文學藝術
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『火垂るの墓』を放映しているが、正視することができない。三十年前にいちど見たきり、つらすぎて二度と見られていない。それでも、SNS投稿できちんと見た人たちの感想を読んで価値を再認識し、やはり見直すべき作品だと思う。宮崎駿と比べて地味な作品が多い高畑勲だが、この作品を作ってくれたことの意義はますます高まっているように思われる。(個人的には、『アルプスの少女ハイジ』のような作品がのほう好きではあるけれど。)水やりの水を逃れて瑠璃色の小さな蝶の影は音なく 筆者八月十六日せめて原作を読み直そうと、野坂昭如の『火垂るの墓』(新潮文庫)を買う。広島出身の芸人アンガールズ田中のテレビ番組での発言。「唯一の戦争被爆国が、地獄みたいな状況を経験をした国が核を持ってしまうと、日本が持ったんだということで、もっと世界中に核が増えると思う。そう考えたら、日本が旗を振って核を持たないということを徹底してやっていかないと、終末時計はあっという間にゼロになる」。夜、NHKで総力戦研究所のドラマを見る。アメリカに対して戦争を仕掛けたらどうなるか、綿密なシミュレーションを行っていた機関。石油、石炭、鉄などの資源を日本はアメリカの十分の一あるいはそれ以下しか持っていなかった。南方を占領して石油を確保しても、それを運搬する船舶がどんどん撃沈されることも計算されていた。必ず負けることがわかっていたが、国の開戦を止めることはできなかった。必敗と滅びを明視されていた淵へ国家は転がり落ちた 筆者(20)特集テーマ「歌」・日々と歌々

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