スクール・ポリシー
教育理念
建学の精神である「女性の自立と自活」、校訓である「誠実・勤勉・友愛」のもと、咲き誇る未来を目指して社会に広く貢献できる、以下のような女性の育成を目指します。
① 豊かな感性を身につけた女性
② 自ら考えて発信できる女性
③ 他者を理解し、共生できる女性
グラデュエーション・ポリシー(育てたい生徒像)
共立女子第二中学校高等学校では、以下の点を「育てたい生徒像」としてあげています。
① 礼節を重んじ、他者への感謝と思いやりを忘れない生徒
② 感受性を豊かにし、自然と共生する心を持つ生徒
③ 自ら目標を設定し、それに向けて学び続けることができる生徒
④ 得た知識を活用し、幅広い視野で思考・判断し、発信することができる生徒
⑤ グローバル社会においてさまざまな価値観を持った人々と共生できる生徒
⑥ セルフリーダーシップを身につけ、他者と協働して諸課題に取り組むことができる生徒
カリキュラム・ポリシー(教育の方針)
共立女子第二中学校高等学校では、教育理念に基づく生徒を育成するため、以下のようなカリキュラムを編成しています。
① 中学校では、「基礎・基本の徹底」を最大のねらいとし、実技教科を含めた各教科のバランスを重視しています。さらに、職場体験や礼法指導等、体験を重視した教育を通じて探究心を育成し、卒業後につながる「生きる力」を築くことを実践します。
② 高等学校では「コース制」を導入し、多様な進路選択が可能となるきめ細かいカリキュラムを編成しています。難関大学進学を目指す特別進学コース、多様な進路志望に応える総合進学コース、高い英語力とグローバルマインドを身につける英語コースを設定し、高校2年次からはさらに高大連携を最大限に活かした共立進学コースを加え、それぞれの希望進路の実現を図っていきます。
③ 中学・高校を通じて、従来の授業方式とともに、今後求められる新しい学力観(コミュニケーション力・協働性・創造性・批判的思考力など)に基づく力を、地域連携・高大連携等を通じて育成します。
④ グローバル社会で通用する英語力を向上させるために、また、多様化する進路選択実現のために、「聞く、話す、読む、書く」の4技能をバランスよく習得します。オンライン英会話、海外研修等を通じて、英語コミュニケーション力を試す機会を積極的に取り入れるとともに、英語検定・資格試験等を重視し、定着の度合いを確認します。
⑤ 3年間または6年間を通して行われる進路指導を「針路プログラム」と称し、大学進学のみならず、その先の将来を見据え、社会的に自立し自活できる女性の育成を図るための教育プログラムとして段階的に実践します。中学3年次の「職場体験」や高校各学年における「キャリア講演会」、「進路ガイダンス」等を通じて、自分の将来を考えるキャリア教育を展開します。
⑥ 年間の学校行事を計画的かつ総合的に考慮し、バランスよく配置します。学校行事や課外活動を中心とした体験活動を通じて、リーダーシップの土台を構築します。また学年・クラス間の交流によって自主的、実践的な態度を養い、協調性や社会性を育成します。
アドミッション・ポリシー(求める生徒像)
共立女子第二中学校高等学校では、以下のような生徒の入学を求めます。
① 本校の教育理念に賛同し、本校で学ぼうとする意欲を強く持つ生徒
② 本校が掲げる「育てたい生徒像」の実現に向け、基礎学力を身につけ、意欲的に努力する姿勢を持つ生徒
③ 自然や文化・歴史等に関心を持ち、発展的に学ぶ姿勢を身につけている生徒
④ 人間尊重の精神を持ち、社会貢献の意識が高い生徒
2025年度共立女子第二中学校高等学校・経営計画
1 育てる生徒像
本校の教育活動を通して、次に示す生徒を育成する。
① 礼節を重んじ、他者への感謝と思いやりを忘れない生徒
② 感受性を豊かにし、自然と共生する心を持つ生徒
