130th ANNIV. SPECIAL WEB MAGAZINE Advance! キャリア形成と自立志向を「ジブンゴト化」するウェブマガジン

vol.36

共立の卒業生にインタビュー!

働き女子のホントのキモチ

「留学経験が国際線の客室乗務員への道を拓いてくれました」

2019.10.28

チャイナ エアライン

松原 安希(まつばら・あき)さん

国際学部・2017年度卒業

台湾を拠点とするチャイナエアラインで客室乗務員として働く松原さん。外資系航空会社への挑戦には、英語が1つの関門ですが、学生時代の留学がその突破口になったそう。留学先のカナダでどんな経験をしたのでしょうか?

英語への苦手意識を克服した、カナダへの留学

松原さんが客室乗務員になりたいと思ったのは、小学生の頃。航空会社のサポートにより、関西空港まで一人で飛行機旅をしたワクワク感が忘れられなかったそう。高校卒業後は、航空業界を目指す女子学生の多い共立女子大学の国際学部へ進学。
 
「大学で力を入れて勉強したのが、日本とアメリカの文化の違いです。日本では寒かったら温かい飲み物を出すのがおもてなしですが、アメリカでは飲み物の選択肢を用意するのがおもてなし。そんなことを学びました。卒業論文では、洋画に表れる外国人が抱く日本のイメージを研究しましたね」
 
そんな学生時代の学びのなかでも将来につながるステップとなったのが、3年次のカナダへの留学だったと言います。
 
「実は留学するまで英語を話すことが苦手でした。そんな意識を変えてくれたのが、留学先のアジア人やメキシコ人のクラスメイト。皆、英語が母国語ではないのに自分の意見を相手に伝えたいという思いが強く、積極的に話している姿に胸を打たれました。現地の先生にも、『彼らは英語をすらすら話しているように見えるけど、正直、松原さんと同じくらいアクセントも文法も間違っている。でも、そんなこと気にしなくていい』と言われました。英語を話す第一歩は、相手に伝える気持ちなんだと気づけたのが大きかったです」
 
留学で英語への臆病さを克服した松原さん。日系航空会社だけでなく、外資系航空会社にチャレンジしようと思えたのも、このときの経験があったから、と教えてくれました。

▲大学では日本語教師の資格をとれるカリキュラムも選択。「人と関わることが好きだったので、この勉強も楽しかったですね」

内定は卒業3日前、諦めない気持ちで内定を獲得

3年生になると、本格的に就職活動がスタート。松原さんは大学の設備やサービスをフルに活用したのだそう。
 
「共立女子大学には、共立アカデミーという資格取得や就活をサポートする講座があって、エアラインに関する講座もあります。専門学校に通う人もいますが、授業料が高額ですよね。共立アカデミーはアルバイト代で受講できるくらいの費用なのに、航空会社に強い先生が面接指導してくれます。また、図書館には過去の新聞記事を検索できるサービスがあるので、それも会社研究に利用しました」
 
4年生になって日系航空会社の客室乗務員に応募したものの、残念な結果に。秋以降は、その経験を糧に外資系航空会社の試験に挑戦。面接ではどんなことに気を付けたのでしょうか?
 
「日系の航空会社を受けたときの反省は、面接でだらだらとしゃべりすぎたことです。そのため、質問の意図を汲んで、的確に短く回答してから自己アピールをプラス。すると、2次試験や最終面接に進むことができるようになりました。最終面接ではいかにその会社に入りたいかが問われるので、実際に勤めている人を探してアポイントをとり、直接会って生の話を聞くようにしました」
 
とはいえ、外資系航空会社は新卒も既卒(転職)も同じ枠で採用試験があるため、思うような結果が出ません。チャイナエアラインの内定をもらったのは、何と卒業の3日前。改めて内定をもらえた理由を振り返ってご自身に分析してもらいました。
 
「最初の頃は、不採用になっても自分に言い訳をしてごまかしていました。でも、さんざん落ち続けているうちに、もう言い訳はつくりたくないという気持ちになっていました。それまでの面接では、隣の学生を勝手にライバル視してネガティブな気持ちになっていましたが、チャイナエアラインの面接では心が落ち着いていたんです。隣の学生が流暢に中国語を話しているのも気にならず、むしろ一緒に働きたいなと思っていたくらい。そのような気持ちを持てたことがスムーズな受け答えにつながったんだと思います」
 
