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vol.22

共立の卒業生にインタビュー!

働き女子のホントのキモチ

「学生時代の果敢なチャレンジが、将来への可能性を広げます」

2018.05.21

ソフトバンク株式会社

宮田優香(みやた・ゆうか)さん

人事総務統括・総務本部・総務サービス統括部・社員サポート推進部所属。家政学部 食物栄養学科 管理栄養士専攻。2013年度卒業

管理栄養士を目指し、4年間、食物栄養学科で学んだ宮田さん。在学中は、学内のサークル活動やアルバイトに熱中していたそうです。学内外問わず、興味のあることにチャレンジしてきた精神は、社会人の今にいきていると話します。

管理栄養士への思いが変化した、企業とのコラボ経験

「在学中は、“食で世界を笑顔にする会 くすくす”という学内のサークルに参加していました。食物栄養学科の学生を中心に、学食のメニューを週1回から2週間に1回ぐらいの頻度で考案して、提供していました」
 
“くすくす”では、「アフリカの子どもたちに給食を」をテーマに掲げたTFT(テーブルフォートゥ)という社会活動に参加しています。宮田さんら学生が考えたメニューが1食売れると、アフリカの子どもたちの給食1食分相当の20円が寄付されます。
 
「メニューは、栄養面ももちろんですが、“女子大生が食べたいもの”を意識して考えました。メニューが売れないと寄付が増えないので、見た目を華やかにしたり、はやっている食材を使ったりと、“自分も食べたいメニュー”という観点を大事にしていました」
 
また、サークル活動の一環で、あるコンビニエンスストアとコラボし、サンドイッチも企画したそうです。
 
「サークル活動をしていた仲間と一緒に、3種類ほどサンドイッチを開発しました。一般企業の方と何かを作り上げる行程は、やるべきことも多く、大変でした。でも、とてもやりがいを感じたし、何より楽しかった…。この経験で、管理栄養士への思いに少し変化がありました。大学の学びと直結した管理栄養士の道へ、迷いなく進んでいいのだろうかと疑問を持ったのです。もっと、広い視野でさまざまなことを経験したいという気持ちが大きくなり、就職活動は、一般企業に的を絞って活動をしました」

▲宮田さんは、学業やサークル活動以外にも、3年間、結婚式場でのアルバイトにも熱心に取り組んだそう

ソフトバンクの社風と自分の気持ちがリンクしていると感じた

「就活当初は、食品関連の商品開発職を目指していましたが、一般職をしているOGの方を訪問して、考えが少し変わりました。OGのお話から、社員をサポートする業務だけでなく、自分から提案するような仕事も任されつつ、プライベートも充実している様子が感じられたからです。それ以降、一般職を中心に、さまざまな業界へアプローチしようと、就活を仕切り直しました」
 
そんな折に出会ったのが、現在お勤めのソフトバンクでした。
 
「ソフトバンクには、“多種の業界に参入している企業”というイメージを持っていました。広く世の中を見てみたいという自分とリンクする部分を感じ、会社説明会で好印象を受けました。面接の時も、とても自然に話しかけていただけたので、いい距離感で、自分が大学でしてきたことや、今思っていることなどをスムーズに伝えられたと思います」
 
「弊社の面接は、スーツ着用が必須ではないんです」という宮田さんは、最終面接時、私服で挑んだそうです。
 
「弊社から内定をもらい、就活は一段落しました。でも、わたしには管理栄養士の国家試験が残っていました。試験は3月の終わりごろ。周囲が卒業旅行を楽しんでいる中、ぐっと耐えて、学科のみんなと研究室にこもって勉強をしました。大学で学んだことの集大成が、管理栄養士の国家資格です。国家資格を持っていることが、今のわたしの自信にもつながっているので、頑張って本当に良かったと思っています。一緒に勉強してくれた、友人たちにも感謝ですね」

▲「友人たちの卒業旅行の写真を、SNSで見るのがつらかったですね〜(笑)」と冗談めかして話す、宮田さん

家庭と仕事を両立している、先輩の後に続きたい

今年(2018年)で入社5年目の宮田さん。本社の人事総務統括・総務本部へは、2017年10月に転属したばかりです。
 
「わたしたちの部署のお客様は、社員の皆さんです。所属している課では、社員に貸与されているiPadとiPhoneの管理を一手に行っていて、業務用端末に不具合がないよう、日々、気を配っています。社員がより働きやすい環境を作るのが、わたしたちの仕事。不具合など問題を解決した時に、社員の方からお礼をされると、この仕事をしていて良かったと思えますね」
 
