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新しい教養教育について

共立女子大学・短期大学では、平成19年度より、神田集中化に伴い全学共通の教養教育を実施いたしました。全学部の学生そして短大生が一つのキャンパスで学ぶ利点をいかし、教養教育を共通化しようという計画は、将来構想計画の一環として数年前から準備がすすめられておりました。その計画がいよいよスタートしたわけです。

教養教育の全学共通化は、これまで各学部・学科が個別に運営していた教養教育を統合整理する一方で、教育資源を集約し、全学的な教育効果を高める方策として打ち出されたものです。神田集中化を一つのきっかけにして、従来の教養教育とは違う、共立の新しい教養教育のあり方を構築しようという意図によって、この全学共通の教養教育は構想されました。

従来の教養教育は専門を学ぶために必要な知識を広く学ぶものとして、専門教育の下位に位置づけられていました。新しい全学共通の教養教育は、社会人としてあるいは生活者として、必要な(あるいは持つことが望ましい)基本スキルや知識・教養をしっかり身につけるという教育目標をもっております。その意味では、教養教育を専門教育と並列の関係にあるものとして位置づけています。つまり、新しい教養教育は、本学の建学の精神である「女性の自活と自立」に立ち返り、現代社会において、一人の女性、一人の人間として、日々の生活を豊かに充実して生き、主体的に社会に参加して責任ある役割を果たすのに必要な幅広く深い教養を涵養する、という理念のもとに、独自の体系化された教育システムなのです。ですから、今までの教養教育と違い履修期間は1年から4年までの〈くさび型〉編成になっております。

運営に当たっては、各学部・学科の専任教員が中心となって担当しています。また学生は、学部・学科の垣根を越えて同じ科目を受講する事が出来るようになりました。このことによって、教養教育を通して共立女子大学・短期大学が一つにまとまり、さらには、共立らしい教育というイメージを生み出し、そのことを対外的に発信出来るのではないかと考えております。

教養教育の実施にあたり「基本スキル」の英語教育を重視し、年度の初めに全学部・学科の新入生を対象に英語のプレイスメント・テストを実施いたしました。これは、新入生全員の英語力を把握し、習熟度別にクラス分けすることでより教育効果が高くきめ細かい英語教育を行うための試みです。このように、全学共通の教養教育をより充実させるために、現在、様々な試みが行われております。

まだ始まったばかりですが、この全学共通の教養教育が将来共立の大きな財産になることを確信しております。

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