③ 自ら目標を設定し、それに向けて学び続けることができる生徒
④ 得た知識を活用し、幅広い視野で思考・判断し、発信することができる生徒
⑤ グローバル社会においてさまざまな価値観を持った人々と共生できる生徒
⑥ セルフリーダーシップを身につけ、他者と協働して諸課題に取り組むことができる生徒
2 目標
(1)中期的目標(「第三期中期計画」より)
① 入学定員の確保を目指し、着実に入学者数を増加させる。
② 受験者層を拡充するために、「リーダーシップの共立®」を核とした戦略的な広報を行う。
③ 奨学金制度の活用・検証を行い、学力、スポーツ芸術等の資質に優れた生徒を確保する。
④ 中学校においては、基礎学力の定着に必要な学習習慣の定着と学習意欲の向上を図る。
⑤ 高等学校においては、各コースのカリキュラムの有効性を生徒の成績から検証し必要な改善を図る。
⑥ 「共立探究」の活動の充実を図る。
⑦ ゼミや講習、補講の充実を図る。
⑧ 心身の健全な成長に向けて適切な支援を行う。
⑨ 生徒会、委員会、クラブ活動等において、生徒の自主性を引き出すとともに一人一人の能力を発揮する機会を経験させ、自己肯定感を高める。
⑩ 共立女子大学短期大学等、大学との連携を強化する。
⑪ 生徒・保護者の本校に対する満足度を向上させる。
⑫ 特色ある教育活動の展開に必要な教職員の適正配置と資質向上を図る。
⑬ 八王子キャンパスの施設を整備し有効活用する。
(2) 重点目標<本年度の数値目標>
ア 国公立・難関私立大学合格者 現役進学率〔人〕
高3在籍者の4%〔7人〕
イ GMARCH、理工医療系合格者数 現役進学率〔人〕
高3在籍者の6%〔10人〕
ウ 英語検定
中学
3級 100%
高校
英語コース 準1級以上 100%
特進コース 2級以上 100%
総合進学・共立進学コース 準2級以上 100%
エ 生徒・保護者の方向に対する満足度
学力を伸ばす指導をしている。 生徒 100%・保護者 100%
この学校に入学して良かった。 生徒 100%・保護者 100%
オ 入学試験の最終応募倍率
中 学 校 実出願者数 230人、入学者数 120人
高等学校 入学者数 240人
3 重点目標達成のための具体的方策
① 学習指導
・各教科の授業において、基礎・基本の徹底とともに、協働的な学びや探究的な学びを通して「教科における見方や考え方」を定着させる。
・生徒の質の高い学びの実現に向け研究された授業を提供する。また、BYODを活用した指導内容・方法の開発を進める。これらを進めるための授業研究に取り組む。
・各教科の授業内容はシラバスに基づくとともに教科としての提供となるよう、各教科における共有並びに改善を進める。
・学習と学校行事や部活動との両立に向け、予習復習を含め自学自習の習慣化に取り組む。
・教務部と各部門との連携
進路指導部と連携し、中学校高等学校から大学受験までの模試データ等の分析から得られた学力向上プランを構築する。
進路指導部と連携し、長期休業中のゼミの充実を図る。
学年、特別支援委員会等と連携し、必要な生徒に対し的確な学習サポートを実施する。
② 進路指導
・進路指導部、学年、教科が緊密に連携した進路指導を展開し、国公立大学、私立大学等の受験者数及び合格者数を安定させるとともに、その増大を図る。
・学力推移調査・スタディーサポート・模擬試験、学習状況調査結果を分析し、各教科担当者の次の指導へつなげる。
・大学入学共通テスト並びに新課程入試への対応策を強化する。
・「針路プログラム」の充実に向け、キャリア講演会や進路ガイダンス、職場体験、オープンキャンパス、職業講話の位置付けの精査と改善を図る。
③ 生活指導
・社会人として必要なルールやマナーに関する指導や道徳教育を実施し、社会に貢献していく心を備えた人材を育成する。
