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vol.3

先輩たちはどんな就活してた?

内定者は語る! みんなの就活白書

【住宅メーカー内定】就活は初めての社会人経験だと思い、ポジティブに取り組みました

2019.01.11

家政学部・建築・デザイン学科/2018年度卒業予定

菅井愛里(すがい・あいり)さん

菅井さん「就活は終わりではなく、始まりです。“今は社会勉強をしている時期だ”と言い聞かせて、前向きに乗り切りました」

就活を始めた当初は、施工管理(現場監督)職を狙っていたという、菅井さん。活動を進めていくうちに、「もっと、人の生活に近い仕事がしたい」と、気持ちに変化があったそうです。その後、ひたむきに就活と向き合い、難関の住宅メーカー・設計職の内定を得ることができました。

就活データ

志望業界:メーカー/インターンシップ参加:7社(ディスプレイ、住宅、建設、リノベーション、造園)/説明会参加:30社/OG訪問:0人/エントリーシート提出:13社/面接:10社/内定:2社

Q.志望業界や業種は、どのように決めましたか?

A.大学で学んだことを、間接的にでもいかせる職業を選びました。

菅井さん 建築学科で学んだことが、少しでも結びつくような仕事がしたいと思いました。もともとは、施工管理職を目指していましたが、会社説明会やインターンシップに参加していく過程で、設計職に魅力を感じました。自分の能力を伸ばしてくれる将来性の高い職業という点も、大きな志望理由です。

菅井さんの就活スケジュール

Q.インターンシップでは、どんなことをしましたか?

A.4日間のインターンシップでは、新人研修に近い経験ができました。

菅井さん 1社のみですが、4日間のインターンシップに参加。新人研修並みの充実した内容で、“社会人として働く自分”が身近に感じられました。ほか数社のインターンシップにも参加しましたが、1~2日のプログラムでワークショップや職場見学などを行いました。短期間のインターンシップでも、自分に合う企業か、合わないかは判断できるので、参加する意義は高いと思います。

Q.エントリーシートの攻略法があれば、教えてください。

A.面接官が興味を持つような話題を書くことが大切です。

菅井さん 丁寧に書くことは大前提で、自己アピールや自分の専攻学科、志望理由に一貫性があれば、なおいいと思います。また、面接をこなしてからわかったことですが、面接官の興味を引きつける話題を書くことも大事。そうしないと、質問をしてもらえません。わたしの場合、子どものころに台湾に住んでいたことを、必ず、アピールしました。

また、身近な人にエントリーシートを添削してもらうことをおすすめします。わたしは、企業で採用にも携わっている、友人のお父さまに見てもらいました。「自己PRは、素直かつ簡潔に記載した方がいい」というアドバイスをもらい、とても勉強になりました。

Q.面接の心構えや、どんな準備をしたのかを教えてください。

A.相手の質問の意図をくみ取って、誠実に答えることが大切です。

菅井さん 自己紹介は、練習を重ねれば自然と慣れてきて流暢になりますが、実は、その
“慣れ”が大敵だったりします。相手の質問の意図をくみ取って、誠実に「入社したい」という気持ちを伝えるのが、大事だと思います。

それから、面接の直前はスマホを絶対に見ないようにしました。企業からお断りの連絡があったり、友人からの急ぎの連絡が入ったりすると気が散ってしまうので…。スマホを一切禁止にしたので、面接に集中できたと思います。

Q.就活中に不安に思ったことはありますか?

A.建築の仕事に向いてるかどうか、悩んだ時期もありました。

菅井さん 大学から出された課題を、徹夜で仕上げた経験をしていたので、これを職業にすると同じように、徹夜続きで働くことになるだろうか…と不安だった時期もありました。でも、他にやりたいことが、思い浮かばない…。「今あきらめたら、建築の仕事には一生関われないだろう」と、自分を鼓舞してチャレンジしました。

Q.就活中に苦労したことはどんなことですか?

A.友人と就活の話題を話せないことに、孤独を感じました。

菅井さん 友人も就職活動しているので、親しくてもすべてを話せるわけではありません。苦労というよりは、孤独を感じたことが辛かったですね。幸い、わたしは親しい友人が、他の業界や大学院への進学を目指していたこともあり、その友人とご飯を食べたり、雑談をしたりして、就活でモヤモヤした気分を発散できました。

Q.他の企業の内定も出たなかで、この企業に決めた理由を教えてください。

A.わたし個人に興味を示してくれたのが、最大の理由です。

菅井さん 内定を決めた住宅メーカーは、設計だけでなく、施工管理にも関われます。設計と施工のどちらにも携われることが、決め手の一つになりました。また、台湾に住んでいたことを話すと、「台湾の住宅事情は、どんな感じなの?」と聞かれたのが、本当にうれしかった! 本当にわたしに興味があると感じられたし、わたしを必要としてくれていると思えました。それが、一番の理由だと思います。

Q.これから就活をする学生へ、アドバイスをお願いします。

A.うまくいかなくても、就職活動の機会を楽しんでください!

菅井さん ありのままの自分で、就職活動中に出会う人へ誠実に接してほしいと思います。就活は、今までに関わったことのない世界と関われる、最初の社会人経験。うまくいかなくても、この機会を楽しんでほしいです!

▲就活中はTPOに合わせて3冊のノートを使い分けていたと話す、菅井さん。また、スマホを極力見ないために、高校入学時に両親からプレゼントされた腕時計を活用したそう

知りたいのはこれ、これ!! 就活“あるある”一問一答!

Q1.就活で役立ったスマホアプリは? A1.メールアプリと検索エンジンアプリ
Q2.証明写真はどこで撮った? A2. 「コイデカメラ」
Q3.リクルートスーツはどこで買った? A3.「AOKI」
Q4.パンプスはどこで買った? A4. ヒールなしのパンプスを、アパレルショップで購入しました
Q5.就活用バッグはどんなものを活用した? A5.「AOKI」で購入した、かなり軽量&コンパクトなバッグ
Q6.メイクで気をつけたことは? A5.血色を良くするため、必ず、薄いリップをオン!
Q7.就活関連本は読んだ?役に立ったものは? A5.たくさん読みました。建築業界を専門に扱っている情報誌が、一番、役に立ちました
Q8.体調管理で気を付けたことは? A6.早寝早起きと無理にアルバイトを入れないようにしました
Q9.所属サークルは? A7.ユースホステルサークル(旅行サークル)

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