渋谷 SHIBUYA
 2010年6月 JUNE

 撮影地点:渋谷(センター街入り口、渋谷109前)
 撮影日時:2010年6月19日(土)14:00〜15:30
 天気: 晴れ
 気温: 27℃          


 蒸し暑い季節を迎えた渋谷のストリートでは、真夏とほぼ同様のノースリーブやショートパンツスタイルが珍しくない。今月は80年代のグラフィカルなスタイルを彷彿とさせるポップなコーディネートと、マキシドレスを中心としたリゾート感覚のスタイル、レースやマクラメのチュニックや花柄ワンピースを採り入れたガーリッシュ&セクシーなスタイルなどが支持を集めている。一方、モノトーンのスタイルが復活しており、黒のロゴTシャツにスラッシュデニムなど、ハードで大人っぽい雰囲気のスタイルがこぞって登場している。

2010年6月の渋谷のストリートファッションの傾向は以下の通り。


LADIES
1. 大胆プリントのTシャツやパンツを採り入れたポップ・モードスタイル
 クジャク柄のTシャツや、大きなドットプリントのTシャツとゼブラ柄のショートパンツ、チェリーなどのフルーツ柄のキャミソール、カラフルなカモフラージュ柄のスエットパンツなど、インパクトのあるプリントや大胆なデザインのアイテムを採り入れたポップでモードな感覚のスタイルが支持されている。ファストファッションの人気により、トレンドのアイテムが集中傾向にあるなか、大胆な衣装で注目されるレディガガのように、奇抜でオリジナリティのあるスタイルが登場している点は見逃せない。(写真01〜04)
01
クジャクをプリントしたTシャツと、Tシャツに合わせたブルーのカラーパンツ、足元はゴールドのスニーカーの組み合わせ(左)。大きなドットプリントにピンク×黒のゼブラプリントのショートパンツ、スニーカーも黒×ピンクで色を合わせている(右)
02
ビーズ刺繍のタンクトップに赤のパーカ、ボトムはホットパンツの組み合わせ(左)。シースルー素材のショートパンツタイプのコンビネゾンに紫のパーカ、ピンクのリュックと蛍光イエローの靴下など、ポップな色使いが増えている(右)
03
パフスリーブブラウスにチェリー柄のキャミソールをプラス。フルーツ柄は花柄の次に注目したいパターン(左)。頭部トリミングで見えないけれど、肌色部分があるユニークなレギンスにベルトが複数ついたハードなブーツがポイント(右)
04
プリントTシャツにカラフルなカモフラージュ柄のパンツをお揃いでコーディネートさせたカップル。従来は原宿で取り入れられてきたような、ポップでカラフルなスタイルが今月に入って渋谷にも広まりをみせている

2.マキシ丈ワンピースを中心にした、大人っぽくてナチュラルなリゾートスタイルの支持

 先月の花柄のマキシ丈ワンピースの大流行に続いて、今月はよりリゾート感覚の、エスニックやフォークロア調のプリントを施したタイプのワンピースが人気を集めている。フロントが深Vラインになっていて胸元が強調されるデザインなど、よりセクシーなものも登場している。素肌にじかにワンピースを着用する着こなしも多いが、Tシャツやパフスリーブのカットソーなどを合わせて、キュートに着こなしている例も多い。また、原宿と同様、今月に入ってスエット素材のロング丈ワンピースが登場しており、特にボーダー柄のものが広まっている。足元は、ウェッジサンダルやグラディエーターサンダル、あるいはロング丈のバランスに合わせてフラットなトングサンダルなどが合わせられている。(写真05〜08)

05
エスニックな柄のロングワンピースは胸元がニット使いですっきりとしたバストラインの出るデザイン。黒のベストをコーディネート(左)。シャンブレーのティアードワンピースに半袖のGジャンをプラス(右)
06
更紗プリントのエスニック調のワンピース。バストラインに沿ったカッティングとトリミング使いによりハイウエストに見える効果があるデザイン(左)。タイダイ染めのブラカップタイプのワンピースは下にTシャツを合わせてセクシーすぎない着こなし(右)
07
先月に引き続き人気の花柄のロングワンピース。半袖のカシュクールニットを合わせて引き締めている(左)。パフスリーブのカットソーと花柄コンビネゾンのキュートなコーディネート(右)
08
今月に入って多数登場しているのがジャージ素材のワンピース。特にボーダー柄のものが多く、ウエストを絞らずにゆったりしたシルエットのものが好まれている。右のようにショート丈肩出しTシャツとの組み合わせも増えている