松原さんの客室乗務員になりたいという気持ちが届いた瞬間。粘りと気持ちの強さが勝ち取った客室乗務員への切符でした。

▲「外資系航空会社の募集情報は、CREWNETという情報サイトを利用しました。面接で同じ新卒の学生と会ったら、仲良くなって情報交換もしていました」

すべて英語での訓練を経て、国際線の客室乗務員へ

晴れて客室乗務員の卵として、チャイナエアラインに入社した松原さん。正式に客室乗務員になるためには、訓練が待ち受けています。チャイナエアラインはすべての訓練が英語で行われました。
 
「留学はただ話せればOKですが、訓練の英語はいわば職を得るためのもの。はじめて聞く航空用語もあって、理解するのも覚えるのも大変。毎日、訓練が終わったあとは日本人どうしで、内容を確認して勘違いがないように夜遅くまで休みなく勉強していました。でも、その2ヶ月みっちりとやった分、自信がつきました」
 
現在は、台湾から日本国内のショートフライトと台湾から欧米のロングフライトをこなす日々。それぞれのフライトで大変なところは?
 
「ショートフライトは着陸準備に入るまでに食事や飲み物のサービス、免税品販売と分刻みのスケジュール。失敗するとリカバリーで時間がとられるので、絶対に間違えないようにしなくてはなりません。ロングフライトは長いと12時間かかります。いつもは寝ている時間に働くことになるので、眠気が来ないようにキャビンをまわったり、トイレ掃除などをしてとにかく動きまわっていますね(笑)」
 
忙しくも充実していることがうかがえる松原さんのCAライフ。同じような夢をもつ後輩へのアドバイスを聞きました。
 
「私は飛行機に乗るのも好きですし、客室乗務員のメンバーは初対面でもフレンドリーな人が多く、フライトは楽しいです。共立女子大学は設備が整っていますし、図書館や情報演習室では同じように勉強している学生も多いので、そういう環境をうまく利用してみてください。私自身、最後まで諦めなくてよかったと思うので、ぜひ夢に向かってがんばってください!」

▲インタビューはフライト前だったので、バッグの中身を拝見。「お菓子やお茶は機内でのリフレッシュに。日焼け止めとリップ、目薬は欠かせません。ペンは機内でお客様にお貸しすることもありますが、かわいいデザインだとちゃんと返ってきます(笑)」

働き女子のリアルを斬る、一問一答!

働き女子のお仕事以外の顔が見てみたい! そこで、ちょっとミーハーな質問から、秘密のプライベートをのぞいちゃいます♪

Q1.習い事はしていますか? していれば何を習っていますか? A1.中国語教室に通っています。
Q2.趣味やはまっていること、マイブームは? A2.果物狩りや工場見学などの日帰りバスツアー。
Q3.自慢できる特技は? A3.断捨離。物を減らしたら忘れ物がなくなりました!
Q4.よく使う、スマホアプリは? A4.「LINE」「Google Maps」
Q5.今行きたい海外は? また、その理由は? A5.カンボジア。アンコールワットが見たい!
Q6.好きなタイプの異性は? A6.綾野剛のようなイケメン。
Q7.休日の主な過ごし方は? A7.バスツアーでリフレッシュ。
Q8.1ヶ月お休みがもらえたら何をしたい? A8.シベリア鉄道で国境を越えてみたい!
Q9.憧れている女性は? A9.親友。いつも素直に人のことを褒められる女性です。
Q10.好きな映画は? A10.『私の頭の中の消しゴム』『ペット2』。
Q11.社会人になって一番変わったことは? A11.自由に使えるお金が増えました。
Q12.スキンケアやメイクのポイントは? A12.肌荒れしたときは処方薬が頼りになります!
Q13.最近、一番うれしかった出来事は何ですか? A13.母との海外旅行。韓国と台湾に行きました。
Q14.共立女子大で、一番思い出に残っていることは? A14.食堂に集まって楽しく過ごしたこと。
Q15.共立女子大・短期大学の一番の自慢を教えてください。 A15.親身になって力を貸してくれる先生がいます。

おすすめ連載

一覧を見る