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学長メッセージ

入学式式辞(令和3年度)

入学式 式辞(令和3年度)

入学式 式辞(令和3年度)



 本日、令和3年度、共立女子大学大学院、共立女子大学、共立女子短期大学の入学式を執り行えますことは、学長としてこの上のない喜びです。
 今年度、本学には、大学5学部1382名、短大2科189名、大学院には4研究科13名、計1584名の学生、院生が入学しました。
 本学を選んで頂いたことに学長として御礼を申し上げるとともに、お祝いを一言申し述べます。
 新入生の皆さん、そしてご臨席賜りました保護者、ご家族の皆さま、オンラインでご視聴の皆さま、ご入学誠におめでとうございます。
 入学に向けて勉学に一生懸命、取り組んでこられた入学生の皆さんの努力に敬意を表すると同時に、暖かい愛情をもって入学生の皆さんを支えてこられた保護者・ご家族の皆様にもお祝いと感謝の意を表したいと存じます。
 新入生の皆さんは、これから大学、短期大学、あるいは大学院で学ばれるうえで、それぞれに期待と希望があると思いますが、一人ひとりのかけがえの無い「志」を実現するべく、一層の努力をして頂きたいと思います。本学の教職員一同、皆さん一人ひとりの「志」を実現するための手助けをするべく全力を尽くす所存です。
 さて、本学の教育の特徴を3つ述べたいと思います。
 一つ目の特徴は、学生の皆さんが私たち教職員から距離が近い指導と支援が受けられることです。
 昨年来の新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、本学は、文部科学省および東京都などの要請を受けて、入学式の中止、オンライン授業、正課外活動の中止など強く制限された学生生活を学生の皆さんにお願いしてきました。その中で、オンライン授業の大きな利点に気づかされるとともに、本学の特徴である、対面による学生と教職員の距離の近い学びの重要性も再認識させられました。
 いまだ新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない状況ではありますが、本学は新年度、徹底した感染対策をとりながら可能な限り対面授業を実施していきます。多種多様な考えを持つ友人や教員・職員と場所と時間を共有することで生まれる学びには豊かなものがあります。特に、大学という自由な、学びの場で初めて それを実感する新入生には、その体験・経験の意味は極めて大きいと考えます。昨年度入学生はそれができませんでした。新入生の皆さんは、大学構内に来て、対面で学ぶことができることを喜びとして、是非、しっかり学んで頂きたいと思います。
 今年度入学生から、従来の1回90分、半期15回の授業を、1回100分、半期14回に変え、皆さんが余裕を持って学べるようにしました。高校までの授業の多くは1回50分程度であったでしょうから、この100分授業に最初はとまどうかも知れませんが、心配いりません。先生方は、皆さんが主体的に学ぶ様々な工夫をした授業を準備しています。
 次に、2つ目の特徴として、リーダーシップ教育が挙げられます。本学のいうリーダーシップとは、トップダウン型の 上からメンバーを強く引っ張っていくものではなく、メンバーに寄り添い、メンバーを励まして皆と協働して何事にも前向きに取り組む姿勢をいいます。
 本学は、明治19年、1886年に、新しい時代には「女性の社会的地位向上のための、自活の能力の習得と、自立した女性としての必要な教養の習得」が必要であるという「志」を抱いた 34名の人々によって共同で設立され、「共立」と名付けられました。この「女性の自立と自活」という本学の建学の精神こそ、現在の私たちのリーダーシップ教育につながるものです。
 さきほど述べた、「距離の近い指導と支援」とはつまり「面倒見の良さ」を意味しますが、それは決して「自立」や「リーダーシップ」と相反するものではなく、あくまでも「自立」を促し、「リーダーシップ」を育てるための指導であり支援であると考えています。
 言うまでもなく、大学・短期大学での「学び」は、人からただ教えてもらうのではなく、自ら学ぶことにこそ本質があります。すなわち皆さんに期待される「学び」とは、「自ら課題をみつけ問題を解決できる能力を身に着けること」を通じて、「自立」し、「自活」する道を切り開く力をつけてもらう事であると本学は考えています。
 私たち教職員はそのために、入学後の正課教育、正課外学習において、主体的に学べる様々な仕組みを取り入れ、皆さんをサポートしていきます。
 そして、第3の特徴として、本学の環境が挙げられます。
 本学は、皇居に隣接する都心の一等地に立つ一つのキャンパスに5学部、2科をコンパクトに集中させた女子総合大学です。この都市型・高度集約型キャンパスは皆さんに学部・科を超えた多様で有機的な学びを提供しますし、また交通アクセスの良さは、皆さんの正課外活動や就職活動にとって極めて有利な環境を提供するでしょう。
 近くの皇居や北の丸公園、神保町古書店街は、散歩するのに最適です。本学のキャンパス名称である一ツ橋は、「日本における近代科学研究発祥の聖地」と言われ、東京大学・一橋大学をはじめ各種大学・学校などの発祥の地が多数あり、知的好奇心を刺激する場所に事欠きません。
 様々なことに、生き生きとした知的好奇心を抱くことは、皆さんの主体的、持続的な学びにつながります。
 本学の一ツ橋キャンパスは、皆さんが新たな価値を創造する場であると同時に、社会を生きぬくキャリア形成の場になるものと信じています。
 皆さんがこれから本学で、それぞれに楽しく主体的に学んで下さることを願ってやみません。
 これをもって私の入学式の式辞といたします。

令和3年4月
共立女子大学 共立女子短期大学
学長 川久保 清

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