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vol.38

共立の卒業生にインタビュー!

働き女子のホントのキモチ

「母校の先生になりたい、大学4年生の秋から猛勉強しました」

2019.12.24

共立女子第二中学校高等学校

加藤 弥生(かとう・やよい)さん

養護教諭。看護学部・2017年度卒業

中学校から共立女子学園出身の加藤さんは、母校の先生になりたいという夢を養護教諭として実現。看護学部を卒業後、養護教諭になるまでにどんな苦労があったのでしょうか? 母校で生徒を見守りながら働く日常についても話を聞きました。

先生という憧れの夢に、向き合わせてくれた恩師

「共立女子大学に入学した頃は、母校の養護教諭になりたいという憧れを持っていました。共立女子第二中学校高等学校(以下、二中高)はあたたかい環境で、生徒一人ひとりを見てくださったので、先生達のようになりたいと思っていたんです」
 
しかし、就職活動する頃になると、その気持ちを忘れてしまっていたそう。それを思い出させてくれたのも、母校の先生。
 
「大学4年の夏、母校の陸上競技部の合宿で二中高のグラウンドに行ったときに、中、高でずっとお世話になっていた顧問の先生から“学校の先生になりたいんじゃなかったの?”と言われてハッとしたんです。そこから、養護教諭特別別科を目指そうと正式に決意しました」
 
看護学部を卒業して養護教諭になるには、看護師の国家資格を取得した後、国立大学に設置された養護教諭特別別科に1年通うのが最短の道。加藤さんは、4年生の秋から、看護実習、卒業論文、看護師国家試験、養護教諭特別別科の試験に取り組むことに。4つが重なったのをどう乗り越えたのでしょうか?
 
「今振り返っても、大学4年生の後半は本当に忙しかったです。でも、立ち止まってはいられません。ゼミの先生には全てのスケジュールの見通しを立ててもらい、別の先生に国家試験の過去問をいただいたりして、いろいろな先生にお世話になりました。その甲斐あって、すべてうまくパスすることができたんです」
 
加藤さんは気合いでまず夢への一歩を踏み出しました。

▲大学4年間は病院内にある外資系チェーンのカフェでアルバイトを経験。「年配の利用者には丁寧に説明し、逆に医師の先生にはスピーディーに対応するなど臨機応変に動きました」

特別別科で養護教諭の勉強と就職活動を両立

共立女子大学を卒業後は、新潟大学の養護教諭特別別科に進学。入学と同時に、1年で養護教諭になるための勉強と就職活動を並行して進めなくてはなりません。
 
「勉強の部分では、看護学部出身なので、まず教育とは何かというところから始めて、基本的な養護教諭の知識を身につけ、自分の養護教諭像を確立させていきました。一方、就職活動では、私は私立の養護教諭を希望していましたが、かなり苦戦を強いられることに。というのが、養護教諭特別別科の学生の半分は、看護師出身。社会人経験の差が出たのか、看護師出身の人達が内定を獲得していく様子を見て焦りました」
 
しかし、1月末になって母校である二中高から募集がきます。元々、母校で働くのが夢だった加藤さんには願ってもないチャンス。面接に向けて猛レッスンをスタートしました。
 
「何としても内定を獲得するため、学内の校長経験もある先生に応募書類の添削をしてもらったり、私立で働くOBに話を聞きに行ったりして、とにかくできることはなんでもやりました」
 
そして、迎えた面接当日——。
 
「最初は緊張していましたが、面接会場に入ると、校長先生も教頭先生も教務主任の先生もお世話になった先生ばかり。習っていた先生が面接官だったこともあって、気持ちをストレートに伝えられました。高校卒業後どんなことを学んできたか、共立女子学園の大好きな部分を思いっきり語ることができました」
 
こうしてうまく面接を乗り切ったこともあり、見事、母校で採用が決まりました。

▲加藤さんが通った養護教諭特別別科は新潟大学や山形大学などの国立大学に設けられ、書類請求が私立大学ほど簡単ではないため、志望する場合は余裕を持って準備するのがおすすめだとか

