銀座 GINZA 
 2010年5月 MAY
 撮影日時:2010年5月29日(土)12:30~14:00
 天気: 曇り      
 気温: 
16℃ 

 気温が不安定な日が続いた5月のストリートでは、観測日も例外でなく、肌寒い気温となった。気分的には初夏の装いをしたいと思いつつ、アウター着用を余儀なくされたためか、ロングカーディガンやストールなど、寒暖の変化にフレキシブルに対応できるアイテムの登場が顕著であった。
 ポストワンピースとして、ヤング層ではコンビネゾンなどの新しいアイテムが目立っているが、銀座では、チュニックなどのカジュアルなワンピースとトレンカやレギンスを合わせるレイヤードが目立っているのと、フルレングスやクロップ丈など、パンツが本格的に復活している点が注目される。従って、これまでレースやフリルなどの女性らしいディテールのワンピースやスカートが下火となり、すっきりとシャープな装いにシフトしている点が新しい。

 2010年5月の銀座のファッションの傾向は以下の通り。


LADIES
1.肌寒さに対応するライトアウターの支持

 
観測日の急激な寒さから、例年になくアウターの着用が目立った。ただ、こうした気温の不安定さは、6月の梅雨期にも起こりうることであり、気軽に脱ぎ着のできる、ライトアウターが好まれている。主なアイテムでは、上品な雰囲気のファンシーヤーンのノーカラーのハーフコート、ショート丈でコットン素材のテーラードジャケットやライダースなどのかちっとしたアイテムに加え、今月に入って目立って増えているロングカーディガンなどが好まれている。(写真01~04)



01
ノーカラーで7分袖のファンシーヤーンのハーフコート。足元はレインブーツを合わせて梅雨時のファッションに対応している(左)。黄色のハーフコートと黒のワンピースのコントラストのあるコーディネート(右)
02
ワンボタンのショートテーラードジャケットにクロップドパンツのバランスが巧みな組み合わせ(左)。黒ワンピースに白のライダース、黄色のストールのぱきっとした配色がおしゃれ(右)
03
今月に入って20〜30代の女性に支持を集めているのがロングカーディガン。チュニックやジャージワンピースの上に羽織って、全体的にドレープ感のあるエレガントなスタイルで用いられている(左)
04
プリントワンピースに薄手のロングカーディガンの組み合わせも目立つ。プリント柄が少し大胆でも、カーディガンを羽織ることで、上品なコーディネートに変えることのできるアイテムとしても利用価値が高い
2.ワンピースは、チュニックなど、カジュアルなものにシフトしつつ、人気が継続

 
ワンピース人気はすでに5〜6年継続しているものの、当初のラップドレスや共布ウエストマークのワンピースなど、エレガントでフォーマルなものが減少し、シャツワンピース、チュニック、ジャージドレス、Tシャツドレスなど、カジュアルでリラックスした着心地のものが増えている。それに伴い、レギンスやトレンカなどのレッグウエアとのレイヤードスタイルが依然として支持を集めている。(写真05~08)
05
胸元のフリルがポイントのTドレスに7分丈レギンスを合わせたレイヤードスタイル(左)。レース素材のフェミニンなワンピースにロールアップのデニムを合わせてカジュアルな着こなしにしている(右)
06
サテンのチュニックをウエストマークし、5分丈レギンスを合わせている(左)。ピュアな白が清々しい雰囲気のシャツワンピース。細い茶のレザーベルトがアクセントになっている(右)
07
暈かし花柄のエキゾチックなプリントチュニックにも、やはり5分丈レギンスを合わせている(左)。アイボリー×黒配色のすっきりシルエットのワンピース。全体の配色もモノトーンで統一している(右)
08
数は少なくなったものの、フェミニンワンピースも健在。ベージュに水玉模様のフレアワンピースに幅太ベルトでマーク(左)。ドレープ感のあるジャージワンピースは裾がバルーン使いのもの(右)
3.シャツブラウスやデザインTシャツなど、インナーアイテムのバリエーション
 
