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家政学部 被服学科ニュース詳細

更新日:2021年04月15日

作品紹介

綿栽培と草木染めによる手紡ぎ作品の制作

 被服材料研究室では、卒業演習のテーマとして綿(めん)を自分たちで種から栽培し、手紡ぎで糸を作り、その糸で作品を制作することに取り組んでいます。衣服が作られるすべての工程を体験することで、その困難さについて実感し、先人の努力について想像力を働かせることができます。

 従来はゼミ生が協力して大学内で綿を育てましたが、2020年度は新型コロナウイルス感染症の流行によって在宅での学修を余儀なくされました。そこで、自宅で綿を栽培し、さらに自宅にある材料や通信販売で入手できる材料・道具を用いて各自が工夫して研究することに取り組みました。今年は、草木染めにも挑戦しました。紅花や茜を用いた本格的な草木染めに挑戦した学生や、自宅で栽培している植物を利用した染色に取り組んだ学生もいました。柿渋が抗ウイルス効果を発揮することに興味を持ち、柿渋で自作のマスクカバーを染めるなどコロナ禍での生活にマッチした取り組みもありました。不自由な環境下だからこそ、創意工夫により課題を解決する学びにつながったと思います。2021年度も新型コロナウイルス感染症の感染対策をしながら、さらなる作品の進化を目指します。

ブドウの皮、アボカドの皮など食品廃棄物を利用して染色した作品
烏龍茶やハーブティなど身近な材料で染色した作品
紅花で染色した作品 インド茜で染色した作品
柿渋で染色したマスクカバー ソヨゴの葉と枝を用いて染色したエコバッグ

 

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