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更新日:2023年11月14日

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【特別教養講座】東京凸凹(デコボコ)地形学習「都電貸切ツアー!編」

 

 

生徒による東京凸凹(デコボコ)地形学習「都電貸切ツアー!編」の紹介動画

 

 10月18日の創立記念日に、中学1年生から高校1年生までの17名が参加して、東京の地形学習を行いました。
午前中は学校で、東京にある台地と平地ができた自然の歴史を学びました。10万年前の氷河時代が一つのポイントであることが理解できたところで、午後から校外に出ました。


 まず向かったのは西巣鴨駅です。この近くは千川上水の終点があり、そこから地形のデコボコを頼りに水路跡を探るように王子駅まで歩きました。すると、いきなり崖が表れました。ここをみんなで降りて王子駅へ行きました。この用水の水を利用して王子製紙をはじめとする製紙、印刷業がこの地にできたことを確認しました。

 その後、都電の始発駅三ノ輪橋駅に向かいました。14時発の貸切電車で反対側の終点早稲田駅に向かって1時間の旅です。途中の王子まで30分、ここまでは平坦な平野が続きます。そして後半の30分は武蔵野台地の上を走ります。川が削った小さな谷筋を何度も上り下りしながら走ります。終点の早稲田駅のすぐ近くまで一気に下りる下り坂は迫力満点です。


 普段、電車に乗るというと私たちは、ただ移動する手段、と考えますが、今回のように車窓から景色をじっくりと観察すると、実に地形に忠実に上り下りをして、さらに右に左に曲がりながら線路を走っているということがわかりました。

 なお、本校は今年の夏に「地形図がある学校図書館の創設プロジェクト・モニタリング校」に指定を受けました。
教科室では国土地理院の地形図の東京都分すべてを閲覧できるようにしました。今回の東京の凸凹地形学習はその一環としての企画です。
 冬休みには、渋沢栄一の生きた時代の景色を求めて丸ノ内から日本橋にかけてを歩く企画をしています。