更新日:2024年09月11日
展示・講演会
展示「演劇熱を爆発させた青年達ー築地小劇場100年」のお知らせ
総合文化研究所主催による展示「演劇熱を爆発させた青年達ー築地小劇場100年」を開催します。
期間 2024年9月18日(水)~10月9日(水)
会場 本館1階ロビー
関東大震災によって東京の街が焼け野原となったわずか9ヶ月後、1924年6月に土方与志や小山内薫を中心として青年達が自分達の劇場を建設し、そこを根城とした芸術運動をスタートさせました。
文字通り寝食を忘れて連日連夜、新しい演劇の上演に没頭した彼らの運動は、日本の演劇史を大きく変えることになりました。
今回は共立女子大学で所蔵する「築地小劇場検閲上演台本」をはじめとして、その活動の一端をうかがうことができるような演劇資料を展示いたします。
また、関連企画としてトークセッション「築地小劇場と青年達」をもあります。貴重なお話がうかがえる機会ですので、ぜひご参加ください。
《トークセッション「築地小劇場と青年達》
日時:9月27日(金曜)17:30~18:30
会場:本館2階 204講義室
ゲスト:塩澤珠江氏・五十殿利治氏
◆塩澤珠江(吉田謙吉・資料編纂室)
舞台美術家・故吉田謙吉の長女。日本大学芸術学部演劇学科卒業。パントマイム、新劇を経て広告代理店に勤務。平成14年企画展ギャラリー〈季の風〉をオープン。多彩な仕事を残した吉田謙吉資料の整理、保存、提供、講演を行っている。著書に『父・吉田謙吉と昭和モダン』(草思社)『吉田謙吉が撮った戦前の東アジア』(草思社)。『吉田謙吉と12坪の家』(LIXIL出版)(資料提供と解説)。
◆五十殿利治(筑波大学名誉教授)
近代美術史研究者。早稲田大学第一文学部卒業。北海道立近代美術館学芸員を経て筑波大学にて教鞭をとる。1995年『大正期新興美術運動の研究』により毎日出版文化賞奨励賞。その後もロシア・アヴァンギャルド、日本のアヴァンギャルド芸術に関する研究をすすめ『日本のアヴァンギャルド 芸術 <マヴォ>とその時代』(青土社)『非常時のモダニズム―1930年代帝国日本の美術』(東京大学出版会)を上梓。元独立行政法人国立美術館理事。
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