130th ANNIV. SPECIAL WEB MAGAZINE Advance! キャリア形成と自立志向を「ジブンゴト化」するウェブマガジン

vol.1

共立の卒業生にインタビュー!

働き女子のホントのキモチ

「私を強くしてくれたのは、自分の知らない世界にチャレンジしたという自信です」

2016.11.14

丸紅新電力株式会社

原口かず葉さん

事業部営業課勤務。国際文化(現・国際)学部・ヨーロッパ文化専攻コース・2009年卒業

2009年、共立女子大学の国際文化学部(現在の国際学部)を卒業した原口かず葉さんは、新卒採用で丸紅株式会社に入社。今年(2016年)、社会人8年目で、仕事もプライベートも積極的に取り組む働き女子です。そんな原口さんは、共立女子大学時代にボート部に所属。練習の厳しさでも知られるボート部ですが、ここでの経験が社会人になった今、活きていると話します。

新たな自分の個性を引き出してくれた、ボート部での日々

「入部したきっかけは、勧誘の時に『大学生から始めてもメダルがとれるよ』と言われたからです(笑)。高校までは文化系でしたが、せっかくの学生生活だしメダルが取れるならと思い、思い切って入部しました。練習は想像以上に厳しくて毎日くたくたでしたが、日々の練習の中で養われた“諦めない気持ち”や“根気よく続けることの大切さ”が、社会人になった今、強みになっていると思います」
 
ボート部では、他の選手たちと共同生活を行ったそうで、共同生活でさまざまな規律や周囲を考えながら行動することが身に付いたとも話してくれました。大学1年生の1年間はプレーヤーとして練習に励んだ原口さんですが、翌年、留学したことをきっかけに、帰国後はマネージャーとしてボート部に復帰します。
 
「留学をしていた1年間のブランクができてしまったので、大学3年生からはマネージャーとして選手を支えました。同期が試合に出て頑張っている姿を見守ることに喜びを感じ、『自分はサポートする方が向いているんだ』と気付くきっかけになりました。就職活動の時、それが一番のアピールポイントだったので、マネージャーをした2年間が今の職種につながったと思います」

時間をかけて業界研究に取り組んだ就職活動

大学に入る前から漠然と「海外で仕事がしたい!」と思っていた原口さんですが、大学2年の1年間、留学したことでその思いを強くしました。就職活動の時に志望した業種は、海外での仕事を多くしていて、かつ、その仕事に自分が携われるチャンスがあるということ。
 
「就職活動は、大学3年生の春から始めました。しっかりと自分に向いている業種を知りたかったし、急かされて行動するのが苦手なので、早めにスタートをしました。両親から『新卒だったらポテンシャル採用がある会社も、中途採用だとその枠はなくなるよ』というアドバイスの影響もあって、とにかく、後悔しない就職活動をしようと思っていました」
 
志望業種を早々に決めた原口さんでしたが、誠実な性格ゆえ、多数の会社へ志望動機が書けないというジレンマにぶつかります。そこで、志望動機が書けるところだけ、商社3社、航空会社2社の5社に絞ってエントリーしたそうです。
 
「実は、弊社から内定をもらった時、他社の選考も同時進行していたんです。その時『他社の結果が出てからご返事をしたい』という私の希望を聞いてくれたのが弊社でした。父からの『人を大事にしてくれる会社だよ』という一言で、入社の気持ちが固まりました」
 
5社のみのエントリーで不安はなかったか聞くと、「今思うと生意気ですが、『私は絶対に落ちない!』と思っていました(笑)」と、原口さん。“やりたいことを全部やりきった大学時代”と語る彼女だからこそ、後悔のない学生生活が自信につながり、就職活動を成功に導いたのかもしれません。

社会に出て役立っているのは、大学時代の“ネタづくり”

現在、職場では上司のサポート業務はもちろんのこと、後輩たちを教育するマネージメント業務を担当しています。一方で、“海外で働く”という夢に向けてお昼休みを利用して英会話スクールに通い、語学に磨きをかけるといった一面も…。公私ともに、充実した社会人ライフを送っているそうです。
 
「入社当時は金属を貿易する部署に配属され、6年弱ぐらいお世話になりました。長く同じ部署にいたので、他の部署でも活躍したいという気持ちにもなり、今年(2016年)の1月、自ら志望して異動しました。今は、貿易の部署と違い、顧客と直接やりとりすることが多いので、自分の仕事が“人の生活に貢献できている”と感じられることがうれしいですね。それから、30歳までにはマネージメント職に就くと決めていたことが実現して、後輩たちの教育にも携われているので、今の仕事にとてもやりがいを感じています」
 
社会人として強く美しく活躍している原口さん。大きな転機となったボート部での部活動や留学経験以外にも、糧になっていることがあると語ります。

「私を強くしてくれたのは、学生の時に、自分の知らない世界に積極的にチャレンジしたという自信です。部活や留学は多くの人が経験していると思いますが、その部活や留学の中で何をしたか?どれだけ目標を持って取り組んだか?が重要だと思っています。どんなことでも、やりきったという達成感があれば、自信として自分に蓄えられますし、それが仕事への姿勢につながると思うんです。それから、やりきったことは人に語れるので、コミュニケーションのツールにもなります。社内ではもちろん、他社さんとの会食の場でも話がはずんで、仕事が円滑にまわることも…。ですから、大学生活はどんな小さなことでもチャレンジして、“ネタづくり”をすることをおすすめします!」
 
華やかさを身にまとい“丸の内OL”を絵に描いたような原口さん。留学や就職など岐路に立った時に両親や知人の助言に耳を傾ける素直さや、将来の目標のために、昼休みに英会話スクールに通いスキルの維持を続ける勤勉さは、学生時代に培われたのでしょう。
 
自分はどこに向かいたいかという、明確なビジョンを画いて取り組んだ就職活動の経験談や現在の仕事に対する姿勢は、共立女子大生のお手本になるのではないでしょうか?

働き女子のリアルを斬る、一問一答!

働き女子のお仕事以外の顔が見てみたい! そこで、ちょっとミーハーな質問から、謎のプライベートをのぞいちゃいます♪

Q1.1カ月の昼食代は? A1.15,000円ぐらい。外食が中心です。/Q2.今まで行った合コンの回数は? A2.秘密です!!/Q3.1カ月のデート費用は? A3.秘密です! /Q4.1カ月にかけるお稽古の費用は? A4.2~3万円。英会話とお花を習っています。/Q5.趣味やはまっていることは? A5.韓国のミュージカルが大好きで、一人で韓国にもよく行きます。/Q6.仕事中の隠れ息抜き法は? A6.地下のタリーズでお茶を買うこと。/Q7.美容室に行く頻度は? A7.月に1度。トリートメントをする月とカットする月で、交互に美容室に行きます。/Q8.1カ月の携帯代は? A8.6,000円ぐらい。Q9.今行きたい海外はどこ? A9.ニュージーランド。これからの季節・春になるので、公園でのんびりしたいですね。/Q10.好きなタイプの異性は?(芸能人に例えてもOK) A10.1、家族想いの人 2、仕事に自信を持っている人 3、話し合いができる人

※ 記事中の情報は取材当時のものです。現在の状況とは異なる場合がございます。

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