・生徒が自発的に挨拶できるよう学校全体で指導を徹底する。
・ネットリテラシーを身に付けさせ、SNS等を正しく利用できるよう徹底する。
・生徒同士が互いの個性を尊重し互いに高め合う意識を醸成し、いじめや嫌がらせを許さない学校作りに向け、生徒の状況把握等を行う。
・生徒の個々の状況に応じた教育相談体制を構築するとともに、生命尊重や特別支援教育を計画的に推進する。
④ 広報活動
・本校第一志望者並びに受験層の拡大に向けた取組を強化する。
・学校の魅力(本校理念を基礎とした品位・ブランド)発信、保護者への周知に資するよう、ホームページ等の媒体を有効活用し、日常の教育活動等の情報を発信し、本校の良さを戦略的に発信する。
⑤ 中学校
・各教科における「基礎・基本」を徹底するとともに、実技教科を含め各教科のバランスに留意した指導を行う。
・職場体験や礼法指導等、体験を重視した教育を通じて探究心を育成し、「生きる力」に繋げていくことを念頭におき指導する。
・これからの時代に求められる新しい学力観(コミュニケーション力・協働性・創造性・批判的思考力など)に基づく力を、地域連携・高大連携等を通じて育成する。
・課題解決型の学びなどを通して「リーダーシップの共立®」の理解・啓発を行い、一人一人が場面に応じた自分らしいリーダーシップを発揮する。
⑥ 高等学校
・難関大学進学を目指す「特別進学コース」、多様な進路志望に応える「総合進学コース」、高い英語力とグローバルマインドを身につける「英語コース」で設定したカリキュラム十分に機能させ、生徒の進路希望を実現する。
完成した各コースのカリキュラムを検証するとともに本校の将来像を踏まえた改善を図る。
・高校2年次からはさらに高大連携を最大限に活かした共立進学コースを加え、それぞれの希望進路の実現を図る。
・「聞く、話す、読む、書く」の4技能をバランスよく習得し英語を活用できる力の定着を図るとともに、例えば、速読(共通テスト)と精読(個別入試)のバランス、検定等を目標とした指導を通して英語力の向上を図る。
・これからの時代に求められる新しい学力観(コミュニケーション力・協働性・創造性・批判的思考力など)に基づく力を、地域連携・高大連携等を通じて育成する。
・課題解決型の学びなどを通して「リーダーシップの共立®」の理解・啓発を行い、一人一人が場面に応じた自分らしいリーダーシップを発揮する。
⑦ 事務室
・学園の方針、本校経営計画を見据えた予算の編成と適正な事務執行を行うとともに、企画型・経営参画型の運営を目指す。
・第三期中期計画Ⅲ-1入学者受入れの目標達成を最重要課題とし、説明会等や日々の広報活動において、教員と連携し対応する。
・所管事業の実施に際してPDCAサイクルを利用し結果につながる行動を実行する。
⑧ 教職員
・「リーダーシップの共立®」を念頭に置き「セルフリーダーシップ」の実現に向けた教育活動が展開されるよう計画をたて実行する。
・教職員は、生徒の安全・安心の確保のため、事故の未然防止や早期発見、早期対応に取り組み、生徒や保護者が安心して学校生活が送れるよう環境を整備する。
・教職員の考え方が揃うよう、部門会議、職員会議、学年会・教科会・教科主任会等において円滑に意見交換に資する環境を整える。また、後援会・同窓会とも連携し、校内の教育環境整備を推進する。
・教職員の心身にわたる健康状態に気を配り、相談しやすく、何でも言える明るい職場風土の形成に努める。
・ライフ・ワーク・バランスの視点から、全体を見渡しスクラップできる業務を精査するなど、超過勤務の縮減を念頭におき校務にあたる。
・生徒に対する不適切な指導や各種ハラスメントの根絶、情報セキュリティや個人情報の管理の徹底に向け校内における注意喚起を行うなど、事故防止に努める。
以上