銀座 GINZA 
 2009年9月 SEPTEMBER 
 撮影日時:9月27日(日)13:00〜15:00
 天気: 晴れ      
 気温: 
27℃ 

  9月末になって、だいぶ涼しい気候となった銀座のストリートでは、ジャケットやブルゾンなどのアウター類が本格的に登場している。アイテムでは、ミニのスカートやショートパンツ、コンビネゾンなど、新しいボトムが登場しているせいか、ワンピースがやや減少傾向にあるようだ。ただし、チュニックワンピース等は依然として根強い支持を集めている。
 ファーの小物、中折れ帽、ニーハイブーツなど、秋らしさを演出する小物も多く登場している。


 2009年9月の銀座のファッションの傾向は以下の通り。

LADIES
1.ショートジャケットに加え、トレンドのロングテーラードも登場。ノーカラーのブルゾンタイプのアウターも人気
 
涼しくなった今月は、アウターを着用している女性の割合がぐっと増えた。パイピング使いのテーラードジャケットや、メタルボタンのグレーのブレザーなど、ショート丈でトラッド調のベーシックなデザインが好んで着用されている一方、今年の新しいシルエットであるロング丈のジャケットなども少しずつ取り入れられている。加えて、ノーカラーの5分や7分袖のジャケットやブルゾンの人気も高く、レザー、サテン、シルクライクな素材など、上品な素材感のアウターが好まれている。
(写真01-04)



01
パイピング使いのダブルのテーラード。ボトムはロールアップデニムでカジュアルに(左)。メタルボタンのブレザー。袖のロールアップで今年らしさを出している(右)
02
トレンドのロングテーラードジャケットもちらほら登場。ジャケットの裾とスカートがさほど変わらない着こなしがポイント(左)。カジュアルなミリタリー調ジャケットなども登場している(右)
03
今月に入って20代半ばの女性に支持されているのが写真のようなノーカラーの短袖アウター。ネックラインや袖にギャザーが寄っていて、ふんわりとしたフォルムになっている
04
柔らかそうなツィードを使ったワイドカラーのジャケット(左)。カーディガンでは、ロング丈のものが人気を集めている(右)
2.ティアードフリル、ウエストタックなど、フォルム感のあるスカートの人気。ファスナー使い、ハイウエストなど、トレンドデザインも登場
 
渋谷と同様、スカートのバリエーションが広がり、形に存在感のあるものが増えている。ティアードフリルのミニスカートなどの継続アイテムはもちろん、張りのある素材で、ウエストにタックを寄せて、チューリップのようなフォルムに仕立てたスカートなど、どこかにボリューム感をもたせたものが人気。腰回りが膨らむため、ウエストをベルトでしっかりマークするのがポイント。また、ジップ使いのスカートや、ハイウエストのキュロットなど、80年代に流行したディテールのものも登場している。パンツでは、コンビネゾンやカーゴパンツなど、ワークやミリタリー調のものが出ている。
(写真05-08)
05
張りのある素材でフリルが斜めに広がったティアドスカート。他を黒で揃えてスカートを引き立たせている(左)。6段のティアード。ベージュのジャケットに合わせて上品な着こなし(右)
06
ウエストにタックを寄せて、ぷくっとしたシルエットが特徴のトレンドのスカート(左)。ウエストのタックで、まるでチューリップを逆さにしたようなシルエット。腰が膨らむのでウエストマークが必須(右)
07
サイドのポケットがジッパー使いのちょっとハードな雰囲気のミニスカート(左)。写真が暗くて見えにくいのだが、ウエストに5つくらいボタンが連なったハイウエストのショートパンツ(右)
08
ホールターネックのコンビネゾン。色もシックで大人っぽい雰囲気(左)。オリーブグリーンのコットンパンツなど、ワーク系のボトムの人気も高い(右)
3.ウエストをマークしない、チュニックドレスの支持。パネルプリント、切り替え、リボン等のモチーフなどの新しいポイントが追加
 
