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vol.2

先輩たちはどんな就活してた?

内定者は語る! みんなの就活白書

【アパレル関連団体内定】自分らしい発言と心持ちを意識して、内定を獲得しました!

2018.11.16

家政学部・被服学科/2018年度卒業予定

梅津有里(うめつ・ゆり)さん

梅津さん「自分を良くみせようとした時はダメで、面接で自分の意見がスムーズに言えた企業からは、内定がもらえました!」

就活当初から、大学で学んだことがいかせる研究職を希望していた梅津さん。苦労したのは、自分の長所を知ることだったと振り返ります。そのために、就職進路課や家族からのアドバイス、性格分析サイトなども活用。自分をとことん知り、就活を制しました。

就活データ

志望業界:アパレル、化粧品/インターンシップ参加:3社(アパレル・化粧品)/説明会参加:14社/OG訪問:0人/エントリーシート提出:7社(アパレル)/面接:5社/内定:2社

Q.志望業界や業種は、どのように決めましたか?

A.純粋に興味が湧かないことは仕事にできないと思い、アパレル業界のみに絞りました。

梅津さん 志望業界を絞ったポイントは2つあります。1つ目は、大学で学んだことがいかせる職業ということです。2つ目は、純粋に好きなことしか仕事にできないと思っていたので、興味のある試験・検査をする職業という視点で考えました。すると、理系の学部が有利な専門職ばかり。文系の家政学部から行ける業界だと、アパレルと化粧品業界の品質管理部門に絞られました。インターンシップは、アパレル1社と化粧品2社に参加しましたが、化粧品メーカーでは新商品の企画体験をしましたが、アイディアがポンポン浮かばず…(笑)。自分は向かないかもしれないと直感して、アパレル業界1本に絞り込みました。

梅津さんの就活スケジュール

Q.就活で不安に思ったことや、苦労したことを教えてください。

A.自己分析が難しく、就職進路課の方に分析してもらいました。

梅津さん もともと、楽観的なので不安は感じず、ラフに就活をしていましたが、自己分析には苦労しました。自分の短所はすぐに答えられるけど、自分の長所がわからなくて…。そこで就職進路課の方と質疑応答をして、性格を分析してもらいました。一つのことに集中できる“職人気質”と分析してもらい、自分でもしっくりきたので、エントリーシートの自己PR欄で活用させてもらいました! あとは、「エゴグラム」という性格診断サイトも使ってみました。判断結果は何ともいえない感じですが(笑)、遊び感覚で自分の性格が知れて楽しいですよ。

Q.就活中に役立ったアドバイスや経験はありますか?

A.部活での辛い経験が、わたしのメンタルを強くしてくれました。

梅津さん 競技ダンス部に所属しています。2年生の終わりから約1年間、パートナーを決める“お見合い”という選考で落ち続け、一人で練習する日々を過ごしました。その経験でメンタルが相当強くなったので、就活で悩むことはありませんでした。面接に落ちても、「わたしを選ばないなんて、見る目がないんだな」というぐらい、強気で(笑)。また、とあるアパレル企業からいただいた、一次面接のフィードバックが役立ちしました。「大きな身ぶり手ぶりで話す姿は好印象」というアドバイスをもらい、面接で話す時の自信につながりました。

Q.面接の心構えやどんな準備をしたのかを教えてください。

A.ダンスの成功経験をいかし、自分らしい発言をするよう心がけました。

梅津さん ダンスでうまくいった経験を、就活にも応用しました。自分のことを良く見せようとするとふるわず、自分らしく踊れた時はいい結果が出ました。なので、面接の時もなるべくリラックスして、自分らしい発言をするよう心がけました。そんな風に臨めたのは“本当に就職したい”企業しか受けなかったからです。思ってもいないことを履歴書に書いたり、面接で発言したりすると、心が辛くなるので…。会社説明会やインターンシップで、少しでも違和感を持った業界や企業を外したおかげで、最後まで自分らしい就活ができたように思います。

Q.内定企業に決めた理由を教えてください。

A.仕事とダンスが両立できることや、“公平な立場”であることに魅力を感じました。

梅津さん 主にテキスタイルや、椅子などのインテリア製品の品質を検査する、第三者機関に決めました。理由はいくつかありますが、まずは、土・日曜・祝日が休みなので、社会人になっても競技ダンスが続けられること。そして、大学で学んだ知識がいかせて、間接的ですが、好きな洋服に携われることです。また、第三者機関という“公平な立場”にも魅力を感じました。自分がいいと思ったこと以外はやりたくない、ウソをつきたくないという、自分の性格に合っているのではないかと思っています。

Q.内定後やっていることと、これから就活をする3年生へアドバイスはありますか?

A.大学での経験は、どんなことでも就活を助ける手だてになると思います。

梅津さん 入社してから必須になる「TES(繊維製品品質管理士)」という資格の勉強をしています。7月に受けた試験で5科目の1つを落としてしまったので、次の試験での合格に向けて、コツコツと対策しています。就活に関してのアドバイスは、自分を知るためには、アルバイトも部活も有効だということです。わたしは、居酒屋のアルバイト中に、品質の悪い商品を間近で見たことが、品質管理の研究職を意識するきっかけになりました。大学での経験はどんな小さいことも就活につながると思うので、大学生活を楽しんでほしいですね!

▲就活を始める際、梅津さんが参考にした書籍。自己分析の方法が知れる『絶対内定』と実践的な就活ガイドブック『就職活動オールガイド』を活用したとのこと

知りたいのはこれ、これ!! 就活“あるある”一問一答!

Q1.就活で役立ったスマホアプリは? A1.「マイナビ」や「リクナビ」のアプリと、乗り換え案内アプリ
Q2.証明写真はどこで撮った? A2. 新宿のフォトスタジオ。ヘアメイク&レタッチ込みで約7000円でした
Q3.リクルートスーツはどこで買った? A3.スーツ、パンプス、バッグすべて、
アルバイト先の「THE SUIT COMPANY」で購入しました!
Q4.就活前に髪形は変えた? A4.黒染めにしました
Q5.メイクで気をつけたことは? A5.血色が悪く見えないように、チークとリップは必ずつけました
Q6.体調管理で気を付けたことは? A6.ストレスをためないようにライブに行ったりして、時間がある時は思い切り遊びました。あとは、競技ダンスで発散(笑)!
Q7.所属サークルは? A7.競技ダンス部(ラテン)

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