原宿 HARAJYUKU 
 2009年10月 OCTOBER

 撮影地点:原宿(表参道)
 撮影日時:2009年10月13日(日)13:30~15:00
 天気: 晴れ      
 気温: 27℃


 天候もすっかり秋らしくなり、ファッションも秋物へとシフトした。アウターアイテムが続々と出てきており、マウンテン・パーカやダウンベストなどのアウトドア系アウターやレザー、ファーなどナチュラル素材のベストが人気だ。カラーは先月まで人気だったブラックは減少傾向にあり、オフホワイト、生成、ブラウン、ベージュなど、温かみのあるナチュラルカラーの支持が増えている。また、例年、まだ暑さを感じる時期にアウターを着る先駆者がいるのだが、今年は比較的アウターの着用者が少ない模様。オシャレを“頑張る”のではなく、無理をしない程度に“楽しむ”傾向にあるようだ。

2009年10月の原宿のストリートファッションの傾向は以下の通り。


LADIES
1.機能性抜群のアウトドア・アイテムに注目&異素材ベストのおしゃれな着こなしのクローズアップ
 昨年に引き続きアウトドア・アイテムが注目を集めている。形は野暮ったく、色味も乏しいという従来のアウトドアのイメージは払拭されており、タウンユース向きのタイトなシルエットに豊富なカラーバリエーションというのが新しいアウトドア・アイテムのキーワードとなっている。特に人気なのは去年から人気が継続しているマウンテン・パーカ。男女問わずに楽しめるアイテムとして、機能性に優れたマウンテン・パーカは、これからの季節に重宝される一着となるだろう。また、パーカやデニムシャツなどのカジュアルアウターの人気も高い。
 さらに、ベストでは布帛でなく、異素材ベストをアクセントにしたコーディネートが台頭している。中でもレザー×ファートリミングやレース、フェイクファーなどの素材は人気が高く、合わせ方によってイメージも大きく変わる。毛足の長いファーやレースのベストを合わせるとドレッシーに、毛足の短いファースェード、ニットのベストを合わせるとかわいらしいスタイルになり、ベストを加えるだけで、+αのオシャレを楽しむことができる。
(写真01~04)
01
青緑・紫・白・茶・オレンジの配色が新鮮なマウンテンパーカ(左)。中綿入りベストなど、アウトドア感覚のアウターが支持を集めている
02
ピンクのパーカと白のチュチュ風フレアスカートと、スポーティーなアイテムとキュートなアイテムとのミックススタイル(左)。デニムのシャツ
03
もこもことしたモヘアの温もりがかわいらしい半そでボレロ(左)やベスト。ドレッシーなワンピースにも、カジュアルなデニムにも合わせやすく、ワンポイントアイテムとして、注目される
04
全身黒のコーディネートに70年代調のレザーベストでちょっとはずしたスタイルがおしゃれ(左)。人気のライダース、今シーズンはナチュラルなブラウンが注目されている(右)

2.ロンドン・マニッシュが秋冬のマスト・スタイル
 全身を黒でまとめたロック・スタイルの人気はまだまだ拡大中だ。今月に入り、スタッズやスパンコール、チェック柄、USEDのバンドTシャツ、ユニオンジャックなど英国風のアイテムを取り入れたブリティッシュ・スタイルに人気が集まっている。特にスパンコール装飾のアイテムが注目されており、総スパンコールのタンクトップワンピースやミニ丈のバルーンスカート、中折れ帽のリボンにスパンコールがあしらわれているものなど、様々なアイテムが取り入れられている。ロックスターさながらのキラキラと光るスタイルが黒ベースのスタイルにインパクトを添えている。。(写真5~8)
05
ロングカーディガンにTシャツ、ブラックデニムスキニーと、モノトーンのコーディネートにユニオンジャックnショルダーバッグが効いている(左)、リベットつきのハードなカーディガンは今シーズンの人気アイテム(右)
06
袖をロールアップさせたジャケットの下には、カラフルなプリントTシャツを合わせている。ショートパンツにラメタイツの組み合わせもクールに決まっている(左)。グラデーションで色を変えたニットにショートパンツの組み合わせ(右)
07
60年代調のAラインやシース・ドレスの人気も高い。中でも黒が一番人気があり、左のようにファーベストを合わせたり、右のようにスパンコールがドレス全体について、ラグジュアリーなものなどが好んで取り入れられている
08
ショート丈ジャケットに赤×黒チェックのスカート、バッグやストラップシューズも赤で揃えたコーディネート(左)。ロング丈のベストなど、マニッシュな感覚のアイテムも登場している(右)