フォルム感のあるスカートの台頭で、やや減少気味のワンピースではあるものの、まだまだ銀座の街を歩く女性の3割強はワンピースが占めている。今月に入って広まっているシルエットは、ウエストをマークしない、チュニックタイプのもの。春先にはベルトでマークするスタイルが広まり、現在でもそうしたスタイリングが見られるが、大半はすとんとしたシルエットのもの、もしくは裾広がりのものにレギンス等を合わせるスタイルが多い。加えてパネルプリントや、別布切り替え、大きなリボンディテールなどのデザインが新しく加わっている。
(写真09〜12)
09
ウエストより少し低い位置でタックを寄せてボリュームを出したもの(左)。カラフルなマルチストライプのワンピース(中)。Aラインのチュニックにクロップパンツの組み合わせ(右)
10
今月、好んで着用されてきているのが、写真のようなすとんとしたウエストをマークしないサックドレス風のデザイン。大人っぽくて、シャープ、洗練された雰囲気が人気を集めている
11
赤と赤紫の華やかなプリントのワンピース。全面総柄でなく、胸元と裾のパネル使いが素敵(左)。赤紫の鮮やかなワンピース。シルエットはルーズフィット(右)
12
黒・白・ベージュと、切り替えのあるニットワンピース(左)。胸元にリボンの意匠を施した大人カワイイ雰囲気のワンピース(右)
4.ストール等の巻物人気と、ファー小物の登場。中折れ帽やニーハイブーツなど、強めでインパクトのある小物人気
 小物では、ストールやショールを巻いたスタイルがより増えており、ウエアのアクセントとして使われている。また、ファーの巻物やベストなど、一足早いファー使いなどもみられた。また、中折れ帽、キャスケット、ハンチングなどの、メンズライクな帽子が広まっていたり、ストレートな筒、ヒールのあまりないもの、あるいは太いヒール使いのブーツなど、強くてかっこいい雰囲気の小物が広まっている。
(写真13〜16)
13
プリントワンピースにぼかし水玉柄のストールという、柄と柄の難しい組み合わせを上手にクリアしている(左)。カジュアルなTシャツとショートパンツに、豹柄ストールで大人っぽさをプラス(右)
14
半そでのワンピースに、ファーの巻物という、パーティースタイル風の組み合わせ(左)。カジュアルなシャツワンピースに、ファーのベストでちょっとワイルドな演出(右)
15
ショートジャケットとチェック柄スカートというガーリッシュな組み合わせも、中折れ帽一つでマニッシュにチェンジ(左)。全身のトーンを黒や茶で揃えて、シックなマニッシュスタイル(右)
16
膝上丈のニーハイブーツは渋谷のギャルに人気のアイテム。全身を黒で揃えた強めなスタイル(左)。レースアップのごつめのブーツを合わせている(右)

MENS
細めラペルのテーラードやVネックのカーディガンなどのアウターの充実
 細めの衿で洗練された雰囲気のテーラードジャケットにデニムを合わせたコーディネートや、Vネックのカーディガンとデニムなど、上品さのあるカジュアルなコーディネートが支持を集めている。銀座の男性でH&Mの袋を持っている20代半ばから30代前半くらいの層が増えていることも興味深い。また、ナイロンなどの異素材ベストや、カーゴパンツなど、ワークやアウトドア系のアイテムも広がっている。
01
ほっそりした衿が都会的なテーラードジャケット(左)。肩パッドがしっかり入って、やや構築的なフォルムのテーラードジャケット(右)
02
パーカに変わって、今シーズンはカーディガンが人気アイテムとなりそう。写真のようにVネックタイプが多く、グレーなどの柔らかい色が好まれている
03
水玉模様のポロシャツの上から黒のベストをコーディネート。大きな袋は「コムデギャルソン」のもの。ナイロンのベストを羽織って、ヘビーデューティーなアイテムを取り入れている(右)
04
ギンガムチェックのボタンダウンシャツと、オリーブ色のカーゴパンツのカジュアルな組み合わせ(左)。柿渋色の秋らしいコットンパンツ(右)


先月の銀座
2009年8月銀座
2009年9月原宿
2009年9月渋谷
2009年9月代官山

トップに戻る                     Copyright (C) Color&Design Research Room of Kyoritsu Women's Junior College. All Rights Reserved.