ソフトバンクといえば、日本のIT業界をけん引する企業のひとつ。勤務形態などに特徴があるのか聞いてみると…。
 
「仕事の都合で11時に出社する人もいれば、早く出社して15時に終業する人もいて、フレキシブルに働ける会社だと思います。また、総務本部では、月に一回、全社員がトライアルとして在宅勤務を実施しています。在宅勤務は一人で黙々と仕事ができるので、資料作成がしやすいなどの利点があります。仕事の内容次第で在宅勤務の日を調整して、効率的に活用している人が多いですね」
 
また、将来的に家庭と仕事を両立したい宮田さんのお手本となる、ワーキングママも多数、活躍しているそうです。
 
「同じチームに、小さなお子さんがいる先輩がいますが、お子さんが具合の悪い時などは、在宅で仕事をしています。ケアが必要な家族がいる場合、いい働き方だなと感じます。また、他の部署にも、会社の制度を上手く活用しながら、エネルギッシュに働いているママがたくさんいらっしゃいます。そんな憧れの先輩たちが頑張っている姿をみると、自分も将来像を描きやすくなりますね。これも、弊社の良さだと思います」

▲本社にある、“シェイクハンド龍馬像”と。「初めて握手をしました」と照れる、宮田さん


最後に、在学の共立生へメッセージをいただきました。
 
「大学の授業で、自分が管理栄養士になりきり、患者さんに食事について説明をするというデモンストレーションがありました。人前で何かを説明することは大学生にはまれかもしれませんが、社会人にとっては日常茶飯事。専門的な勉学だけでなくあらゆる学びが、後々、役に立っているなと感じます」
 
「とにかく、比較的時間に余裕のある大学時代に、いろいろなことにチャレンジしてほしいですね。さまざまな年代や価値観の人と話をすると、視野が広がって、将来への可能性も広がります。ぜひ、有意義な4年間を過ごしてくださいね!」
 
「大学時代のわたしを客観的に振り返ると…、忙しそう(笑)」と、笑う宮田さん。大学時代に養われたチャレンジ精神が、いきいきと社会を生き抜く彼女をつくったのでしょう。学内外で得る価値観が、その人の人間性を豊かにするのだと、宮田さんから改めて教えられた気がしました。

働き女子のリアルを斬る、一問一答!

働き女子のお仕事以外の顔が見てみたい! そこで、ちょっとミーハーな質問から、秘密のプライベートをのぞいちゃいます♪

Q1.お稽古はしていますか? A1.ジム。週1回のペースで通っています。
Q2.趣味やはまっていることは? A2.旅行。最近だと、スペイン、徳島、佐賀、福岡など行きました。
Q3.今行きたい海外はどこ?  A3.マレーシア
Q4.主な休日の過ごし方は? A4.旅行などアクティブに動いたり、家の近くで友達とまったりしたりとさまざまです。
Q5.1カ月お休みがもらえたら、何がしたいですか? A5.旅行です。ひたすらいろいろな場所に行きたい!
Q6. 好きな映画は何ですか? A6.ジブリ作品全般
Q7.社会人になって一番変わったことは? A7.お金への価値観
Q8.よく使う、スマホアプリは(複数回答可)? A8.Instagram。おいしい食べ物などの情報を検索します。
Q9.体調管理で気をつけていることは? A9.寝不足が続かないようにすることです。
Q10.スキンケアやメイクのポイントは? A10.その日の仕事内容などを考えてメイクします。
Q11.憧れている(目標にしている)女性はいますか? A11.育児も仕事もばりばりこなしている会社の先輩です!
Q12.好きなタイプの異性は? A12. 俳優の大泉洋さんみたいな人
Q13. 自慢できる特技は? A13. 嫌なことは寝たら忘れられます。
Q14.大学の学食でよく食べていたメニューは? A14.冷やし担々麺
Q15.共立女子大での思い出で一番思い出に残っていることは? A15.友達と授業を受けたり、実験をしたり、レポートを作成したりとすべてがいい思い出です。
Q16.共立女子大・短期大学の一番の自慢は? A16.困ったら相談にのっていただける先生や職員の方がいるところです!

※ 記事中の情報は取材当時のものです。現在の状況とは異なる場合がございます。

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