美術の視点から「空間」や「モノ」を学ぶこと。
それが建築・デザイン学部の大きな特徴です。
美術の視点とは、美に対する感性や五感に響く表現力のこと。
あなたが何かを目にして、「キレイだなあ」と感じるその感覚です。
それを磨き続けて、使い手の暮らしや心までも豊かに、幸せにする。そんな「空間」や「モノ」の作り手をめざしませんか。
美術の視点から学ぶ
美しい「空間」は心地よく、美しい「モノ」は使いやすく、
そして、どちらも末永く使い続けられます。
では、心地よさ、使いやすさとは何でしょう?
その答えは十人十色。
建築にもデザインにも正解はなく、ものづくりを行うとき、
原動力になるのはあなた自身の感性や感覚です。
それを大切に磨きながら、
美術の視点から建築とデザインを総合的に学び、
創造的に形にしていく力を身につけます。
※文系科目での受験も可能です。
都心で“生きた教材”に
触れる
建築やデザインを学ぶうえでは、名だたる建築や最新のデザインに触れることも重要な学びの一つ。
そこで有利になるのが都心のキャンパスです。
大手町や丸の内エリアに隣接するキャンパス周辺には、数々の歴史ある建築や最新技術を駆使した建築をはじめ、
美術館、ミュージアム、老舗店舗など、多様な建築やデザインが存在。
身近で生きた教材に触れるチャンスが数多くあります。
協働力を磨く
課題解決型授業
建築やデザインは個人制作のように思われがちですが、実は様々な人とのコラボレーションです。
作る人以外にも、それを管理する人、クライアントなど、
多様な人の働きがあって完成します。
そうした仕事に不可欠な、他者と協働するためのスキル、プレゼンテーション能力、
コミュニケーション能力を養うために課題解決型授業を実施。
建築やデザインの力で課題を解決する能力を、
実践を通して磨きます。
経験の宝庫、地域連携プロジェクト
課題解決型授業では、
たとえば、「神保町の活性化を目的にデザインを提案・発表する」など、
地域社会と連携しながら地域が抱える課題の解決にチームで取り組みます。
そのプロセスには、チームにおける自分の役割を理解する、
メンバー間の意見の違いを乗り越える、地域社会について知る、
地域特性を活かしたアイデアを考えるなど、
実社会で活きる貴重な学びと経験が凝縮されています。
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基礎から着実に
ステップアップ専門科目には、建築・デザインの基礎を広く学ぶ「共通領域」と、それぞれの専門性を深める「建築領域」「デザイン領域」があり、建築コースもデザインコースも基本の「き」から始めて着実にステップアップ。両コースの学生がコースを横断してチームになって取り組む授業もあり、刺激し合いながら総合力を高めます。
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先生+「助手さん」が
サポート学生と先生の距離が近く、気軽に研究室を訪れて質問できるなど、“小さな女子総合大学”ならではのアットホームな環境も特徴の一つです。また、先生だけでなく、ものづくりの先輩である「助手さん」が学びを常にサポート。何でも相談できて、学生と先生の架け橋にもなってくれる心強い存在です。
クリエーションスタジオ
デジタルクリエーションラボ
2023年4月、「クリエーションスタジオ」と「デジタルクリエーションラボ」を新設予定です。
主な用途として、スタジオは設計・制作の授業や個人のものづくりスペースとして、ラボには3Dプリンタや大型出力機、レーザーカッターなどの機器を配し、建築環境の再現や立体造形物の制作などを行うことを想定。アイデアを形にする環境を整え、個々の創作活動をサポートします。
建築コース
時代に合った「空間」「モノ」「まち」を創造。人間や環境を理解し、美術センスと技術を磨き、それらを統合化する力を修得する。
- 建築分野
- 建築の設計を中心に、
それをとりまく周辺の領域について学修
- インテリア分野
- インテリアデザインを中心に、
空間やライフスタイルについて学修
- まちづくり分野
- まちづくりを中心に、
文化や手法など、とりまく領域について学修
デザインコース
豊富な演習を通してデザインを学ぶ。グラフィックとプロダクトの2分野で、人が生きていくために必要な場を豊かにするアイデアを形にする力を修得する。
- グラフィック分野
- グラフィックデザインを中心に、メッセージや情報を伝える広告・WEB・映像について学修
- プロダクト分野
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産業に関わる生産品や生活に関わる日用品の
企画、デザインおよびクラフトを中心に学修
建・デと話そう
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- Q1.建築・デザインに興味はあるけど
新学部なので不安です。 -
A1.建築・デザイン学部の出発点は、共立女子大学に1968年に開設された家政学部生活美術学科です。
その後、2007年に建築・デザイン学科に改組し、時代のニーズをとらえた改革を続け、このたび「建築・デザイン学部」の誕生となりました。
