130th ANNIV. SPECIAL WEB MAGAZINE Advance! キャリア形成と自立志向を「ジブンゴト化」するウェブマガジン

vol.8

共立の卒業生にインタビュー!

働き女子のホントのキモチ

「自分の仮説と全く違う結果が出るところが、マーケティングの魅力です」

2017.05.09

クラシエホームプロダクツ株式会社

矢作紗希(やはぎ・さき)さん

マーケティング統括部勤務。家政学部・被服学科・2013年卒業

クラシエホームプロダクツ株式会社で、マーケティング業務を担当している矢作紗希さん。大学で履修した授業でマーケティングの楽しさを知り、現職を目指しました。

市場調査の実習や授業がきっかけで、将来の夢ができた!

「私が卒業した家政学部・被服学科は、科目選択の幅が広い学科でした。様々な分野がある中でも特に面白そうだと感じた、アパレルに関するマーケティング論や販売論、企業論などが学べる授業を中心に履修。それらの授業で、アパレル企業がお客様や市場のニーズをくみ取り、企業戦略や商品開発に活かしているということを学びました」
 
特に、市場調査の実習が印象に残っているといいます。この実習がきっかけで、マーケティングの魅力に“はまった”のだそうです。
 
「在学中に、ちょうど“クールビズ”がスタートしました。そこで、わたしの地元・蕨駅と東京駅の駅前で、クールビズを実践している人を調査しました。当時はクールビズが浸透していなかったので、まだネクタイをしている人が多いだろうと仮説を立てましたが、予想とは裏腹に、どちらの駅でもノーネクタイの人を多く見かけました。そもそも、サラリーマンの皆さんは、ネクタイをしめたくなかったのかも?(笑)。思ってもいない結果に、マーケティングのおもしろさを感じた体験でした」
 
その後、矢作さんは、就職活動の時期を迎えます。マーケティングの仕事に就きたいという希望はあるものの、目指す業種には迷いがあったと話します。
 
「就職活動をスタートした当初は、被服学科で学んだし、やはりアパレル業界を目指すべきなのかな?と思っていました。でも、何だかしっくりこなかったんです…。そこで、大学の就職進路課の方や、高校時代の友人に悩みを相談。アドバイスをもらい、業界を絞る必要がないことに気付きました。それからは、業界を問わず、興味のある企業の研究をしたり、会社説明会に足を運んだりしました」

「ナイーブ」がきっかけでクラシエを志望し、内定!

就職活動期間は、就職進路課に足繁く通ったという矢作さん。「くじけそうになった時は、たくさん話を聞いてもらいました」といいます。いつものように就職進路課を訪れたある日、クラシエの新卒採用の情報を知ります。
 
「就職進路課の方から『クラシエから応募が出ているから、受けてみたらどう?』と、声をかけていただきました。全く自信がなかったのですが、『あなたならきっと大丈夫!』と、力強く励ましていただいて…。あの励ましで勇気をもらい、志望する気持ちが固まりました」
 
また、家族から聞いた、クラシエのボディソープのエピソードも、背中を押したといいます。
 
「看護師をしている母から、『ボディソープは“ナイーブ”じゃなくちゃダメという患者さんがいるのよ』という話を聞いていました。その人とって、唯一無二の商品を生み出せる企業にとても魅力を感じました。そして、私もいずれ、そういう商品に携われる仕事がしたいと思いました」
 
先が見えない就職活動に自信を失いかけながらも、家族や周囲の協力を力にして、見事、クラシエの内定を勝ち取った矢作さん。
 
「面接の練習は自宅で母と行い、くじけそうになった時は、目指す業種が違う友人に話を聞いてもらいました。本番の面接は、母との模擬面接のおかげで緊張せずに臨めました。本当に、周囲の人に感謝です!」

自分に合う企業との“縁”を信じて!

現在(2017年)、入社5年目の矢作さん。マーケティング統括部では、商品開発担当者に向けた市場動向の分析データなどを発信しています。
 
「最近は、ユーザーをお招きした座談会も担当させていただいています。主に商品をリニューアルする時などに行います。私たちは、手頃な価格が理由で購入されているのだと思っていた商品が、話を聞いてみると、品質を気に入って購入されていることが分かったりします。マーケティングをしてみると、自分たちの仮説と全く違う結果が出ることが多いですね。大学の授業でも感じたことですが、やはり、そこが面白さだと思います」
 
「マーケティングの仕事にやりがいを感じているので、もっと深めたい」と語る矢作さんに、今後のキャリアプランを聞きました。
 
「最近、弊社で話題になっているのが、他社の高価格帯のシャンプーです。Webを中心にしたPRが功を奏し、売り上げを伸ばしています。弊社でも、時代の動向にフィットした、効果的なプロモーションが課題となっていて、そのためには、マーケティング統括部から精度の高い情報を発信することが必要だと思います。まだまだ、マーケティングの世界は奥が深いので、分析力・マーケティング力を高めていきたいですね!」
 
最後に、現在、就職活動中の学生へ向けてメッセージを聞きました。
 
「就職活動自体はゆっくりのスタートでしたが、SPI対策だけは早めに行いました。SPIをクリアしないと面接に進めないので、皆さんにも早く始めることをおすすめします。大学が提供しているプログラムなどを活用してはいかがでしょうか? それから、就職活動をしんどく感じると、『希望じゃない会社だけど、いいかな…』と、妥協したくなるかもしれません。でも、あきらめなければ、自分に合った企業が必ず見つかると思います。いいご縁があると思うので、つらい時を踏ん張って、乗り越えてほしいですね!」
 
周囲の励ましを前に進むパワーに変えられたのは、彼女の素直さあってのこと。矢作さんの柔和な女性らしさが、成功への鍵になったと感じました。そんな先輩の姿は、きっと、就職活動に迷う共立生のお手本になるでしょう。

▲「自分が関わった商品が、市場に出回ることがやりがいです」と語る、矢作さん

働き女子のリアルを斬る、一問一答!

働き女子のお仕事以外の顔が見てみたい! そこで、ちょっとミーハーな質問から、秘密のプライベートをのぞいちゃいます♪

Q1.趣味やはまっていることは? A1.「WANIMA」というバンドにはまっています!/Q2. 1カ月にかけるお稽古の費用は? A2.ホットヨガに1万円ぐらい/Q3.1カ月の携帯代は? A3. 1万円ぐらい/Q4.今はまっている、スマホアプリは? A4.アマゾンプライムビデオ/Q5.仕事中の隠れ息抜き法は? A5.甘いものを食べる/Q6.今行きたい海外はどこ? A6.ハワイ!/Q7.主な休日の過ごし方は? A7.ご飯を食べに行ったり、ショッピングをしたりしています/Q8.好きな異性のタイプは? A8.素直な人/Q9. 好きな映画は何ですか? A9.『プラダを着た悪魔』/Q10.社会人になって一番変わったことは何ですか? A10.体調管理を心がけるようになりました!/Q11.朝ヘアメイクにかける時間は? A11.30分/Q12.1カ月お休みがもらえたら、何がしたいですか? A12.旅行に行きたいです/Q13.憧れている(目標にしている)女性はいますか? A13.お母さん/Q14. 大学の学食でよく食べていたメニューは何ですか? A14.から揚げが入ったサラダ!/Q15.共立女子大・短期大学の一番の自慢を教えてください A15.駅近! 教職員の方が親身になってくれるところ

※ 記事中の情報は取材当時のものです。現在の状況とは異なる場合がございます。

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