更新日:2025年06月20日(金)
本日の午後は大講堂で芸術鑑賞会が行われ、保護者の皆さまにも多数ご来場いただきながら、青年劇場の「あの夏の絵」を観劇しました。
この演劇は、高校生が広島の原爆の被爆者から直接その体験を聞きそれを一枚の絵にしていくという、実際に広島市立基町高等学校で行われている取り組みを題材にした作品で、戦争を知らない世代が戦争の記憶をいかに継承していくかがテーマとなっています。
被爆者が見たものを忠実に再現しようとする高校生のひたむきな姿が生き生きと表現されていて、たいへん感動的でした。
重いテーマではありましたが、時に笑いもあり、生徒たちもとても熱心に舞台に見入っていました。
終了後には演劇部の生徒たちが出演者の方などにお話を伺う機会も設けていただき、素晴らしい舞台を届けていただいた劇団の皆さまには心より感謝申し上げます。
また今回は、原爆の絵のパネルをお借りして、玄関ホールでパネル展も行っています。
終戦から80年という節目である今年、そして現在の世界情勢の中でこの演劇を見ることの意味を理解しつつ、生徒たちには今後も平和について考え続けていってほしいと願っています。