130th ANNIV. SPECIAL WEB MAGAZINE Advance! キャリア形成と自立志向を「ジブンゴト化」するウェブマガジン

vol.24

共立の卒業生にインタビュー!

働き女子のホントのキモチ

「就活の時は、興味がある企業へどんどん赴いてほしいですね」

2018.07.26

東洋エンジニアリング株式会社

西巻ちひろ(にしまき・ちひろ)さん

経営管理本部 人事部 所属。国際学部・2013年度卒業

高校2年生のニュージーランド留学をきっかけに、イギリスへの留学を夢みて共立女子大学へと進学した西巻さん。留学経験が育んだ彼女の人生の“マスト”は、「海外とつながる企業で仕事をすること」でした。

英語を話す積極性が身に付いた、イギリス留学

「イギリスへの留学を強く希望していたので、留学プログラムのある大学を検討していました。たまたま、共立女子大学へ進学した中学時代の先輩から、留学する時に手厚いアテンドがあると聞いていたので、それも決め手となり、進学を決めました」
 
西巻さんは大学3年時、イギリスの北部にある都市・リーズ市の「リーズ大学」へ留学。長年の夢を叶えました。
 
「現地では、リーズ大学の寮で生活しました。リーズ大学の学生はもちろん、わたしのように留学している他国の学生とも一緒に過ごしました。寮のキッチンに行けば誰かはいるので、ホームシックになることもなく、とにかく楽しい半年間でした」
 
と、西巻さんは当時を振り返ります。念願の留学経験で、自身に何か変化はあったのでしょうか?
 
「英語を話すことへの積極性が出たと思います。日本人の気質もありますが、留学当初は、文法が間違っているのでは?と恥ずかしくて、あまり自分の意見を言えずにいました。ですが、他の留学生は、文法なんておかまいなし。単語の羅列だとしても、自分の意思を積極的に伝えようとしていました。その姿勢に感化されて、わたしもできる限り自分の意思を伝えようと、懸命に取り組みました」

▲外国人社員や、駐在職員とあいさつを交わすときなど、留学経験がいきるのだとか

マストとウォントの軸が、就活を成功に導いた

半年間のイギリス留学から帰国し、ほどなくして、就職活動がスタートした西巻さん。
 
「友人たちと同時期に就職活動を始めましたが、何がやりたいかまったくわからず、漠然とした状態でした」
 
焦りや不安を抱えながらスタートした彼女でしたが、就職進路課のアドバイスに救われたといいます。
 
「担当の方からまずは『must(マスト)とwant(ウォント)を決めなさい』とアドバイスをいただきました。自分でどうしても譲れないことをマスト、希望ではあるが切り捨てられることをウォントと考え、整理してみました。すると、軸が1つに定まりました」
 
西巻さんのマストの1つは、「海外とつながっている企業」でした。
 
「軸が決まると、さまざまな企業を視野に入れて活動できるようになりました。最終的に、約50社へエントリーシートを提出したと思います」
 
また、企業研究や会社訪問をするうちに、ウォントの条件を充たす企業が分かってきたともいいます。西巻さんのウォントは、「一般職と総合職の垣根が低い企業」でした。
 
「弊社は、希望を出せば多くの仕事に挑戦できる社風です。マストとウォントが充たせる会社だと思い、弊社を第一志望に。無事、内定を獲得しました」

▲「福利厚生が手厚い、大手企業の安定感にも魅力を感じました」と、就活を振り返る西巻さん

活躍する新人たちを褒められると、この仕事のやりがいを感じる

西巻さんは、2014年に東洋エンジニアリング株式会社に入社し、現在(2018年)5年目です。
 
「初期配属の部署では、月の残業時間が2、3時間という、ホワイトな部署でした。とても幸せな環境ですが、2年目の途中で少し物足りなさを感じるようになり、もっと自分を試したいと思うようになりました。そこで、当時の新人研修担当だった先輩へ相談しました」
 
すると、先輩から思いがけない申し出があったといいます。
 
「『採用担当に欠員がでたけれど、やってみない?』と。突然で驚きましたが、わたしのウォントの一つである、人と密接にかかわることのできる業務であり、前からの憧れであった採用担当。また人事の仕事全般に興味があったので、お話を受けることにしました」
 
それから約3年、人事部の採用担当として、就活中の学生と関わっています。
 
主に新卒採用と中途採用を担当しています。メインの新卒採用ではインターンシップや会社説明会の運営・準備、学生への連絡や面接アレンジなど多岐にわたります。総合職スタッフをサポートするという点では、以前と変わりはありませんが、総合職と一般職の垣根が低く、チーム全員が主体的に動いている点では、より一層責任感が高まります」
 
そんな西巻さんに、仕事のやりがいを聞きました。
 
「毎年5月中旬まで続く新人研修を終え、各部署に配属された新人たちの頑張っている噂を耳にしたり、直接新人を褒めていただいたりすると、この仕事をやっていてよかったと思うと同時に、わたしももっと頑張らないと!と気が引き締まります」
 
そんな西巻さんから、在学の共立生へメッセージをいただきました。
 
「わたし自身は、就職活動自体を楽しむ余裕はありませんでした。しかし、今となって振り返ると、もっといろんな企業を訪問すれば良かったなと思います。あれほど多くの企業を見ることのできる機会は、就活の時しかありません。会社訪問をすれば何かしら得られるものがあると思うので、少しでも興味がある企業へは、どんどん赴いてほしいですね」
 
「大学時代にやり残した事は…、ないです!」と清々しく話す西巻さんの姿が、とても印象的でした。就活を目の前にし、何がしたいのかわからない…と、迷いを抱える皆さんに、西巻さんのアドバイスが響くことを願います。

働き女子のリアルを斬る、一問一答!

働き女子のお仕事以外の顔が見てみたい! そこで、ちょっとミーハーな質問から、秘密のプライベートをのぞいちゃいます♪

Q1.お稽古はしていますか? A1.ヨガ
Q2.趣味やはまっていることは? A2.ランニング
Q3.今行きたい海外はどこ?  A3.クロアチア。世界遺産・ドブロブニクの旧市街を散歩したい
Q4.主な休日の過ごし方は? A4.友人とランチ、映画鑑賞
Q5.1カ月お休みがもらえたら、何がしたいですか? A5.語学留学
Q6. 好きな映画は何ですか? A6.『マンマ・ミーア』『アバウト・タイム』
Q7.社会人になって一番変わったことは? A7.生活スタイル
Q8.よく使う、スマホアプリは(複数回答可)? A8.LINE、Instagram
Q9.体調管理で気をつけていることは? A9.睡眠時間をしっかりとること
Q10.スキンケアやメイクのポイントは? A10.保湿
Q11.憧れている(目標にしている)女性はいますか? A11.会社の先輩方
Q12.好きなタイプの異性は? A12.真面目で誠実
Q13.共立女子大での思い出で一番思い出に残っていることは? A15.ゼミでの卒論合宿
Q14.共立女子大・短期大学の一番の自慢は? A16.先生との距離が近く、アットホームなところ

※ 記事中の情報は取材当時のものです。現在の状況とは異なる場合がございます。

おすすめ連載

一覧を見る