2022南三陸町FW活動報告書
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国際学部 国際学科 2年 宮地理子 テーマ:地方創生に携わり、自分の目標を明確にする 私が南三陸町フィールドワークに参加したきっかけは地方創生の一端に触れてみたいという思いからだった。そこにはグループ活動を通して何か得るよりも個人的な成長や新たな発見ができれば、という気持ちの方が強かった。そのような私だが、フィールドワークメンバーのリーダーとして約半年間活動してきた。本レポートではリーダーとして、加えてグループワークを通して自分自身がどう影響され、変化したのか、また今後の展望を記していく。 まず、リーダーとしては積極的な意見出しを心がけた。特に最初は皆緊張しており、誰かが口火を切らなければいけなかった。その際、自分がその役割を担うことで周りのメンバーも発言しやすい雰囲気を作るようにした。フィールドワークの後半では自分がそうせずとも積極的に質問や意見が飛び交い、主体的に進められていたのではないか。 グループワークでは1つ上の学年ということもあり、上記同様、自らの声かけ、指示、案出しをした。調査の役割分担をし、互いが任せっきりにならないようにした。また、フィールドワーク以外の時間も集まって計画的に、丁寧に行なった。全体と同様、グループ内でも最初は緊張感があったのでアルバイトや履修のことなど身近な話題での雑談を通して気軽に提案や指摘ができるようになり、より濃い発表に繋がったと考える。一方、反省としては資料の作成のほとんどを自分が担当してしまったことだ。これは分担すると時間がかかると考え、話し合った上でそのようにしたが各々のアイデアや構成を取り入れた方がオリジナリティあるものになったのではないかと思う。パワーポイントの資料がありきたりになったことが課題であり、今後改善していきたい点である。 次に1から地域振興のための政策を考え、発表に至るまでを振り返る。南三陸町の課題は事前講義からある程度知ることができた。しかし、オンラインフィールドワークを経て、現地の方の声を聞くことで新たに伝えたいことが明確になった。この場合、南三陸町は学びあふれる町で、人々が温かいということだ。最終的にそれが自分たちの発表の軸になり、より自信をもって伝えることができた。グループとして意識したのは「実現のしやすさ」である。これを元に計画、遂行したのがスタンプラリーだ。スタンプラリーは大規模な予算や施設が不要であり、手順を踏めば比較的スムーズに実行へと移せる。また、回ごとに形式を変えるなどの柔軟性かつ継続性を持ち合わせているだろう。他班の発表を評価するのは最初は難しかった。なぜなら自分がどの立場にあるのか明確にしていなかったからだ。学生、地元住民、自治体など自分がどの立場から発言するかをしっかりと意識することで多面的、多角的な批評に繋がった。後者2つは自分事ではないのだが、何を求め ているのかを想像することが大切になると感じた。他班の批評をすることで自分たちに再度問いかけ、還元することができた。 南三陸町フィールドワーク 事後レポート

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