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vol.37

共立の卒業生にインタビュー!

働き女子のホントのキモチ

「大学時代から繋がりをつくって、陸上競技部の管理栄養士になりました」

2019.12.05

國學院大学陸上競技部

安彦のぞみ(あびこ・のぞみ)さん

管理栄養士。家政学部食物栄養学科・2015年度卒業

大学陸上競技部の男子部員を管理栄養士として支える安彦さん。管理栄養士のなかでも、スポーツ栄養の分野は、まだまだ新しい世界。4年前の入社以来、一人で奮闘する安彦さんに、どのように内定を獲得し、活躍されているのかを聞きました。

現役栄養士の先輩とともにボート部をサポート

中学・高校時代、クロスカントリースキーに打ち込み、インターハイ優勝を果たしたことのある安彦さん。共立女子大学に入学したのは、管理栄養士になりたかったからだそう。
 
「中高とスポーツをしていた経験から、将来はスポーツ栄養にかかわる仕事がしたいと高校生の頃に決めました。そのため、食物栄養学に実績のある共立女子大学に入学。ゼミでは公衆栄養学を選択し、生活習慣と栄養の関わりを学びました」
 
さらにスポーツ栄養について、もっと学びたいと思っていた安彦さんは、その繋がりを持つため、積極的に大学の外へも目を向けていたと言います。
 
「大学2年生の後半から、共立女子大学の卒業生でスポーツ栄養の分野で働いている先輩のセミナーを聴きに行ったり、栄養士同士の交流会にも参加させてもらいました。学生時代から現場で働いている人に出会えたことで、さまざまな刺激を受けましたね」
 
実際に、共立女子大学ボート部の合宿に先輩栄養士と共に参加し、一緒に活動したこともあったそう。
 
「大学ボート部の合宿所が埼玉の戸田にあるので、週末に足を運んで、学生向けの栄養セミナーをしたり、朝食と夕食の献立づくりや食事提供をしました。私自身は、スポーツ栄養のサークルまで立ち上げたくて、後輩と勉強会をしたりもしていました。残念ながら、卒業までに果たせませんでしたが、先輩と一緒に活動できたのはすごく勉強になりました」

▲学生時代につながりを持った栄養士の先輩達とは今でも交流があるそう

学部生同士でがんばり、ハードな4年生の時期を乗り切る

3年の秋からは就職活動をスタート。安彦さんはどのように活動を進めたのでしょうか?
 
「当初はスポーツ栄養の仕事を求めていましたが、求人はほとんどないことがわかりました。先輩にそのことを相談すると、管理栄養士の経験を積んでから、スポーツ栄養の仕事に就く方法もあるとアドバイスをもらったんです。そのため、管理栄養士のキャリアが積める、給食委託会社や食品メーカーの情報収集から始めました」
 
やがて4年生になると、卒業論文と国家試験のための実習や試験勉強も入ってきます。ハードスケジュールは、同じ学部生同士でがんばることで乗り越えたそう。
 
「管理栄養士の実習期間中が一番ハードでした。試験勉強と卒論は、友達と計画を立てて進めるようにして、朝早くから大学に行き、研究室にこもって過ごした思い出があります。みんなで一緒に受かろうという雰囲気があったので、がんばれました」
 
そんなとき、思いがけずスポーツ栄養士を目指すチャンスが舞い込みます。
 
「3年生の頃、ゼミの教授だった先生に國學院大学の夏合宿の見学に連れて行ってもらっていたんです。4年になって、その國學院で管理栄養士をされていた方が退職されることになって、面接の機会をいただきました。面接では、監督や理事にスポーツ栄養を学びたくて大学に入学したこと、競技経験者であることを強みとしてアピール。経験がない私を採用するのは大学としても勇気が必要だったかと思いますが、とにかく熱意を伝えました」
 
その結果、見事に内定を獲得。願っていたスポーツ栄養の仕事を新卒でつかむことができました。

▲「新卒でチャンスをもらえたのは教授や卒業生とのつながりのおかげでもあります。実績のある共立女子大学に入学して良かったです」

陸上競技部の出雲駅伝での優勝に貢献!

