目標に結びつけていくように、途中で評価していこうよというもの、形成的評価です。この2つを組み合わせることが大事ということなんですね。総括的評価は、いわゆるこういった生産型の授業の場合は、教員が当然方法は教えるんですが、最終成果物は答えがないので、できたものをオブザーバー的な、観察者の観点から見て、うまく励ましてあげたり、出来栄えをもともと定められたルーブリックのような基準で評価するということをします。つまり、教師が成果物の出来栄えを最終的に評価することで、この授業で身につけるべきデジタルリテラシーが、最終的に身についたかを評価することが大事ですと当然いわれている。一方で、そういった制作のプロセスをシナリオといっているんですが、その中で、学生に対して適切にフィードバック、つまりよくできているよ、ここはもう少し介入したほうがいいよという情報を返してあげることが大事というわけですね。つまり、学生が例えば、2人ペア、3人ペアで、何か画像を作る、プロジェクトに取り組んで、デジタルのものを作る時に、制作者同士の中で、お互いに相互評価を出したりですとか、グループ同士でフィードバックをするみたいなことを取り入れるということが、強調されています。こういった評価は、利点としては、一つのシナリオが与えられている。まさに雑誌作りなんかそうなんですけれども、みんなでこういう雑誌を作って、こういう相手に対して、こういう情報を届けましょうみたいな、特定のシナリオがあると、その文脈によって、学生に非常にやる気を持ってやってもらえるというところがあるわけですよね。つまり、主体に没入して、意欲が増進するところは利点ではあります。あとは、そういったシナリオが、実社会でやるような活動に近いので、このことを、本当に社会に行ったらやりそうだよねというところも、学生としてやる気を持たれる点だと思われます。一方で、こういったものはなかなか時間もかかりますし、学生の労力的な負担も大きいし、学生が例えばデジタルで何かを作る時には、学生をデジタルリテラシーの差があると、うまく参加できなかったり、差も出てくる。それこそ、この学生はこのツールを買えるけれども、この学生は買えませんとなると、そこでうまく参加できたり、できなかったりするわけですね。この(62)プロジェクト文學藝術・「生成AI時代における創造的な学びの創出に向けて」講演録
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