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vol.29

共立の卒業生にインタビュー!

働き女子のホントのキモチ

「仕事のスキルと同時に、内面もステップアップしたいと思います」

2019.03.08

ANAエアポートサービス株式会社

山﨑詩津香(やまさき・しづか)さん

国際線グランドスタッフ。国際学部・2014年度卒業

「どんな仕事に就きたいか、迷いながら就活をしていました」という山﨑さん。グランドスタッフを目指し内定を得るまでに、さまざまな出来事や出会い、気づきがあったようです。

価値観や視野が広がった、留学体験

「故郷・長崎県の高校で、尊敬できる英語の先生と出会いました。海外の大学を卒業し、一般企業に就職してから教職に就いた方で、今まで出会った先生とは違った雰囲気に憧れ、自分も海外で生活してみたいと思うようになりました」
 
山﨑さんは高校卒業後、“留学制度が手厚い”共立女子大学・国際学部へ進学。
 
「1年生の頃から、学内アカデミーの『毎日英会話』に通い、また、英語を話す機会の多い店を選んでアルバイトにも励みました」
 
その後、2年生の後期から1年間、山﨑さんはカナダの「ウィニペグ大学」に留学しました。
 
「留学先をカナダにしたのは、移民が多い国なので、さまざまな国の人と出会えそうだと思ったからです。それから、大学がある地域は、冬は−30℃になるとのことで、その極寒を体験したいという個人的な興味もありました(笑)」
 
「ホストファミリーのおかげで、充実した1年間でした」という山﨑さんは、留学でどんなことを学んだのでしょうか?
 
「どんなことも、まずは“受け入れること”を学びました。例えば、同じクラスの友人と休日に集まろうとしても、アフリカ出身の子は3時間待っても来ないし、電話にも出てくれない。次の日、理由を聞くと『気分が変わった』と…(笑)。そのように、留学した当初は、多種多様な価値観に呆然とすることもありましたが、あの1年間で、自然に“受け入れる心”が養われたと思います。社会人になった今、“受け入れる心”は、確実に、社内の人間関係はもちろん、お客様とのやりとりを円滑にするための“力”になっていると思います」

▲「ホストファミリーの家に何人もの留学生がいたので、毎日、賑やかでした」と、当時の思い出を楽しそうに語る、山﨑さん

就活中にみつけた目標・グランドスタッフへ猛進

カナダから帰国するやいなや、就活をスタートさせた山﨑さん。

「教師への憧れで教職も検討しましたが、覚悟が決まらず、もやもやと…。そんな状況の中、帰省のために羽田空港を利用した際、空港で働くスタッフの姿に目が釘付けになりました」
 
空港内をバタバタと走りまわるグランドスタッフを見て、「自分もあんな風に働いてみたい」と強く感じたそうです。
 
「それからすぐに、学内アカデミーの『エアライン講座』を受講し、OG訪問をしました。就活関連本もたくさん読み、就職進路課で何度も面接の練習をしました。でも、一番注力したのは、自己分析です。自己分析をしっかりしないと、面接の練習をしていても、聞かれた質問に的確に答えられません。わたしは、自己分析を綿密に行ったおかげで、面接にリラックスして臨めたと思います」
 
こうして、持ち前の集中力と行動力でパワフルに就活に挑み、山﨑さんは、第一志望のANA・グランドスタッフに内定しました。

▲「自己分析では、留学先での経験や、高校時代の部活でくじけそうになったときの経験を掘り下げ、自分の持ち味を確認しました」

後輩を指導しながら、自分のスキルも研磨していきたい

2019年で入社4年目を迎えた、山﨑さん。現在は、主に「アシアナ航空」の搭乗手続きや案内業務などを担当しながら、トレーナーとして後輩を指導する役目も担っています。
 
「今は、自分の業務をするだけでなく、スタッフ全員が“仕事しやすい環境”をつくることも、大事な役目だと思っています。後輩の指導もその一つで、時には、弱音を吐く後輩の相談にのることも…。そんな後輩が元気を取り戻し、今では後進を指導している姿を見ると、本当にうれしく思います」
 
現在、2020年の「東京オリンピック」に向け、各航空会社も変革のときを迎えているといいます。今後、どんな風に働きたいか、山﨑さんにうかがいました。
 
「空港で働くわれわれスタッフも、新しいスキルを身につけ、さらに質の高いサービスが求められると思います。当面の目標は、より多くの社内資格を取得して、仕事のスキルと同時に、正しい判断力を身につけるなど、内面のステップアップを強化することですね」
 
プライドを持って、いきいきと仕事と向き合う山﨑さんから、在学生へメッセージをいただきました。
 
「何がやりたいかわからないまま、就活がスタートする人もいると思いますが、問題ありません。必ず目標は見つかるので、周囲の状況に一喜一憂せず、最終面接まで落ち着いて臨んでくださいね!」
 
山﨑さんの内面から輝くような笑顔は、仕事にやりがいを感じ、充実している証だと感じました。今まさに、就活で悩んでいる人へ、山﨑さんの経験や言葉が、熱いエールとして届くことを祈ります。

▲「ANAを選んだのはフィーリング。学生の頃から、ANAの飛行機が大好きでした」と、山﨑さん

働き女子のリアルを斬る、一問一答!

働き女子のお仕事以外の顔が見てみたい! そこで、ちょっとミーハーな質問から、秘密のプライベートをのぞいちゃいます♪

Q1.趣味やはまっていること、マイブームは? A1.いろいろな効能や香りの入浴剤で、お風呂を楽しむこと
Q2.今行きたい海外はどこ?その理由は?  A2.スリランカ。本場のアユールヴェーダを体験してみたい
Q3.主な休日の過ごし方は? A3.ランニング、ストレッチやヨガ、友人とご飯
Q4.1カ月お休みがもらえたら、何がしたいですか? A4.半分は遠方に旅行をして、残り半分は、家でゆっくり過ごしたい
Q5.好きな映画は何ですか? A5.『Love Actually(ラブ・アクチュアリー)』
Q6.社会人になって一番変わったことは? A6.時間の使い方
Q7.よく使う、スマホアプリは(複数回答可)? A7.Instagram
Q8.憧れている(目標にしている)女性はいますか? A8.何歳になってもやりたいこと、目標を持っている人!
Q9.好きなタイプの異性は? A9.懐が深い人
Q10.スキンケアやメイクのポイントは? A10.肌を乾燥させない
Q11.最近、一番うれしかった出来事はなんですか? A11.お正月が休みだったこと
Q12.共立女子大・短期大学での一番の思い出は? A12.空きコマに友人と話していたこと。カナダ留学
Q13.共立女子大・短期大学の一番の自慢を教えてください! A13.立地・先生

※ 記事中の情報は取材当時のものです。現在の状況とは異なる場合がございます。

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