文學藝術
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ていきます。図には縦軸として、文字性、身体性、横軸に非複製性、複製性が示されています。メディアは当初、口承によるものだったのですが、その後文字が誕生して、筆記のメディアになり、それが活字になり、電子媒体ができたという変遷があります。文字が発明されたことで、知識を世代超えて伝達することができるようになりました。また図書館のように、いろいろな知識を一カ所に集めて、比較、考証するようなことができるようになったのは、文字があってのことですし、本のように、知識を持ち運べるようになりました。次に、活版印刷の誕生によって、本を大量に刷ることができる。つまり、知識を迅速に幅広く普及させることが可能になりました。印刷された書籍の中には教科書もありますが、この時期に初めて出てきたのが、この『世界図絵』という、コメニウスが作った、世界で最初の教科書といわれているものです。もともといわゆる教育は、こういった教科書が出る前は、知識を暗唱することを重視していたんですが、文字で書いたものを黙読することができるようになった。『世界図絵』という教科書のフォーマットは、御承知の方も多いと思われるんですが、なかなか変わっていて、上に絵があって、下に絵を説明する文字がある、こういったレイアウトです。つまり、何かの事物に対して、文字で内容を理解するだけではなくて、絵を使って、それをじかに、事物を感覚にさらすということを重視した教科書だといわれています。つまり、単に文字でもって学ぶということだけではなくて、複数のモダリティを用いてに学ぶようになってきたというのが、このコメニウスの教科書の時代かなというふうに思われます。これが21世紀に入りまして、文字以外のメディアが手軽に使われるようになります。あとは1995年ごろですね。インターネットが、我々一般市民も簡便に使えるようになってきますと、そこで映像とか音声を、空間を越えて、送信したり、いわゆる地理的、時間的な場を、制約を超越できる。これはまさに2020年以降、オンライン授業で皆さん経験されたことかと思いますが、そういう電子的な場みたいなものを作れるようになったことも非常に大きい特徴です。先ほど御説明しました、Europeanaなどを介し、これは浮世絵の一覧で(73)文學藝術 第47号(2025)

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