原宿 HARAJYUKU 
 2010年4月 APRIL

 撮影地点:原宿(表参道)
 撮影日時:2010年4月4日(日)13:30~15:00
 天気: 晴れ      
 気温: 9℃


 4月に入り、春らしい装いが一気に登場している。ストリートを歩く女の子にとっては待ってました、と言わんばかりにミニ丈ワンピースに生足にパンプス姿も少なくない。スカートブームが継続するなか、今月はワイドパンツや花柄のオール・イン・ワンなど、パンツが増えている点も注目したい。今月の主だったスタイルでは、花柄プリントのフォークロアスタイル、ボーダーアイテムを使用したマリンスタイルなどが広まっている。

2010年4月の原宿のストリートファッションの傾向は以下の通り。



LADIES
1.花柄アイテムのフェミニン&フォークロアのスタイル

 春になると例年、花柄のアイテムがられるが、今シーズンは例年になく、花柄アイテムが多数登場している。花柄アイテムを身につけている人の割合の増加だけでなく、アイテムが広がっている点が特徴である。昨年までは、ワンピース、チュニック、スカートに見られたものだったが、今シーズンでは、オール・イン・ワン、パンツ、レギンスなどのレッグウエア、ベストなどにも花柄が用いられている点が特徴である。さらに花柄とデニム、花柄と水玉やチェックなど、異素材や柄×柄の組み合わせなどの凝ったデザインも台頭している。(写真01~04)

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デニム、茶の花柄、白の花柄と異なる生地のティアードフリルのスカート(左)。エスニック調のベアワンピースの胸元とスカート部分に、小花柄生地と無地ピンクの地を格子状にはめ込んだスカート(右)
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裾部分にちらりと覗くアンダースカートの部分に花柄のプリントを用いたレースフリルのキュートなスカート(左)。カジュアルなワーク系のアウターにフェミニンな花柄スカートの組み合わせ(右)
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今シーズンに入って特に渋谷で人気の花柄のコンビネゾン(左)。花柄とは異なるものの、ポスト花柄として注目したいフルーツ柄。転写プリントのリアルなベストがコーディネートのアクセント(右)
04
プリントのレギンスが注目されているなか、花柄のレギンスやトレンカ、タイツなどのレッグアイテムも登場。やや膨張してみえるので、ウエア自体は無地やボリュームの少ないものを揃えるのがポイント

2.テーラードジャケット、Gジャン、スポーティーなパーカなど、スクールガール調アウターの人気

 昨年の同時期、そして今年に入っても先月までは、ライダースジャケットとモッズコートなどのミリタリー調アウターの人気が圧倒的であったものの、今月はアウターに変化が訪れている。まずテーラードジャケットが復活しており、グレーや紺、黒などのベーシックカラーのショート丈、ないしはややロング丈のコンパクトなタイプが好まれている。さらに先月から増加傾向にあるデニムのGジャンでは、ショート丈のものや衿のないノーカラータイプなど、少しだけデザインにアレンジを加えたものが支持されている。3つめは昨年から人気のパーカであり、カラフルな配色のパーカをアウターにしたり、薄手のグレーのパーカをジャケットの下に着るなど、全体的にスクールガール風のカジュアル感のある着こなしが好まれている。(写真05~08)
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グレーの1ボタンジャケットにティアードフリルのスカートのコーディネート。フリルミニのスカートでは、ウエストより上でシェープされるシルエットのジャケットを合わせると、スタイルが良く見えて効果的
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Tシャツ、ビスチェ、パンツの上にややロングめのテーラードを合わせたモードな雰囲気の組み合わせ(左)。ナチュラルなAラインのコットンのワンピースも、紺のブレザーを合わせると、スクールガール風の着こなしになる(右)
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先月くらいから着用が目立って増えているデニムのGジャン。ショート丈で上半身がコンパクトに見えるもの(左)や、Gジャンから衿だけ外したようなディテールのノーカラージャケット(右)など、少しだけアレンジしたものが支持されている
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昨年から人気の高いパーカは、今シーズンもよりバリエーションを広めて浸透しそう。左は紫とピンクの明快な配色でタイツの色を合わせている。右はグレーのパーカをジャケットの下にインナーとして用いている

2.Tシャツ・アイテムの拡大。ボーダーやヨットプリントなどのマリン調、ミッキーなどのキャラクターもの、シンプルロゴのカレッジタイプが人気

 ニットアイテムが必要なくなった今月は、早くもTシャツのアイテムが急速に広まっている。中でも一番人気なのが、マリン調のものであり、ボーダー柄TシャツやTシャツワンピースに加え、ヨットやカモメ、イカリなどマリン・モチーフをプリントしたものが多く登場している。さらにはネックレスやリボンを描いたトロンプルイユ(だまし絵)風のものや、ミッキーマウスをはじめとするキャラクターものの人気も高い。さらに、カレッジロゴ風の文言の入ったロゴTシャツも多く見られ、フレアスカートやプリーツスカートにブレザーを合わせる着こなしなどで多用されている。(写真05~08)
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モッズコートの下にボーダー柄のTシャツワンピースを合わせている。青のベレー帽やトートバッグの赤×白配色など、マリン感覚の着こなし(左)。白×黒のボーダーのワンピースとライダースのモード風の着こなし(右)
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ヨットの柄がプリントされたTシャツ(左)や、パールネックレスをつけているようなトロンプルイユのTシャツ(右)。いずれも、丈がちょっぴり長めなのが今年風のデザイン
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ミッキーマウスのプリントTシャツは、渋谷でも今月良く観測されたアイテム。Tシャツにジャケットとショートパンツのバランスが可愛い(左)。ロング丈のTドレスにスキニーデニム、モッズコートのコーディネート(右)
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今月に入って目立って増えているのが、シンプルなロゴをあしらった濃紺や黒のTシャツや薄手のトレーナー類。それにブレザーやシャツを合わせたり、フリルのティアードスカートを合わせて、全体的に制服風の着こなしが好まれている

