2022南三陸町FW活動報告書
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南三陸町クエスト 謎解きゲームでチームビルディングの様子 ちの輝きをどれだけ見つけ出し、どれだけ磨くことができるかが、町外にも魅力の伝わるまちになるかに関わるのだと学んだ。二つ目は、スプーンを作った際にYes工房さんが仰っていた「スプーンを使うたびに南三陸町のことを思い出してほしい」という言葉だ。人間は誰しも忘れてしまうものだが、何度も思い出すことでその記憶はより濃いものになっていく。そしてその思い出が良い印象でありワクワクできるものであるほど、またその思い出を味わいたいと思うのではないか、そしてそれがリピーターに繋がるのではないだろうかと気づく事ができた。 次にグループワークでの学びについて述べる。今終えての感想は、とても楽しかった、というのが一番である。もちろん反省するべきところは沢山あるが、それ以上にチームの二人と一生懸命話し合い一つの提案を作り上げることができたことが何よりも嬉しく達成感を感じた。グループワークで特に意識したことは、全員の意見が一致することはないと分かった上で話し合うことだ。3人それぞれ深掘りしたい内容がバラバラで、一つのことに対する意見が違うことは当たり前であるということを前提で意見を聞くようにすることで、どこが違う内容で、3人全員が妥協できるポイントはどこなのかを感じ取り話しを進めていくことが出来た。反省点としては、3人でスケジュール感を確認して、計画を共有すること、そしてそれを言い出すことが出来なかったということだ。自分の先を見通す能力の低さがグループに現れてしまい、提出の遅れや余裕のない準備に繋がってしまった。誰かが言い出すのを待つのではなく、自分が率先してグループでの話を進めるつもりで全員が関わること、それによって充実したグループワークになることを学んだ。 今までは様々な場面でどこか準備不足なところがあり、表面的なことしか理解できずに終わることが多かったが、今回のフィールドワークはやり切ったと思う事ができている。それは、一つのことに対してとことん追い詰める姿勢を持てたからだと思っている。この姿勢がなければ得られないものがあるのだと気づく事ができたので、今後あらゆる活動をするにあたって、自分自身で事前にその事柄について深く学び、知識を増やした上で取り組むことを心がけていきたい。 このフィールドワークで自分自身一番学び成長したことは、主体的に貪欲に取り組むこと、そしてその大切さである。私は佐藤町長の本を、感想や疑問などを付箋に書いて貼りながら読んだ。それによって懇談の際には、発言の意図などを本に書いてあった内容と関連させながら、そして自分の思ったことを振り返りながら深く話を聞くことができた。

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