 
アウターが不可欠となった観測日であったものの、その下に着用しているシャツやブラウス、カットソー類で新しいものが登場している。まずシャツブラウス計では、シフォンやシースルーなど、柔らかな素材感のもの、ビーズやスパンコールなどの装飾的なものなどが登場している一方、シャンブレーやリネンのスキッパーなどのナチュラルなものの人気も高い。またTシャツやカットソー類では、丈の長めのチュニックタイプのもの、ドレープを取ったボリュームのあるもの、リボンなどの装飾をつけたもの、フォトプリントなどのプリントTシャツ等が登場している。(写真09~12)
09
フロントのビーズ刺繍が涼しげなサックスブルーのシャツ(左)やシースルー素材にビーズ刺繍を施したブラウス(右)など、清涼感のある、夏らしい趣のインナーが取り入れられている。
10
ビジネスウエアで用いられがちなボウタイのブラウスを、コンパクトなブレザーにユーズド封デニムを合わせた新鮮な着こなし(左)。さらっと着こなせるシャンブレー素材のスキッパーなど、ナチュラル感のあるアイテムも人気(右)
11
ドレープ感があり、丈の長い、チュニックタイプのカットソーの支持も高い。おもにクロップパンツやスキニーなど、細めのパンツとのコーディネートが一般的
12
胸元に3つのリボンを配したTシャツ。大人かわいいアイテムの人気も高まっている(左)。渋谷や原宿で人気のフォトプリントTシャツが銀座でも取り入れられている。写真はモナリザの絵画をモノクロで表現したもの(右)
4.ソフィスティケートされた雰囲気のパンツスタイルの支持と、華やかなデザインorプリントのスカートの支持

 ワンピースや、チュニック+トレンカの組み合わせが飽和状態となってきた今月、20代半ばのキャリア層を中心に、パンツとスカートの単品アイテムとの組み合わせのスタイルが支持を集めている。パンツでは、コンパクトジャケットに白やアイボリーのフルレングスパンツを合わせた、キャリアライクなスタイルが目立つ。加えて、カーゴパンツやクロップドパンツなどのカジュアルなボトムも多いが、ジャケットを合わせてフォーマルな着こなしが多いのが特徴。
 スカートでは、配色切り替え、ティアードプリーツ、花柄プリント、フレアスカートなど、華やかな印象のものが多く、ウエストをしっかりマークして、女性らしいスタイルで用いるのが多い。(写真13~16)
13
アイボリーのフルレングスパンツなど、洗練された大人の雰囲気のパンツスタイルが復活している(左)。ショートジャケットと白のクロップパンツのキャリア系スタイル(右)
14
裾を絞ったシルエットのカーゴパンツなど、カジュアルなボトムの人気も高い。銀座ではコットンのかちっとしたジャケットを羽織って、カジュアルすぎない着こなしが支持されている
15
黒×白×黄色のぱきっとした配色がポイントのミニスカートにトレンカを合わせている(左)。ノーカラージャケットに合うティアードプリーツのセミタイトスカート(右)
16
花柄プリントの華やかなスカート(左)や、ウエストリボン、裾プリーツ使いの上品なディテールのフレアスカート(右)など、ウエストをしっかりマークしたフェミニンなスカートの支持も高い

MENS
ミリタリー調アウターなど、ライトアウターやオーバーシャツなどのカジュアルアイテムの支持

 4月上旬くらいの気温のために、男性のスタイルでもアウターの着用が目立った今月。ミリタリー調ジャケットやパーカなど、カジュアルなものが多く登場している。また、シャツの人気が広まっており、ボタンダウン、ダンガリーシャツ、スキッパーなどのほか、水玉柄のドレスシャツなどが注目される。ボトムは細身のシルエットが多く、デニムのスキニー、カーゴ、チノパン、いずれもカジュアルでありながらも、上品で大人っぽい雰囲気のアイテムが好まれている。(写真01~04)
01
コットンのベージュやオフホワイトのミリタリー調ジャケットの支持が高く、ウールのパンツやデニムに合わせた着こなしがなされている
02
ワンボタンのジャケットにVネックカットソー、ノンウォッシュスキニーのコーディネート(左)。水玉のシャツにベストの組み合わせは、カジュアルななかにも少しフォーマル感が加わった着こなし(右)
03
ボタンダウンシャツやデニムシャツなど、カジュアルなシャツをオーバーにして着るスタイルも多く、チノパンやカーゴパンツなど、細身のボトムとの組み合わせが目立つ
04
カジュアルなカモフラージュ柄のパンツ(左)や、7分丈のクロップドパンツ(右)など、ミリタリーやアウトドア由来のパンツも広まっている


先月の銀座
2010年4月銀座
2010年5月原宿
2010年5月渋谷
2010年5月代官山

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