3.ネクスト・ボトムとして注目すべきパンツ。ジョッパー、ワイド、ワイドパンツなど多様なシルエットが登場
 
 今シーズンはワンピースも含め、フレアスカートの人気が高く、ボトムの7割程度がスカートで占められているが、そろそろスカートに飽きたおしゃれな層から、パンツへの変更が認められる。レギンス、トレンカなどのレッグアイテムも飽和し、パンツらしいパンツが求められているようだ。まず、新しいところでは上下繋がったコンビネゾンタイプのもので、花柄をはじめ、デニムやシャンブレー、薄手のウール素材などが用いられている。また、裾にファスナーのついたシガレットパンツなども新たに登場している。また、モモはゆったり、膝を絞ったニッカボッカタイプも増えている。またストレートデニムやチノパンといったベーシックなパンツの割合も増えており、裾をロールアップして履く着こなしが目立つ。
(写真9~12)
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胸元はフリル、ウエストはリボン、やわらかな素材を使ったフェミニンで大人っぽいコンビネゾン。裾が細身のシルエットが新鮮(左)。ファスナーを開いて足を入れる細身のシガレットパンツなど、腰回りはボリューム、裾を絞るシルエットが人気(右)
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デニムのシルエットでも、腰は比較的ゆったり、モモから膝、裾に向かって絞っていくシルエットのものが登場している(左)。ヒッコリーやカーゴなどのワーク系の素材を使ったワイドバギーシルエットも人気(右)
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今月に入って登場しているのが、ニッカボッカタイプのパンツ。ゆったりしたシルエットで膝を絞ったものが人気。左は赤×黒ボーダーのカットソーですっきりと、右はベージュのジャケットとの配色で合わせている
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ストレートデニムやチノパンなど、ベーシックなパンツの着用もじわじわと復活し始めている。裾をロールアップさせて、足首がほっそりと見える大人っぽい着こなしが好まれている

4.ナチュラル系スタイルではロングスカートが人気。マキシ丈に加えて、膝下のミディ丈が新たに登場

 コットンの生成りや白やベージュ素材を使ったワンピースやロングスカートをコーディネートの中心にもってきた、ナチュラル系スタイルが広まっている。合わせるアイテムはGジャンやワークシャツ、テーラードジャケットやレザーのジャケットなどが多く、全体的に可愛らしいコーディネートが好まれている。ロングスカートの丈は、くるぶしが隠れる程度のマキシ丈が多いものの、今月に入っては、膝下丈でふくらはぎの中間くらいの長さのミディ丈が新たに加わっている。現在は1.で紹介した花柄もしくは白のナチュラルな雰囲気のものが多いが、これから夏に向けて、水玉やボーダー、ストライプ、マドラスチェック、マリンモチーフのプリントなど、柄の要素を拡げて、ロングスカートの人気が続きそうだ。(写真13~16)
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ファッションの一卵性双生児のような同じコーディネートの二人。ミリタリーやワーク調のハードめなアウターに、白いティアードフリルのロングワンピースを合わせている
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ナチュラルで無垢な雰囲気の白のワンピース。これにGジャンを合わせてカジュアルな着こなし(左)。桜のような淡いピンクのロングスカートは黒のジャケットでハードさをプラス(右)
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マキシ丈のAラインのワンピースにレザージャケットとスニーカーのバランス加減がぴったり(左)。アシンメトリーな個性的なジャケットとロングスカートの難易度の高いコーディネート(右)
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今月に入って新しく登場しているのがミディ丈のスカートやワンピース。ミニスカートに飽きて、マキシはちょっとわずらわしいという活動的な女の子たちから広まりそうなアイテム

MEN'S
カジュアルなトラッド、ワークやスポーツアイテムのミキシング、ナチュラル・カジュアル系スタイルの台頭

 先月とはアウターががらっと異なったことで、男性のファッションにも明らかな変化がみられた今月。パイピング使いのブレザーや細身のテーラードジャケットなど、トラッドベースのアウターのほか、先月から続くマウンテンパーカなどのワーク系アウター、それとGジャン、パーカなどの気軽に羽織れるアウターが主に登場している。また、パッチワーク使いのシャツ、ピンクのカレッジロゴ入りトレーナー、黒×白ボーダーに赤でプリントを加えたものなど、インナーのカラフル化が進展している。また、小物では、巻物人気が高く、大判のストールや、幅の細いマフラー等が用いられている。(写真01~04)
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パイピンクが特徴的なブレザー(左上)やメタルボタンのニットジャケット(右上)、細身のテーラードジャケット(下)、ジャケット人気が復活している。左下のカラフルな飾りのボタンホールがユニーク(左下)
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ピンクのカレッジロゴ入りのトレーナー(左上)や、ボーダー柄に赤でプリントを重ねたTシャツ(左下)、パッチワーク使いの黄色のシャツ(右下)など、春らしさはインナーから取り入れられている
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カジュアルなアウターとしては、マウンテンパーカなどのジップアップ使いのアウターが人気(上)。ニッカボッカタイプのユニークなデニムのパンツ(左下)。
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巻物の人気が継続しており、上のように大判のストールをぐるりとふんわりと巻いたケースや、左下のように細身のストールをさらりと取り入れた男性が目立つ。右下は、ロング丈のパーカにレジメンタルタイを合わせたコーディネート

先月の原宿
2010年3月原宿
2010年4月渋谷
2010年4月銀座
2010年4月代官山

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