生活科学科

Department of The Science of Living

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生活科学科

人材養成目的・3つのポリシー(2022年度入学者用)

生活科学科人材養成目的・3つのポリシー(2022年度入学者用)

人材養成目的

 生活科学科の人材養成目的は、本学の建学の精神および共立女子短期大学の人材養成目的に基づき、「学生自身の積極的な学習意欲を引き出し、社会において自立した人間とし活躍するために、生活に関する実践的な知識・技能を身につけ、家庭および社会において、生活者としてそれらを活用する能力を養い、豊かな教養に基づき、思いやりのある誠実で協調性に富んだ女性を育成する」ことである。

3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー

 生活科学科は、本科の課程を修め、62単位以上の単位修得と必修等の条件を充たしたうえで、次のような社会に広く貢献できる自立した女性としての必要な知識、技能並びに資質を備えた人物に学位を授与する。

(1)社会に広く貢献する自立した女性として求められる幅広い教養と、生活科学に関するメディア、デザイン、食、情報、環境等の分野における知識・能力を身に付けている。(知識・理解)

(2)家庭および社会において、生活者として知識を活用するために必要な、メディア、デザイン、食、情報、環境、コミュニケーション等に関する能力を身に付けている。(技能)

(3)実社会における諸課題について、問題の本質を見抜く洞察力と判断力を身に付けている。(思考・判断・表現)

(4)積極的な学修意欲を持ち、思いやりのある誠実で協調性に富んだ人間性を身に付けている。(関心・意欲・態度)

カリキュラム・ポリシー

 生活科学科は、ディプロマ・ポリシーに定める知識、技能などを学生に修得させるために必要な授業科目を配置し、順次性に配慮し体系的かつ効果的に教育課程を編成する。
 教育課程編成及び授業実施にあたっての、教育内容、教育方法、学修成果の評価の在り方についての方針を次の通り定める。

教育内容

【教養教育科目】

  • 自己を確立し、生涯学び続けるための基礎的な力を育成する。
  • 大学生活・社会生活を送る上で身に付けておくべき基本的な表現力、情報活用能力および健康な日常生活を送るための知識・技能を育成する。
  • 専攻分野の枠を超えて共通に求められる知識と技能の伝達により、知的好奇心を喚起し、豊かな人間性や柔軟な思考を育成する。
  • 新たな価値を創造し、社会を生き抜くための基礎的な力を育成する。
  • 現代社会における諸課題に自らの使命・役割・責任を関連付け、適切に対処できる知識と能力を育成する。
  • 他者と協働し、リーダーシップを発揮するための基礎的な能力を育成する。
  • 専攻する学問の理解を助け、関連する諸分野への幅広い視点を得るための知識・技能を育成する。

【専門教育科目】

(1)生活科学の専門教育科目を学修するにあたって、メディア社会コース、生活デザインコース、食・健康コースの3つのコースに沿って、体系性、順次性を踏まえて科目を配置する。

(2)生活科学の学問分野の基礎的な知識・技能を修得する『生活科学基礎系科目』、一人ひとりの社会的・職業的自立に向けたキャリア発達を促す『キャリア支援系科目』、課題に基づいて学生が主体的に研究・制作に取り組む『特別演習系科目』をコース共通科目として配置する。

(3)メディア社会コースでは、メディアについての社会状況を理解する「①メディア社会」、情報処理や情報活用能力、企画・プレゼンテーション能力を養う「②メディアデザイン」、メディアが生活者の行動・心理に及ぼす影響を理解する「③メディア心理」の3分野の科目を体系的に配置する。

(4)生活デザインコースでは、生活に必要な道具や製品を対象に、形、大きさ、色彩などの要素について学び、デザインする能力を身に付ける「①プロダクトデザイン」、衣服やその装い方を対象に、アパレルの制作からマーケティング、企画などの実践応用力を養う「②ファッションデザイン」、住居や住空間を対象に、知識やその原理に加えて、設計、製図、インテリアCADなど初歩から高度な応用までを学び、提案する能力の修得を目指す「③インテリアデザイン」の3分野の科目を体系的に配置する。