ですから、新学部ではありますが、50年以上の実績があります。卒業生も大勢います。2023年4月には教学内容をさらに発展・充実させてスタートしますので、楽しみにしていてください。
- Q1.建築・デザインに興味はあるけど
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- Q2.ものづくりの経験はないけど
大丈夫ですか? - A2.つくることが好き。建築に興味がある。デザインできるようになりたい。その情熱や好奇心があれば心配無用です。ものづくりの知識や技術は一から学べる体制があります。実際に手を動かして、ものづくりを経験しながら学ぶ演習も1年次から始まります。たとえデッサンが苦手でも、練習すれば必ず上達します。現在の建築・デザイン学科の学生たちも、入学時はものづくり初心者という人がほとんどでした。けれども今では、一人ひとりが自分の表現を見つけ、形にする力を身につけています。そのエネルギーの源になる「好き」「やってみたい」という思いを、何よりも大切にしてください。
- Q2.ものづくりの経験はないけど
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- Q3.建築やデザインに向いているのは
どんな人ですか? - A3.心地よさも使いやすさも、十人十色の答えがある建築・デザインの世界。そこで生きていく人に大切なのは、自分の感性や感覚を磨き、それを軸に新しい価値を創造することです。一方で、自分とは異なる価値観をもつ、多様な人たちとともに仕事を進める力も必要でしょう。自分の感覚を信じ、周囲とのコミュニケーションも大切にものづくりをする人。また、正解のない建築・デザインを「好き」になり、やり続けることができる人。そんな人を歓迎します。
- Q3.建築やデザインに向いているのは
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- Q4.文系ですが
学びについていけるでしょうか? - A4.建築・デザイン学部が重視している「美術の視点」。これは、あなた自身の感性や感覚と言い換えることができると思います。美しいものを美しいと感じる心、理論やデータだけでは測れない五感に訴える力。そうしたものに共感できる人なら、理系も文系も関係ありません。むしろ文系の視点は、人々が活動する場をつくる建築にもデザインにも大いに活かすことができるでしょう。授業は文系出身者でも理解できる内容になっています。
- Q4.文系ですが
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- Q5.建築やデザインの仕事は難しそう。
就職できますか? - A5.建築もデザインも人の暮らしを根底から支える仕事。その知識や技術を活かすことができるフィールドはたくさんあります。これまでの建築・デザイン学科の卒業生の進路も、建設業、建築設計事務所、デザイン事務所、小売業、不動産業、製造業、生活関連サービス業をはじめ多岐にわたっています。さらに、共立女子大学では、入学直後から手厚いキャリア支援がスタート。一人ひとりの希望や特性を尊重しながら、就職活動を納得できる結果に導く、きめ細かなサポートを行っています。
- Q5.建築やデザインの仕事は難しそう。
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- Q6.どんな先生がいますか?
- A6.建築の設計、住宅の設計、インテリアの設計、古民家再生、環境の設計、まちづくり、グラフィックデザイン、タイポグラフィ、プロダクトデザイン、電車のデザインなど、各分野の第一線で活躍している先生たちが、建築とデザインそれぞれのコースの学生の学びをサポート。ゼミでは、先生の専門分野に応じて、「空き家の改修による地域の拠点づくり」「地元の素材を使ったものづくり」など、多種多様なプロジェクトが展開されています。
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- Q7.建築やデザイン以外のことも
学べますか? - A7.大学には一般教養と呼ばれる教養科目があります。これは、卒業するために欠かせない科目であると同時に、仕事をするうえでも基礎となる教養を学ぶもの。英語やフランス語をはじめとする外国語科目から情報リテラシー、法律、政治、マーケティング、健康スポーツなどまで非常に幅広い分野があります。さらに、独自のプログラムによって、これからの時代に求められる「リーダーシップ(他者と協力し合いながら物事を進めていく力)」を修得できることは、共立女子大学ならではの特徴です。
- Q7.建築やデザイン以外のことも
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- Q8.アルバイトは出来ますか?
- A8.日々の課題、作品制作、ゼミ活動、コンペへの参加…建築やデザインを学んでいる学生は忙しい。これは事実です。でも、学びとアルバイトを両立している学生も大勢います。中には、バイト先のカフェで頼まれてメニューを制作するなど、自分の専門知識やスキルを活かしている人も。学びもアルバイトも手を抜きません。