てくるだろうということです。例えば、いわゆる文化や芸術作品へのアクセスが非常によくなっています。いわゆるデジタルアーカイブが充実していまして、国会図書館ですとか、Europeanaなどを御承知の方、おられるかもしれませんが、様々なデジタルアーカイブがありますので、そういうところで芸術作品に、教室の中でも触れやすくなっているということがあります。つまり、そういった作品を単に見聞きするだけではなくて、じかに触れるような機会が増えているということです。あとは、制作環境ですけれども、先ほど学生が、ファッションの情報をSNS、インフルエンサーからという話がありましたけれども、つまり、そういったデジタル環境を使って情報を得るだけでなく、もしかしたら、学生によっては、自分で作るみたいな、そういうものが一般生活で普及しているというのが現状かと思います。その中で、Adobeのツールとか、生成AIを使ったFireflyに限らないんですが、こういった簡便なツールが増えてきています。そういった中で、やはりデジタルテラシーが非常に重要であると考えています。私が大学生だったころは、デジタルリテラシーというと、情報を読み解く力みたいなことで、世の中にある情報というのは基本的に正しい情報が多かったんですけれども、今はフェイクニュースみたいなものにどう対応するか、いわゆる情報自体の真贋を見極めることが、昔よりはるかに難しくなっている。あとは、何か作品を作る時も、自分一人でつくるのではなくて、まさに授業の中で雑誌を作るような、他者と協同した活動みたいなものがありますし、実社会の仕事の中でもそういったことが増えてくることもあります。つまり、こういったメディアの変化というのが、教育の内容や方法に与える影響が非常に大きいかなと思います。ここで一つ概略的なお話を御紹介したいんですが、これ私が大変尊敬しております、吉見俊哉先生の書かれた「メディア時代の文化社会学」に示された図です。この図には、メディアが時代によって形を変えてきたということが示されてます。これに沿いながら、メディアの教育利用も変わってきたことを考え(72)プロジェクト文學藝術・「生成AI時代における創造的な学びの創出に向けて」講演録
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