中学入試説明会 高校入試説明会

2026年9月掲載メッセージ

 長かった夏季休業日も終了し、共立女子二中高の日常が戻ってきました。
 この期間、多くの自然災害が発生しました。熊本県での地震、千葉県や石川県、富山県、福井県では豪雨、海外ではネパールにおける大規模土石流、いずれも大きな被害をもたらしました。被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
 我々は、被災地において中学生や高校生が十分とは言えない環境の中で勉強や行事に一生懸命に取り組んでいることを忘れずに日々の生活を丁寧に送ることが大切です。そして、大規模災害がどこにでも起こりうる状況を改めて認識し、自分の命は自分で守ることや災害を未然に防いだり減じたりする行動ができるようにしなければなりません。9月1日始業式後に行った防災訓練はその意識を高めるきっかけとなったと思います。
 さて、この夏休み、本校生徒は、サマーゼミをはじめ、体育館下での作業や実行委員を中心とした装飾準備、部活動では暑さの中での練習、合宿や強化練習、そして対外試合やコンクールへの参加、一方で3年生は登校して教室等で集中的に自習等を行うなど、積極的に取り組む様子を見せてくれました。
 公式戦やコンクール、人前で発表したりする経験は、小規模のものから大規模のものまで等しく緊張を伴うものです。こうした機会に果敢にチャレンジすることがとても大切であり、これからも継続して欲しいと思います。
一方、自宅等において学習に集中的に取り組み、成果を上げた生徒も多くいると思います。自分のペースを崩さずこれからも継続して欲しいと思います。
 始業式では、「人は何故学ぶのか」について触れました。
 明治初期に書かれた「学問のすすめ」の一節には、「…広くこの人間世界を見渡すに、かしこき人あり、おろかなる人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もありて…」とあり、さらに、「…人は生まれながらにして貴賤・貧富の別なし。ただ学問を勤めて物事をよく知る者は貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるなり。…」と記されています。
「学ぶ」ことで人は成長します。これまで知らなかったことや先人の経験、成功や失敗を知る。身に付けた知識や技術を活用して新しい価値を見出したり、考え方の幅を広げたりすることができるようになる。自立した生活や社会への貢献を積み重ねていくことで自分に磨きをかけることができる。中学校や高等学校時代は勿論のこと、一生をかけてこれらを丁寧に繰り返していくことが大切です。
 その原動力となることの一つとして自分自身に「目的」を持たせることが挙げられます。自らの「志」を持ち、将来の目標をしっかりと定めそれに向けて取り組むことが重要です。「学問のすすめ」にある「無学なる者」とならないよう「目的」や「志」を見出し、実現に向けた努力をしていきましょう。
 2学期、高校3年生にとっては本学園生活の総まとめの期間となり、高校卒業も見えてきます。年内入試等を皮切りに共通テストや個別選抜に向け、体調面を含めしっかりとした準備ができるよう、仲間とともに声を掛け合いながら取り組んでいきましょう。受験は個人戦でも受験勉強は団体戦であることを意識しましょう。
 高校2年生1年生と全中学生は、学校の中核として学習や部活動、委員会活動、行事などの活動にしっかりと取り組み、力を貯める期間としましょう。この2学期も、共立女子第二中学校・高等学校らしい、元気な活動が展開されることを期待しています。
 最後に、中学校や高等学校への受験学年となった児童・生徒の皆さん、残り5か月の授業や自宅等での学習活動が有意義のものとなるよう願っております。引き続き、本校説明会では生徒(2KRT)が皆さんをアテンドし学校生活の様々情報を発信していきます。教職員一同、本校生徒と共に学校生活を送る日を待ち望んでいます。