実感としても御理解いただいているかと思います。つまり、これまでの高等教育というのは、当然学術領域に関わる教育研究をやって、そういった研究者を育成するということを、どこの大学でも少なからずやっていますし、それだけではなく、卒業した学生が、キャリアを着実に築けるような必要な知識をすぐ身につけるということ、2つを並行して目指しているわけです。そういった中で、現在、企業においても、研究においても、先ほど申し上げたような、例えば、広報やデジタル業務が、企業の中で内製されていたり、汎用的なデジタルツールというのを、社内の業務で使うことになるみたいな、そういったデジタルに対する対応が求められている部分もありますし、一方研究者でも、例えば、ウェブ上で様々な研究成果を可視化して、おるとメトリクスのような指標で研究を評価することもありますし、研究成果を論文で公表するだけでなく、例えばインフォグラフィックのような視覚的に集約した情報で表現することもあります。そういった形で、研究成果を伝えるための表現自体も変わってきているところもあります。つまり、そういったことを受けて、これからの高等教育自体が、企業活動や学術活動、デジタル化に対応するような、ある種、汎用的なデジタルリテラシーを育成する必要があるのではないかというふうに考えられるわけです。ユネスコが示すデジタルリテラシーの7つの枠組ここまでデジタルリテラシーとはと、単語の意味を全く申し上げずにお話をさせていただいたんですが、デジタルリテラシーについては、国際組織のユネスコで定義されているような、知識やスキルのカテゴリーというのがございます。これをDigital Literacy Global Frameworkというんですが、デジタルリテラシーのFramework、つまりこういった知識、スキルというのをデジタルリテラシーとして含むと定義されている内容なんですね。これ自体は、世界各国の調査に基づいて、どういったデジタルリテラシー教育をしているかという、いわゆる能力、コンピテンシーを整理した上で、枠組みを(58)プロジェクト文學藝術・「生成AI時代における創造的な学びの創出に向けて」講演録
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