指導

    • 富士五湖ウインドオーケストラ所属

    • 中村淑子バレエアトリエ所属

2.共立二中高の思い出

私は公立の中学校から、共立女子第二高等学校へ進学した髙入生です。初めは第二中学校から進学してきた内進生に馴染めるのかと不安を抱いていましたが、右も左も分からない私たちに内進生たちが色々と教えてくれ、すぐに打ち解けることが出来ました。
高校三年間はとても充実した学校生活を送ることが出来ました。特に力を入れて取り組んだ吹奏楽部では、コンサートミストレスとして100名近い部員をまとめて引っ張っていくのはとても大変でした。しかし、「リーダーシップを取り、皆を一つにまとめていくのにはどうしたら良いのか。」試行錯誤しながら、様々なことを学ぶことが出来ました。長時間かけて皆で話し合ったり、夜遅くまでスコアと睨めっこしたりしたのは、今となっては良い思い出の一つです。共に一つになり目標に向かってたくさんの感動を分かち合った仲間とは、今でも何でも相談できる関係が続いています。また、そんな部活動を支えて下さった顧問の先生方やコーチの方々、OGの先輩方にはとても感謝しています。

吹奏楽部創部30周年定期演奏会にてOGも演奏 大講堂にて

そして部活動だけでなく学校生活全体を通して、共立の先生方からたくさんのことを教えて頂きました。分からないことがあると職員室や教科室へ質問に行き、授業を担当している先生はもちろん授業を担当されていない先生までもが「なぜ?」「どうして?」の質問に根気強く答えて下さりました。また、廊下をすれ違う際に「最近、部活大変そうだね。」等と先生方から声をかけて頂いたり、何気なく生徒一人一人のことを見て下さっている先生方の愛情を感じられました。私も学生を指導する立場になり、この共立の先生方のように勉強面はもちろん学生のちょっとした変化に気付けるように心がけています。

3.受験生へのメッセージ

共立女子第二中高は、自然豊かな環境の中で生徒一人一人のことを良く見て下さる先生や恵まれた施設の中でのびのびと過ごすことができます。卒業後に私の妹や従妹がそれぞれ中学から六年間ずつお世話になりましたが、いつ学校を訪れても先生方があたたかく迎えてくれる学校です。ぜひ皆さんも共立女子第二中高で大切な青春を送ってください。

4.学校の良さを一言で表現すると…

じっくりと一人一人に向き合って一緒に考えてくれる先生と、自然豊かな環境の中でのびのびと充実した学校生活が送れるところです。

5.プロフィール

2006年3月 共立女子第二高等学校卒業
2010年3月 健康科学大学健康科学部作業療法学科卒業(作業療法士国家資格取得)
2012年3月 東邦大学大学院医学研究科医科学専攻修士課程修了(医学修士取得)
2016年3月 東京女子医科大学大学院医学研究科形態学系解剖専攻博士課程修了(医学博士取得)
2016年4月~ 健康科学大学健康科学部作業療法学科 助教
(2010年4月よりリハビリ特化型デイサービスや学習塾などで非常勤作業療法士として勤務)