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vol.18

共立の卒業生にインタビュー!

働き女子のホントのキモチ

「大学での学びや余暇でやってきたことが、わたしの強みになっています」

2018.01.17

SMBC日興証券

森 瑠菜(もり・るな)さん

上野支店勤務。家政学部・被服学科・2012年度卒業

「大学に入学したら、好きなことを思いきりしよう!」。

森さんは、大好きなファッションを学ぶため、進学する時は迷わず、被服学科を専攻したといいます。大学での学びもアルバイトも、アグレッシブに取り組んだ森さんのキャンパスライフは、どんなものだったのでしょうか。

“仕事のできる”バイト仲間との貴重な出会い

「大学時代は、アルバイトをたくさん経験しました。塾講師や家庭教師、レンタルビデオ店の店員のほか、土・日曜日は結婚式場でも働きました。就職活動中は、短時間でも働ける、コンビニエンスストアでアルバイトをしました」
 
さまざまなアルバイトをしていた森さんが、最も思い出深いと話すのは、趣味と直結していた、レンタルビデオ店でのアルバイトだそうです。
 
「元々、映画鑑賞が趣味だったので、レンタルビデオ店でのアルバイトはただただ、楽しかったですね。一緒に働いている仲間も、作家や脚本家を目指している人、俳優志望の人など個性豊かな人ばかりでした」
 
その中でも、森さんの進路に大きな影響を与えた同僚との出会いは、特別なものでした。
 
「とても仕事ができるアルバイト仲間がいて、その人の就職先が、証券会社でした。当時、金融業界に興味はなかったものの、『こんなに仕事ができる人が希望する業種なんだ…』と、記憶の片隅に残っていました。わたしが弊社への入社を希望したきっかけとなった、貴重な出会い。そのアルバイト仲間とは今でも交流があり、ときどき、相談にのってもらっているんですよ」

▲「アルバイト教育に力を入れているレンタルビデオ店だったので、社会に出る前の心構えやマナーが学べました」

好きなことをやりきった分、就職活動はひたむきに

大学の講義はしっかりと受け、空いた時間は、アルバイトで社会経験を積んでいた森さん。大学生活は、とても充実したものだったようです。
 
「やりたい!と思ったことは、ためらわずに挑戦した4年間でした。特に、大学2年生の時、フランスを旅したのはいい思い出です。フランス語教授のアテンドで、文芸学部 フランス語フランス文学コースの学生たちとパリ、ベルサイユ、モン・サン=ミシェルを巡りました。教授が美術館解説員の資格をお持ちだったので、フランスの芸術・美術の世界を満喫させていただきました」
 
「大学ならではの恩恵を受けて、いろいろな経験をしました」と、森さん。キラキラとしたキャンパスライフである一方、就職活動も堅実に行っていたようです。
 
「3年生の12月スタートの人がほとんどでしたが、私は外資系企業が解禁する10月からスタートしました。アパレル業界やデザイン会社、出版社など、ありとあらゆる業種を検討して、最終的に約100社を訪問。結果的に、アルバイト仲間の影響や、共立女子のOGが活躍していたので、弊社を第一志望としました」
 
それほど多数の面接に挑めば、当然、残念な結果もあるはず…。しかし彼女は、常にポジティブだったと振り返ります。
 
「100社もアタックしていると、忙しすぎて、落ち込む暇がなかったかもしれません。それよりも、面接で『頑張っているね!』と褒めてくださった企業さんからNGだった時の方が、気持ちが沈みました(笑)」
 
森さんが、寝食を削るほど就活へ打ち込めた原動力は、一体、何だったのでしょうか。
 
「就活が始まるまでの3年間、自分の好きなことを思い切りやりました。だから、就活期間だけは頑張ろうと心に決めていました。就活には必ず“終わり”があります。それも、モチベーションになっていた気がします」

▲内定が決まった後は、家族と北海道やヨーロッパを旅したのだとか

「共立女子大学卒業です!」と言えることが、一生の財産

4年生の4月中旬、現在お勤めのSMBC日興証券への就職が内定。しかし、森さんには、入社するまでに取得しなければならない“資格”がありました。
 
「証券会社に入社するには、“証券外務員一種・二種”の資格が必要です。これがないと、電話を取ることもできません。12月に卒業論文を提出してから、勉強をしました」
 
無事に資格を取得し、2013年4月に入社。現在は、証券外務員5年目で、富裕層や中小企業へ向けた、資産運用の提案やコンサルティング業務などを担当しています。
 
「入社当時は何もできなくて、先輩に怒られてばかりでした。でも今は、担当のお客さまと、海外旅行や映画の話、本の話題を楽しく話せることが、わたしの強み。大学での学びや余暇でやってきたことが雑談の引き出しになり、仕事にいかされていると実感しています」

▲「結婚して3年。今後、ライフステージが変わっても仕事は続けたい」と話す、森さん


最後に、金融業界を明るく力強く歩んでいる森さんから、在学生の皆さんへメッセージをいただきました。
 
「わたしは、大学時代に図書館をよく利用しました。共立女子大学は、大学の制度や設備が充実しているので、積極的に活用することをおすすめします。また、出身大学に伝統があることは、大きなメリット。社会に出た時、出身大学を聞かれる場面で「共立女子大学です!」と胸を張って言えるのは、一生の財産です。皆さんも、大学生活を思い切り楽しんでくださいね!」
 
つねに満面の笑みで受け答えをする、森さん。きっと、大学でも、アルバイト先でも職場でも、いつも周囲の人に愛されてきたことでしょう。いつも前向きで笑顔。それが、社会で生き抜くための最大の糧なのだと、彼女から教えられた気がしました。

働き女子のリアルを斬る、一問一答!

働き女子のお仕事以外の顔が見てみたい! そこで、ちょっとミーハーな質問から、秘密のプライベートをのぞいちゃいます♪

Q1.お稽古はしていますか?していれば、1カ月の費用は? A1.パーソナルジム。費用はひみつです
Q2.趣味やはまっていることは? A2.映画鑑賞。月に5本は映画館で観ています
Q3.今行きたい海外はどこ?  A3.ニューヨーク
Q4.主な休日の過ごし方は? A4.映画に行く、友人とご飯を食べたり、ホームパーティをする
Q5.1カ月お休みがもらえたら、何がしたいですか? A5.語学留学
Q6. 好きな映画は何ですか? A6.『007』シリーズ、『STAR WARS』シリーズ、『ノッティングヒルの恋人』
Q7.社会人になって一番変わったことは? A7.体型
Q8.仕事中の隠れ息抜き法は? A8. 外でコーヒーを買って、デスクで飲むこと
Q9.よく使う、スマホアプリは(複数回答可)? A9.「映画ランド」
Q10.体調管理で気をつけていることは? A10. 適度な運動
Q11.スキンケアやメイクのポイントは? A11.スキンケアアイテムは同じブランドで統一!
Q12.憧れている(目標にしている)女性はいますか? A12.アンジェリーナ・ジョリー
Q13.好きなタイプの異性は? A13.ユーモアのある人
Q14.自慢できる特技は? A14.早食い
Q15.大学の学食でよく食べていたメニューは? A15.Aランチ
Q16.共立女子大・短期大学の一番の自慢は? A16.立地の良さ、設備の良さ、伝統があるところ。教授陣がとても親切で、たくさん学べること

※ 記事中の情報は取材当時のものです。現在の状況とは異なる場合がございます。

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