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更新日:2021年02月22日

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高校文化部企画『ホテル雅叙園東京・百段階段見学』

PTA高校文化部主催で、高校の保護者対象のホテル雅叙園東京の見学会を行いました。その様子についてレポートします。

 

2月の寒さ和らいだ晴天の日、『ホテル雅叙園東京・百段階段見学』へ行って参りました。

 

会場となっている百段階段は、1935年に建てられた「ホテル雅叙園東京」の現存する唯一の木造建築です。天井や欄間等に趣向を凝らした7部屋を、99段の長い廊下が繋ぎ、“昭和の竜宮城”と謳われた当時を彷彿とさせます。

 

百段階段の百の縁起ものと期間限定の早春を彩る桃の節句の装飾は、子供の健やかな成長を願う景色を楽しむことができます。そしてたくさんの幸せが訪れますようにという、あたたかい思いを込めた風習を、これからも大切にしていきたいと、そっと感じるのです。

 

まず入り口にあるつるし飾りの華やかさに圧巻。帯を使用し、一つ一つ丁寧に制作されたものだと、偶然お会いし、つるし飾りを制作された、江戸崎つるしびなの会の方に教えていただきました。十畝の間にある“ねずみの嫁入り”のねずみ達は、皆豪華な衣装を纏い、とても嬉しそうな表情をしています。花嫁・花婿は、皆にお祝いをしてもらい、幸せに暮らしたと想像すると、自然と気持ちが華やぐものです。99段目の頂上の間では、一面のつるし飾りに魅了されます。そして百段階段が99段であったことに気づきます。それは縁起担ぎの理由からだと教えてくれる、最後まで楽しめる展示となっています。

 

ホテル雅叙園東京は、一日居ても飽くことのないと言う考えのもとに作られているそうです。

是非お天気の良い日にゆっくりと、時を超えて春の訪れを寿ぐ百段階段の百の縁起ものと期間限定の早春を彩る桃の節句の装飾を、お楽しみいただけましたらと思います。