國學院大学陸上競技部への内定が決まると、4年生の2月から研修がスタート。陸上部の管理栄養士は一人のため、前任者との引き継ぎも兼ねられていました。
 
「陸上競技部の学生は、全員が寮生活。朝夕の献立作成と調理提供が基本の仕事になります。はじめは、部員60人分を一人でつくらなきゃいけなくなることが衝撃でした。実習では60人分を何人かでつくることはあっても一人でつくったことがなかったからです。大量調理の方法を覚えたこの期間は、学びが大きかったですね」
 
入職してからも、部員の体調を気づかって食事を提供する日々。どんなことを大切にしているのでしょうか?
 
「意外に思われるかもしれませんが、まずは自分の体調管理が一番です。私が風邪を引いてダウンしてしまうと、食事提供はストップしてしまいますし、悪いウイルスを寮に持ち込んでしまうこともあるからです。衛生面は基本ですからね。栄養面では、陸上競技の選手たちなので、脂質を削りながらも、食べ応えのあるメニューを心がけています。それから選手たち自身で栄養管理ができるように、セミナーを開いたりもしています」
 
そんな日々の努力の甲斐もあって、この秋開催された出雲駅伝では、國學院大学が見事に優勝。その日は学生寮の食堂で、残った部員達とテレビ応援していたそう。
 
「テレビの前で途中からイケるかもと思って、みんなでどんどん盛り上がっていきました。今回、優勝したときに襷(たすき)のつながりを感じました。私と一緒に入った去年4年生だった学生がシードを勝ち取ってくれたおかげで、今回の出雲駅伝出場がありました。少しは私も力になれたかな、と思うと本当に嬉しかったですね。来年からは、選手一人ひとりに踏み込んだ栄養指導をしたいと思います」
 
最後に、同じようにスポーツ栄養の道に進みたい学生へ安彦さんからアドバイスをもらいました。
 
「学生のうちは今しかできないことをやってほしいですね。私も学生の時に栄養士の現場を見せてもらったり、いろんな方と知り合う機会を求めたことで今があります。自分の興味があることに時間をさけるのは今だけ。興味のある方向に向かって自分のやりたいことを発信していけたら、自分の好きなことへの繋がりが見出せると思います」
 
安彦さんが第一志望のスポーツの現場での管理栄養士として新卒から活躍できたのは、学生時代の行動力があったから。働きかける一歩が将来を決めてくれるのかもしれません。

▲廊下に貼る栄養管理ボードを作成するのも安彦さんの仕事。「貧血対策などの情報をアップしています」

働き女子のリアルを斬る、一問一答!

働き女子のお仕事以外の顔が見てみたい! そこで、ちょっとミーハーな質問から、秘密のプライベートをのぞいちゃいます♪

Q1.趣味やはまっていること、マイブームは?
A1.散歩。大学時代から歩くのが大好きで、授業の空きコマに皇居周辺を歩いたり、神保町から杉並まで歩いて帰ったこともあります!
 
Q2.自慢できる特技は?
A2.クロスカントリースキー。高校時代はインターハイで優勝しました!
 
Q3.よく使う、スマホアプリは?
A3.「Instagram」「Twitter」
 
Q4.今行きたい海外は? また、その理由は?
A4.北欧でオーロラが見たい。学生時代に行っておけばよかったかな。
 
Q5.好きなタイプの異性は?
A5.さわやかで誠実な人。
 
Q6.休日の主な過ごし方は?
A6.ゆっくり料理すること。この前は、イカの塩辛を作りました!
 
Q7.1ヶ月お休みがもらえたら何をしたい?
A7.地元の山形に帰って、お世話になった方にゆっくり会いたいです。
 
Q8.憧れている女性は?
A8.先輩の栄養士。スポーツ栄養士として自信も経験もあって引き出しが豊富。あんなふうに活躍したいです。
 
Q9.好きな映画は?
A9.『レ・ミゼラブル』。ミュージカルも観るほど大好きです。
 
Q10.社会人になって一番変わったことは?
A10.しっかりと睡眠をとるようになりました。
 
Q11.スキンケアやメイクのポイントは?
A11.ナチュラルメイクを心がけています。
 
Q12.最近、一番うれしかった出来事はなんですか?
A12.出雲駅伝で部員達が優勝してくれたこと。

Q13.共立女子大で、一番思い出に残っていることは?
A13.大学にいることが多くて、ラウンジで勉強したりの日々。毎日、友達と会えること自体がいい思い出です。

Q14.共立女子大・短期大学の一番の自慢を教えてください。
A14.先生方の面倒見の良さと便利な立地。毎日、どこへごはんに行こうか楽しみでした。

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