春休みの幼稚園

　幼稚園は春休みに入っています。

　こばと組（年長組）が植えて育ててきたクロッカスがきれいに咲きました。卒園式までに咲かなかったので見ることができず、残念だったことでしょう。日当たりの良い踊り場で気持ちよさそうに咲いています。

　おひさま組（年中組）が保育室で育てていたヒアシンスも、春休みに入って咲き始めました。立派に咲いてほんのり良い香りもします。お子さん達はどんな色が咲くかな？と楽しみにしていました。

　夏の終わりから園庭の虫かごで観察してきたアゲハチョウの蛹が、羽化して元気に飛んでいきました。冬になって蛹が茶色くなったので生きているのかしら？と心配になり、おひさま組の虫博士の男の子に尋ねたところ、「緑の蛹も茶色い蛹もいるんだよ。でも、この蛹が生きているかはわからないなあ。春まで待たないとね。」という明確な答えが返ってきました。新学期に虫博士の男の子と蛹の抜け殻やアゲハチョウの写真を一緒に見るのが楽しみです。

　3月に入り暖かい日があったり、寒い日があったり、自然の生き物は思い通りに育たないこともあります。けれども、それこそが自然ならではの大切な経験であるとも思います。皆さんの心の中にその経験が少しでも残り、後に何かと繋がることもあるかもしれません。道端で同じお花を見かけたり、学校で同じ物を育てる機会もあるかもしれません。楽しみですね。