130th ANNIV. SPECIAL WEB MAGAZINE Advance! キャリア形成と自立志向を「ジブンゴト化」するウェブマガジン

vol.25

共立の卒業生にインタビュー!

働き女子のホントのキモチ

「やりたいと思ったことができる今の環境が、幸せです」

2018.09.07

MARK STYLER株式会社

板倉宙美(いたくら・そらみ)さん

第3本部 Ungrid(アングリッド)事業部 営業部 WEB課所属。短期大学・生活科学科・メディア社会コース・2013年度卒業

「短大でPhotoshopやIllustratorなどのグラフィックソフトの存在を初めて知りました。どんどん、ソフトを使いこなせるようになるのが楽しくて、うれしくて…」と板倉さん。大学もアルバイトもサークル活動も、めいっぱい楽しんだ彼女のキャンパスライフについて伺いました。

アルバイトのマネージャー経験が人生の大きな糧に

「もともと、ペイントソフトを使い、オリジナルのパソコン用デスクトップ壁紙を作ったり、デザインをしたりするのが好きでした。クリエイティブなグラフィックソフトを本格的に学べる短期大学が少ない中、共立の授業で得たことは、今の仕事に確実につながっていると思います」
 
また、授業で得た学びが生活の中で体感できるのも、楽しかったと話します。
 
「配色を学ぶ授業が好きで、補色や近似色などの色の組合せを身近なところで見つけると、なぜかうれしくなりました。先生や助手さんと親しくしてもらったのも、いい思い出。わたし、研究室に入り浸りだったんです(笑)」
 
と、当時を楽しそうに振り返ります。そんな板倉さんは、大学時代、アルバイトにも打ち込みました。
 
「ファストフード店のアルバイトを、高校2年生から続けていました。同じ店舗に共立女子大学の先輩がいて、「マネージャーになると、就職活動の時に役立つよ」と誘われて、短大入学をきっかけに目指しました」
 
マネージャーに昇格するまでには、苦労もあったと話します。
 
「試験は大変でしたが、実際にやってみると、自分のためになることばかりでした。どうすれば、学生アルバイトのモチベーションを上げられるか試行錯誤をしたり、上に立つ人の孤独も少しだけ味わい、店長の大変さにも共感できましたし…。マネージャーをした経験が、就職活動の時も社会人になった現在も、わたしの大きな糧になっていると思います」

▲分厚いマニュアルを片手に、マネージャー昇格試験のために猛勉強したという、板倉さん

リスタートさせた就活で、“本当に働きたい企業”の内定を獲得

大学の授業とアルバイト、インカレ(インターカレッジ)のサークル活動と、充実した学生生活を送っていた板倉さんですが、程なくして、就職活動がスタートしました。
 
「早々に、大手企業から内定をいただきましたが、自分が本当にやりたい仕事なのか、入りたい企業なのか疑問に思い、内定を辞退しました。心から納得した企業で働きたかったんです」
 
2年生の秋から、就活を再スタート。まずは、自分は何が好きなのか、ピックアップすることから始めたそうです。
 
「好きなことに関われる企業を受けようと、仕切り直しました。弊社が手掛けるブランド『Ungrid』の洋服を以前から愛用していたので、その求人も、もちろんチェック。運良くWEB課の募集があり、迷わずチャレンジしました」
 
「面接で落ちたことはありませんでした」という板倉さんは、独自の面接対策をしていたといいます。
 
「面接が終わった時、何を聞かれて、どう答えたかすぐにメモに書き留めました。今回はあの質問にはこう答えたけど、次の会社で聞かれた時はこう答えよう…。そんな風に、自分へのフィードバックと分析をしてから、次の面接に臨みました」
 