生徒の意思を受け止めるのが共立女子学園らしさ

二中高の養護教諭になって2年目の現在は、保健室で生徒の健康を見守る毎日。中学と高校の両方の生徒に対応していて、もう一人の先生と2人体制で保健室を開室しています。
 
「基本的には、保健室に来る生徒の対応をするのがメインの仕事です。そのほか、保健だよりの作成、校外学習の引率、健康診断の準備とフォローがあります。体育大会の日は準備期間も含めて、多くの生徒が怪我の手当てにくるので忙しいですね。今は知識でわかっていても、判断の難しい病気や怪我もあります。もう一人の先生の指導をもらって、1日も早く一人で判断できるようになるのが目標です」
 
そんな毎日のなかで大切にしているのが、共立女子学園らしい養護教諭像を守ること。
 
「中学や高校時代を振り返っても、先生達は必ず私の意志を一度受け止めて、尊重してくれたのを思い出します。それが私の理想の養護教諭像。なかには頻繁に保健室にきたり、元気そうなのに保健室に来る生徒もいますが、ただ戻りなさいというのではなく、一度受け止めるようにして、どうしても保健室で受け入れられない時もプラスの一言をかけるように意識しています。やはり、大切に対応してもらったという思いはなくしてほしくないですからね。今後は、生徒一人ひとりの状態をより把握できるよう、放課後にグラウンドなどに顔を出して、部活動をしている普段の様子もチェックしていきたいと思います」
 
高校時代に描いた夢を叶え、充実した日々を送る加藤さん。学生時代にはどんなことをやっておいたらいいかアドバイスをもらいました。
 
「私は大学時代に学外の3つのサークルに参加したり、母校の陸上合宿に顔を出したりしていました。結果的に、母校の先生に進路を決めるきっかけをもらいましたが、それ以外にもたくさんの人と関わることができたのがいい経験になっています。育った環境が違う人と出会うことで、いろいろな考え方や気持ちを知ることができるもの。それは、将来を決めるときにも役立つと思います」
 
加藤さんは、いろんな人との出会いを大切にしてきたことで今の自分を見つけました。出会いを尊重することは自分の人生も大切にすることにつながるのかもしれません。

▲保健室の前の掲示物をつくるのも加藤さん。「コンタクトのトラブルが多かったので、わかりやすくケア方法をまとめました」

働き女子のリアルを斬る、一問一答!

働き女子のお仕事以外の顔が見てみたい! そこで、ちょっとミーハーな質問から、秘密のプライベートをのぞいちゃいます♪

Q1.習い事はしていますか? していれば、何を習っていますか?
A1.着付け教室に通っています。きれいな所作を身に付けたいですね!
 
Q2.趣味やはまっていること、マイブームは?
A2.散歩。大学時代に神保町を巡って以来、街歩きの楽しさにハマっています。
 
Q3.自慢できる特技は?
A3.着付けを習っているので、訪問着や留袖、振袖、袴、浴衣が着られます。
 
Q4.よく使う、スマホアプリは?
A4.「Pokémon GO
 
Q5.今行きたい海外は? また、その理由は?
A5.シンガポール。中学時代の恩師に会いにいきたい!
 
Q6.好きなタイプの異性は?
A6.目と眉毛が近くて、鼻が高い人!
 
Q7.休日の主な過ごし方は?
A7.学生時代の友達とあう。いつも笑いが絶えず、会うとホッとします。
 
Q8.1ヶ月お休みがもらえたら何をしたい?
A8.気がすむまで、のんびり!
 
Q9.憧れている女性は?
A9.大好きな母。家族のことを一番に考えてくれます。
 
Q10.好きな映画は?
A10.『ハリーポッター』シリーズ。『海の上のピアニスト』
 
Q11.社会人になって一番変わったことは?
A11.シャープペンシルの出番がなくなった。
 
Q12.スキンケアやメイクのポイントは?
A12.シュウウエムラのメイク道具を使うと、ハッピーな気分になります。
 
Q13.最近、一番うれしかった出来事はなんですか?
A13.体育大会の先生リレーに出場。恩師からバトンをもらって大好きなグラウンドを駆け抜けました!
 
Q14.共立女子大で、一番思い出に残っていることは?
A14. 卒論の時期に閉館時間までがんばったこと。「また、12時間後〜」と翌日も朝早くから作業していました。

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