(5)食・健康コースでは、調理の理論と実践や食品の魅力的な伝達手法など、食をデザインするために必要な知識・技能を養う「①食デザイン」、栄養と健康の関係といった健康づくりの基礎的素養、健康に関する問題発見から解決手法を養う「②健康マネジメント」、フードスペシャリスト資格取得に必要な知識やフードコーディネートの表現手段を身に付ける「③フードスペシャリスト」の3分野の科目を体系的に配置する。

(6)上記の3つのコースの科目を一定の範囲内で横断的に履修し、幅広い知識と教養を育成する。

(7)生活科学科と文科のカリキュラムの枠を超えた「短期大学開放科目」を配置し、学生の主体的な学びを促し、関心のある領域の問題意識を深め、考察力を育成する。


教育方法

(1)教育内容の実施にあたっては、その内容に相応しい適切な授業形態を用い、必要に応じてアクティブ・ラーニングの手法を適切に取り入れる。

(2)授業開始後の学修の指針として機能する適切なシラバスを作成し、授業計画に基づいて適切に指導を行う。

(3)シラバスにおいて、事前・事後の学修内容、目安の学修時間を提示し、事前・事後学修を担保する。

(4)レポート等の課題を出す時期と課題の整合性をはかり、期中にフィードバックを行う。

(5)思考力、判断力、表現力を養うとともに、他者を理解し他者と協力する態度を身に付けるためにグループディスカッションやグループワークを取り入れる。

(6)学修効果を高めるため、少人数授業を取り入れ、担任教員や助手による個別指導を取り入れる。

(7)社会の仕組みの理解、社会人基礎力を身に付けるため、学外施設等を活用した授業や外部講師を招聘した特別講義を実施する。

学修成果の評価

(1)各授業科目の到達目標に応じて、求める到達水準を明確化して、その到達状況を適切に評価する。

(2)各授業科目の学修成果の最終的な評価は試験により行う。また、授業科目の内容に応じて、日常的な課題、小テスト、レポート、意欲・態度等を適切に評価する。

(3)1年次において、年度初めのプレイスメントテストと年度末の学年末アチーブメントテストを実施することにより、英語の語学力向上を定量的に評価する。

(4)1年次から2年次に進級するためには、卒業に必要な62単位のうち20単位以上を修得していることを条件とする。


アドミッション・ポリシー

 生活科学科は、ディプロマ・ポリシーに定める知識、技能などの修得を目指し、カリキュラム・ポリシーに定める教育を受けるための条件として、次のような知識・技能、能力並びに目的意識・意欲を備えた人物を求める。

(1)生活科学の各分野について学ぶために必要な高等学校卒業相当の知識を有し、且つ入学後の修学に必要な技能を有している。(知識・技能)

(2)高等学校までの履修内容のうち、「国語」「外国語」を通して聞く・話す・読む・書くというコミュニケーションの基礎的な知識・技能を、「数学」「理科」を通じて科学的思考力の基礎的な知識・技能を、さらに「地理歴史」「公民」を通して生活や社会の構造を理解するための基礎的な知識・技能を身に付けている。(知識・技能)

(3)自らの考えや感じたことを表現する基本的な能力を有している。(思考力・判断力・表現力)

(4)生活科学の学びの中で発見する諸課題について、問題の本質を見抜く洞察力と判断力を有している。(思考力・判断力・表現力)

(5)生活科学の各分野で実験・実習や演習等を通じて専門的な技能を深めていく意欲を有している。(主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)

(6)生活科学の領域に強い関心を持ち、自主的に学ぼうとする意欲と誠実に探究していく態度を有している。(主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)

(7)将来にわたって生活にかかわる諸課題を、主体的な情報収集と他者との対話を通して探求する意欲を有している。(主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)