3.レースのチュニックや花柄ミニスカート、ウエストマークのワンピースなどのガーリースタイルの支持の拡大

 ティアードフリルのミニスカートやレーストリミングのワンピース、パフスリーブのディテールなど、甘めでキュートな雰囲気のアイテムでコーディネートさせたロマンティックなスタイルが支持を広めている。ウエストを幅広ベルトでマークするスタイルが好んでなされており、コケティッシュな雰囲気のファッションに注目が集まっている。(写真09〜12)
09
レースのチュニックブラウスにショートパンツ、花柄ストールとカゴバッグもぴったり(左)。レースニットのブラウスに、丈がちょうど同じくらいのショートパンツをプラスしている(右)
10
花柄のキュートなプリントワンピースにウエストをゴムベルトでマークしたフェミニンスタイル(左)。ややハイウエストの花柄プリントワンピース。足元はちょっとハードな雰囲気のストラップサンダルを合わせている(右)
11
ノースリーブとパフスリーブ、肩がアシンメトリーなデニムのワンピースなど、モード感覚のものも登場している(左)。ギンガムチェック柄でパフスリーブのクラシカルでキュートなワンピース(右)
12
黒Tシャツにビスチェ風のトップ、花柄のフリルスカートのコケティッシュなコーディネート(左)。ロゴ入りのスエットワンピースも、幅太のベルトでウエストをしっかりマークしている(右)
4.大人ギャルに広まるクールブラックのモードスタイル

 
ポップな80年代調スタイルやプリント柄のリゾートドレス人気が広まる一方、黒×白のモノトーンのアイテムだけでコーディネートしたクールでモードな感覚のスタイルが今月に入り、20代半ばの大人のギャルたちの間で台頭している。フォトやロゴ、イラスト等のプリントTシャツにダメージデニムを合わせたり、カットソーにタイトミニのスカートを合わせ、黒のハードなヒールサンダルを加えるなど、強めでかっこいい雰囲気のスタイルが支持を集めている。(写真13〜16)
13
フォトプリントTシャツに黒のスキニー、ゴールドのリュックやエンジニアブーツなど小物もハード(左)。黒レースのノースリーブトップにスリムパンツの組み合わせ(左)
14
コミック柄の超ミニワンピースのシンプルで大人っぽいスタイル(左)。黒のプリントTシャツにクロップパンツ、オープントゥーのショートブーツの組み合わせ(左)
15
インパクトのあるスカルプリントのロングTシャツにボンデージ風パンツ、ブーツのパンキッシュなスタイル(左)。ジャクソンポロックのアクションアートのようなプリントのトップスにスラッシュ入りのデニムをコーディネート(右)
16
チェーンをプリントしたカットソーは袖のフレア部分がポイント。ミニスカートにストラップサンダルを合わせて辛口フェミニンスタイル(左)。フリルブラウスにコクーンシルエットのスカート、ウエストはゴールドのサッシュベルトでマーク(右)

MEN'S
プラスベストのフォーマルカジュアルやユニークプリントTシャツなどのアート感覚のスタイルの支持

 
蒸し暑い6月の渋谷のメンズは、タンクトップなどの露出系は少なく、むしろベストやシャツを羽織った、ややフォーマルな、慎みのあるスタイルが多く見られた。シャツにタイ、ベスト、ボトムにはデニムといった具合に、全体をいかにもラフなカジュアルにするのではなく、フォーマルなポイントを加えている点が注目される。また、モノクロのプロントTシャツや大きな顔の写真をプリントしたTシャツなど、アーティスティックな感覚のアイテムを採り入れたスタイルも支持されている。ボトムでは、サルエルパンツやロールアップパンツなど、スネやくるぶしをみせるパンツの人気が広まっている。(写真01〜04)
02
シャツにタイを合わせ、グレーと黒のコンビのベスト、ボトムはデニムのフォーマルプラスのカジュアルスタイル(左)。Tシャツとダメージデニムより、ぐっとおしゃれ感が加わるベストの組み合わせ(右)
02
今月の渋谷のメンズは、以外にタンクトップなどの肌をさらしたアイテムは少なく、Tシャツにチェック柄シャツを羽織ったスタイルが多数みられた
03
ブリキ製のロボットや円盤など、昔のおもちゃをモノクロでプリントしたユニークなTシャツにブロックチェックのパンツの組み合わせ(左)。大きな顔が大胆なフォトプリントTシャツにサルエルパンツのモードな着こなし(右)
04
ドレープを寄せたカーディガンにクロップパンツの組み合わせ(左)。麻混のシャツにストール、ボトムはロールアップしたブルージーンズのコーディネート(右)


先月の渋谷
2009年5月渋谷
2010年6月原宿
2010年5月銀座
2010年5月代官山

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