学長メッセージ(2018年度)
小さな総合大学
本学は明治19年創立であり、建学の精神である「女性の自立と自活」を引き継いで教育を行ってきました。現在は4学部(家政学部、文芸学部、国際学部、看護学部)、2学科(生活科学科、文科)を擁する小さな総合大学です。小さな総合大学の利点は、教員との距離が近く、きめ細かな学修指導ができること、理科系の学部と文化系の学部が両方あって、様々な考えを持つ学生と接することができることです。創立130周年を経て、共立女子大学・共立女子短期大学ビジョン(①自律と努力、②創造とキャリア、③協働とリーダーシップ)が提案され、これを実現する教育をおこなってまいります。本学の教育の特徴は、正課外活動の評価、地域貢献・国際交流の重視、就業力を高めるキャリア支援、などがあげられます。特に協働とリーダーシップは、大きな教育の目標となります。小さな総合大学だからこそ、他者との協働力やコミュニケーション能力を身につけることができます。
本学のもう一つの大きな特徴は地の利にあります。世界有数の本屋街である神保町に位置して、その気になればすぐに知的好奇心を満たすことのできる環境にあります。また、近くには皇居、北の丸公園など散策に適したロケーションです。知的好奇心をもち、興味あることを積極的に知ることは、自立の支えになる筈です。

共立女子大学・共立女子短期大学
学長 川久保 清