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就活をサポートしてくれるキャリアカウンセラーさんをご紹介!_vol.02

2019.09.02

キャリアカウンセラーってどんな仕事なの?

キャリアカウンセラーの仕事は、学生の「やりたいことが決まらない」「就活をどう進めたらいいかわからない」といった悩みを受け止め、その人の力になるものを探すお手伝いをすること。穏やかな空気をまとう秋山美奈さんは、「答えがないから面白い」と、この仕事を楽しんでいる様子です。意外な趣味と業務のつながりなど、さまざまなお話を聞いてきました。

お話を伺ったのはこの方!

共立女子大学就職進路課 キャリアカウンセラー

秋山奈美さん

2001年からキャリアカウンセラーの仕事を始め、共立女子学園での勤務は8年目(2019年現在)。過去に、青年海外協力隊の活動で訪れた途上国で在学中に就業体験をする活動を知り、就職活動の変化に興味を抱いて、帰国後インターンシップ制度の立ち上げに携わり、キャリアカウンセラーの道へ。プライベートでは、小学生の子を持つママ。

「どんな時にイキイキするかが、業界や職種を決めるヒントになる」

――「やりたい仕事がわからない」という悩みを抱えている学生も多いと思うんですが、秋山さんは相談にきた学生をどのように導いているのでしょうか?
 
「まずは、その学生がどんな人かわからないと力になれないので、これまでに夢中になってやってきたこと、過去にご自身がイキイキとした経験、逆に学んだことなど、いろいろなことを聞きますね」
 
――その学生の人となり、経験などが見えてくると、進む道も見えてくるということですか?
 
「そうですね。よく聞いていくと、実は興味があるものや、やりたいことがある方も多いです。そこに踏み出す勇気がなくて、相談に来る方もいます。その人の経験が、業界や職種を決めるヒントになると思いますね。なので、最初の「やりたいことがない」という言葉を鵜呑みにしないようにしています」
 
――キャリアカウンセラーは、本当にしたいことに“気付かせる”仕事でもあるんですね。そのために、接し方などで気を付けていることはありますか?
 
「なるべくニュートラルに、私の色が出ないようにしています。自分の考えを主張するのではなく、学生のそのままを映し返す鏡役に徹したほうがいいと思うので。そして、『そういうお気持ちなのですね』って、学生のそのままの感情を受け止めることも大事にしています」
 
――就活の悩みって友達には打ち明けづらいから、聞いてもらえる人がいるだけで気持ちがラクになりそうですよね。
 
「相談に来る学生は、悩んでいる時は明らかに表情が重いんですよ。だから、面談を重ねて、表情が晴れ、全体の印象としても変化していくと、うれしいですね」

「カウンセリングと剣道って似てるんですよ。相手と向き合う姿勢が」

▲「キャリアは単なる仕事ではなく、その人の生き方」と、学生と真摯に向き合う秋山さん


――秋山さんが現在抱いている目標や夢はありますか?
 
「大きな夢としては、キャリアカウンセラーの仕事が趣味になること。実現できたら、ずっと長く続けられるじゃないですか」
 
――ずっと続けていきたいと思えるくらい、好きな仕事なんですね。
 
「カウンセラーのような正解のない仕事の方が、面白いと感じるんですよね。何気ないやり取りの中で、その子にとっての答えが見つかって、学生が自主的に動き出す瞬間はうれしいですね」
 
――カウンセラーは解決する仕事ではなくて、共に考えていく仕事ということでしょうか。
 
「そうですね。あと、もう1つ目標があって、それは剣道三段に合格することです」
 
――秋山さんの雰囲気からは想像できない目標ですね!?
 
「息子が小学生になる時に一緒に始めて、今年(2019年現在)で5年目になります。剣道って、カウンセリングに似てるんですよ。相手の気をとらえて、先を読むようなところがあるので。相手との向き合い方が似ているので、別のかたちでも精進したいと思っています」
 
――仕事に通じるところがあると、より一層のめり込みそうですよね。
 
「最近は『小手先』とか、剣道の用語がすごく面白いです。仕事で学生と向き合う時も、やっぱり小手先の技術じゃダメだなって(笑)」

「女性も男性も幸せになるような社会を目指していけたらいいな」

▲秋山さんも活用しているという「就職ガイドブック」。就職進路課で配布しています


――共立女子大学・短期大学に通う学生の就活の傾向は、どう捉えていますか?
 
「今は、『結婚しても働きたい』『子育てしながら働きたい』という方が多くて、就職活動の段階で仕事と家庭の両立を考えていますね」
 
――キャリアカウンセラー歴の長い秋山さんも、女性の働き方の変化は実感しますか?
 
「感じますね。私も企業で働いた経験があるのですが、私達よりひと世代上の方達は、女性の活躍の場を切り開こうとしてくれていました。私達の世代は、『仕事も家庭も両立したい!』って人が出てきたけど、実際は難しかったです」
 
――そして、現在は働き始める前から、両立を考える時代になったんですね。
 
「女子大だからこそ、女性の働き方に関する新しい価値を見出していきたいですね。世の中の流れに即して、女性も男性も幸せになるような社会を目指していけたらいいなって思います」
 
――ご自身も仕事と家庭を両立している秋山さんから、学生にアドバイスをいただけますか。
 
「社会で活躍することを、楽しみにしてほしいですね。進路に迷っている人も、無意識にやってしまうことや、面白いと感じるところにヒントは転がっています。就職活動を怖がらずに、また、考えすぎずに、楽しい、うれしいって思えることを大事にしていただけたら、意外にそれが道を切り開くカギになるはずです」

取材後記

控えめな微笑みをたたえ、やわらかな空気で迎えてくれた秋山さん。ほんわかとした人柄の奥に、剣道で培った精神力や働く女性としての芯の強さが垣間見え、学生達が信頼感を持って相談できる理由がわかった気がします。「悩んでいる方には、元気になってもらいたい」と話す秋山さんに、学生の皆さんも就活の不安を打ち明けてみてはいかがでしょう。

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