2022南三陸町FW活動報告書
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南三陸町フィールドワークでは、学部も学科も違う、学年も違う、境遇や動機も違う人たちが集まって復興地について学び、考える機会をいただいたかけがえのないものであった。ただ復興地を座学で学ぶだけではなく、復興地が復興されるまでの経緯や人々の考え、絆など今後私たちが生きていくうえで大切にすべきな能力をこのフィールドワークで学び習得できた。私は元々感情的に考え行動してしまう反省点が自分の中に強くあった。今回のフィールドワークでも、主観で意見を述べることが多くなってしまった。しかし、主観を述べることがいけないのではなくて、主観から興味を持って根拠や、他者の意見を調べたり興味を持ったりしなければならないということだったのだ。大切なことを学べた。また、私は人に協力をお願いするのがとても苦手で、自分で溜め込んで苦しんでしまうマイナスな部分がこういったチームワークを通して出てしまっていた。しかし、このフィールドワークでみんなと「頼り、頼り合えた」ことで、素直に感謝の気持ちを伝える事が出来、協力して作業を進めることが出来た。 私の思考や人間性を少し豊かにしてくれるきっかけをくれた今回のフィールドワーク、今後もこの体験を無駄にしないように過ごしたい。(家政学部 児童学科 1年) 地域振興の活動に関わらせていただくことなど中々できないことなので、すごい経験をさせてもらいました。現地には行けなかったものの4日間オンラインツアーをはじめ、約半年間の活動を通して、1番は南三陸町がとても魅力多いあたたかい町であることを知ることが出来ました。住んでいる地元を愛して誇りに思っていることが素晴らしいことで、もっとみんなに知ってもらえるようにしたいと心から感じました。もう活動は終わってしまいますが、もし別の機会があったら次こそは現地を訪れて、直接感じ取れたらと思いました。(生活科学科 1年) 私は南三陸町のフィールドワークの実践的な企画立案を通じて、南三陸町を知りながら企画立案に関することを学びたいと考えたため参加させていただきました。実際にフィールドワークに参加させていただき事前学習やオンライン研修ツアー、企画立案などから学べたことは大きく分けて「南三陸町の素晴らしさ」と「自身の甘さ」の二つではないかと考えています。 「南三陸町の素晴らしさ」では、南三陸町のフィールドワークで参加しなければ分からないようなことを多く学べたのではないかと感じたからです。 例えばみちのくマルシェでは人と人との結びつきの強さ、事前講義では自然災害の恐ろしさや南三陸町の方々がどんな防災再策や町の取り組みを行っているのかを知ることができました。オンライン研修ツアーでも反省点は多くありましたがとても学びのある時間になったのではないかと考えています。 実際に南三陸町へ行くことができずとても残念でしたが、春休みなどの長期的な休みの時に南三陸町のオンラインツアーで紹介されていたところに行って様々なことをしてみたいと感じました。 「自身の甘さ」については、グループワークで自分の甘さを知ることができたと感じたからです。 グループワークやオンライン研修ツアーに参加するにあたって当初意識していたことは、「一歩引いてみた場所から見てみる」ことでした。自身の弱みとして私は猪突猛進に突き進んでしまい周りのことが見えなくなってしまう時があります。そのため、今回のフィールドワークではたまに一歩下がってみて自分の行動は大丈夫か、その企画に足りないものは何かということを確認するといったことを実践してみたいと考えていました。実際に特に意識して行うことができたなと感じた瞬間はありました。それは、グループワークでの活動は「企画立案」を行っていた時です。最初は大人用の椅子だけでしたが、子供がいる家庭が気軽に訪れやすくするために、子供用の椅子と用意したらどうかといった考えを提案することができたことがありました。以上のようにグループワークではなにか足りない時に一歩引いた視線から物事を見て、ここはこうしたらいいのではないかといったことを提案できたのではないかなと感じています。 南三陸町フィールドワークでは、自分の弱みを知ることができるいい経験をすることはできたのではないかと感じて

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