3.存在感のあるショールや細ストール、そして足元ではカラフルレギンスやタイツのポイントスタイルの浮上
 このシーズンに欠かせないショールやストールでは、より大判で柄のはっきりした、アウター感覚の大判ショールが登場している。ウエアに合わせたカラー使いや個性的な柄など、主役級のストールが好んで用いられている。そのまま、織ったりせず、肩に羽織ってボリュームのある上半身を形作るスタイルが好まれている。他方ではアクセサリー感覚の細長いストールも人気があり、ネックレスのようにポイント使いにされている。またファーのティペットなどのファーの巻物もこれからのシーズンに欠かせないアイテムとなっていくだろう。
 足元では、カラフルなタイツやレギンスのバリエーションが広まっており、プリント、カラー、温かみのあるニットなどがタイツ、レギンス等に広まっている。左右、異なる色のタイツなど、インパクトのあるアイテムも人気を集めそうである。
(写真9~12)
09
ショールの使い方が首にぐるぐる巻くスタイルから、肩にかける使い方が多数みられるようになった。ウエアに合わせた色や柄をチョイスし、アウター代わりのアイテムとして用いられている
10
ニットの多色編みがカラフルな細ストール。ウエストのはぎ合わせがユニークなワンピースも注目したい(左)。カーディガンの上につけたファーエリ。レトロ風スタイルにぴったりの小物
11
足元では、プリントタイツやレギンスの人気が高まっている。タイツを引き立たせる黒のワンピース(左)。タイダイ染めワンピースに合わせたタイダイ染めのレギンス(右)
12
右足がパープル、左足がピンクと、左右片身分けのユニークなタイツ(左)。温かみのある生成り色のニットタイツの上から茶のソックスを重ね履きしたスタイル(右)

4.注目度アップ間違いなし!ツインズ・コーディネート
 お揃いの服を双子の様に着て街を歩くペアルックの女の子が出現した。ペアルックと言えば、カップルや兄弟と合わせ、オシャレ感の欠けるイメージがあるが、今回は女子同士。色違いのお揃い服を靴やインナー、ヘアメイクの雰囲気まで合わせていて、一見本当の双子に見えるくらい気合いが入っている。服の系統はストリート系から森ガール系まで幅広く、様々な層から注目されている。代官山では親子のペアルックもみられ、年齢層も多岐に渡り注目されている。。( (写真13~16)
13
二人揃って色違いのボカシ柄のワンピースを身につけて、足元も茶系のブーツでコーディネート。1人で着るよりずっとインパクトがあり、新たなファッションの楽しみが広がっている(左)
14
ラベンダー色のパーカ、そしてミッキーとミニーがプリントされたチュチュ風のフレアスカート、足元のスニーカーなど、頭から足元までお揃いのアイテムで揃えた二人
15
シャツブラウスにリボンタイ、プリーツミニのスタイル(左)と、ブレザーとタータンチェックのキルトスカートにストラップシューズと、それぞれのアイテムは異なるものの、制服風のツインズ
16
ペアルックというと、二人の世界に入り込んだおしゃれと無縁なスタイルを想像しがちだが、デニムのサロペットを、片ストラップを外したユニークな着こなしでおしゃれに仕上げている


MEN'S
中綿ブルゾンやライダース、ベストなど、新しいアウターとクロップパンツを中心とした新ボトムのコーディネートスタイル
 原宿のメンズでも、アウターが本格化してきており、中綿ブルゾンやベストなど、アウトドア感覚のアイテムが広まっている。ただし、100%スポーツ、あるいはアウトドア風な着こなしではなく、ゼブラ柄風の幾何柄の中綿ブルゾンや、ブルーの中綿ベストにシャツをスカート風に巻きつけたレイヤードボトムの組み合わせなど、モードな感覚で着こなすのが原宿のオリジナリティーといえる。またボトムでは膝下5分~7分くらいのクロップパンツの人気が高く、ちょっとユーモラスのあるパンツが支持を集めている点が注目される。(01~08)
01
中綿ブルゾンやベストなど、アウトドア感覚のアウターが登場している。ただし、左の写真のように、ゼブラ柄のような抽象柄を配したものなど、モード感覚のものが新鮮にうつる
02
ライダースジャケットでは、圧倒的にシングルタイプのものが広まっている。レザー、フェイクレザー以外に、ナイロンやベロアなど、素材のバリエーションが広がっている
03
ベストでは、ボトムと同系色、あるいは素材の類似したものを合わせた、セットアップ感覚の着こなしが目立ち、より統一感のあるスタイルが求められている。ボトムはクロップパンツを合わせたケースが多くみられた
04
首回りのアクセントとして、大判のバンダナやストールをネッカチーフ状に巻いたスタイルが支持を集めている。TシャツやロングTシャツ、ブルゾンなどの上に巻くことで、アクセントになる

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