板倉さんの熱意が叶い、第一志望だったMARK STYLER株式会社の内定を獲得。彼女は2018年現在、入社5年目を迎えました。

▲「面接のフィードバック対策は、アルバイト先の共立女子大の先輩から教えてもらいました」と板倉さん

就職浪人をしても、入りたい企業や業種を選択してほしい

入社当初は、WEB課のデザイナーをしていた板倉さん。自社のECサイトのバナーや特設ページのデザインを担当していました。
 
「デザイナーは、各ブランドの担当者から依頼を受けてページの制作をします。入社2年目ごろ、Ungridのブランド担当者が産休に入ると聞き、自分が担当したいと申し出ました。今は、自社ECサイト内のUngridのページをどう魅力的にみせるか、どうすれば商品が買いやすいかなどを考えながら、WEBデザイナーに発注するのがわたしの役目です」

▲ユーザーへ商品の魅力を最大限に伝えられるよう、日々奮闘しているそう


板倉さんが担当した中でも大きな反響を得たのは、人気モデルのライフスタイルとリンクさせた企画だったそうです。
 
「その時に扱った商品はとても売れましたし、ページビューも上々でした。撮影の時は、4階建てのスタジオを下から上まで何往復もしてヘトヘトでしたが(笑)、いい結果が出るととてもうれしい。今は、やりたいと思ったことができる環境なので、幸せだなと思っています」
 
最後に、板倉さんから在学の共立生へメッセージをいただきました。
 
「共立女子大学・短期大学は、就職進路課の方はもちろん、担任の先生や助手さんも親身になってくれるので、就活で困ったことがあれば、どんどん相談するべきだと思います。また、入社してから後悔しないよう、就職活動は粘り強く取り組んでほしい。そうすれば、入社後に不満を抱くことも少ない気がします。ぜひ、頑張ってください!」
 
「たくさん悩んで、就職浪人をしてもいいので、入りたい企業や業種を選択してほしいですね」と、力強いアドバイスをくれた板倉さん。自分が輝ける道を着実に歩んでいる彼女の言葉一つひとつが、とても印象的でした。そんな板倉さんのアドバイスを力に、就活の荒波を乗り切ってほしいと願います。

働き女子のリアルを斬る、一問一答!

働き女子のお仕事以外の顔が見てみたい! そこで、ちょっとミーハーな質問から、秘密のプライベートをのぞいちゃいます♪

Q1.お稽古はしていますか? A1.ゴルフ
Q2.趣味やはまっていることは? A2.ゴルフと韓国料理がマイブーム
Q3.今行きたい海外はどこ?  A3.韓国!本場の韓国料理を食べて、語学に触れたい
Q4.主な休日の過ごし方は? A4.趣味のゴルフをしたり、友人と飲みに行ったり
Q5.1カ月お休みがもらえたら、何がしたいですか? A5.1週間は家で寝続けて、残りは旅行。遠方の友人に会いに行きたいです
Q6. 好きな映画は何ですか? A6.海外の恋愛ものやハッピーな雰囲気の作品が好きですが…やっぱり『となりのトトロ』が一番好き!(笑)
Q7.社会人になって一番変わったことは? A7.できないと思い込んでいたことに、挑戦できるようになったところ
Q8.よく使う、スマホアプリは(複数回答可)? A8.Netflix、Uberなど
Q9.自慢できる特技はありますか? A9.10年間習っていたバレエ
Q10.スキンケアやメイクのポイントは? A10.一年中日焼け止めを塗ること、眉毛のバランス
Q11.憧れている(目標にしている)女性はいますか? A11.母
Q12.好きなタイプの異性は? A12.一緒にいて楽しくて、人として尊敬できる人
Q13.最近、一番うれしかった出来事はなんですか? A13.犬を飼いはじめ、3日目ぐらいで「おすわり」が覚えられたこと!
Q13.共立女子大学での思い出で、一番印象的なことは? A15.屋上で友人に相談をしたり、反省したり、笑ったりしたこと
Q14.共立女子大学・短期大学の一番の自慢は? A16.先生や助手さんとの距離が近いこと。プライベートなことも気にかけてくれます!

※ 記事中の情報は取材当時のものです。現在の状況とは異なる場合がございます。

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