代官山 DAIKANYAMA 2008年2月 JANUARY

 撮影日時:2月24日(日)12:30〜14:00
 天気: 晴れ   
 気温: 6℃


 風の冷たい日がまだまだ多い中ではあっても、今月の代官山ではアウターがすでに春用のものに変化したために、先月とがらっと雰囲気が変わった印象を受けた。特にコットン素材の変形トレンチや袖の短いクラシカルなコートなど、スプリングコートを着たスタイルが増えている。
 今月は、レイヤードスカートを筆頭に、代官山らしくアレンジを加えたフェミニンなスカートスタイルと、ロールアップジーンズを筆頭としたカジュアルなパンツスタイルとに人気が二分している。

2008年2月の代官山のスタイルは以下の通り。


今月の代官山のポジショニング・マップ


GIRLS
1.シルエット、色、ディテールに新しさのある、春らしいスプリングコートの登場
 先月までは、ウールのトレンチ、ナイロンのモッズコート、中綿ブルゾンなどのまさに冬らしいアウターが大半であったが、今月に入ってまだ寒い日も多いものの、春らしいアウターに着替えて新しさを出したスタイルが目立った。継続して人気のトレンチも少なくなかったが、ややボリューム感を出したり、裾を絞ったり、袖先が短めだったり、ノーカラーだったりと、ディテールやシルエットで新しさを出したものが好まれている。またグリーンやイエロー、レッドなど、カラフルな色でシンプルなシルエットのコットンコートなども来月以降、さらに支持を集めそうである。また、中綿ベストやジップアップのブルゾンなどのカジュアルなアウターも好んで用いられている。
(写真01-04)
 
 

 

 
01
ここ数年、連続して人気の高いトレンチコートだが、今シーズンはディテールやシルエットの新しいものに注目が集まっている。また色も淡めのナチュラルベージュ系が多い
02
モッズコートで流行った裾を絞ったコクーンシルエットは、春に向けて、素材や細かなディテールをアレンジしたものが登場している。7分袖やロールカラー(左)など、クラシカルなディテールになっているのがポイント
03
60年代の映画に出て着そうな、トッパーコート、ドライビングコート風のカジュアルなコート。ビビッドな色なのがとても新鮮。細身のパンツに合わせて、颯爽と着こなしたい
04
カジュアルなデニムスタイルには、中綿ベストやジップアップのブルゾンなどのヘビーデューティーな雰囲気のアウターを合わせるケースが増えている
2.ギャザー、プリーツ、裾レイヤードなど、ふんわりとした春スカートとAラインのプリントワンピースの人気
 アウターだけでなく、スカートでも素材、色、柄、シルエットの新しいスカートが登場している。昨年の春にはデニムのタイトミニなど、比較的タイトなものが好まれていたが、今シーズンはギャザー、フレア、プリーツなどを加えた、ふんわりとしたボリュームのあるシルエットのものが新しく加わっている。特にチュニックやワンピースにさらに白のフレアスカートなどを合わせて、裾をちょっとだけ覗かせた、Wスカートのレイヤードが新しい。またワンピースでは、Aラインシルエットのものが多数登場しており、中でも大胆なアブストラクト柄やパネル柄など、柄ゆきに特徴のあるものと、70年代風の小花柄のプリントものを中心に広まっている。
(写真05-08)
05
ショート丈のダウンにぴったりのひだプリーツのスカート。朱赤の色がきれい(左)。民族衣装にみられる刺繍を施したプリーツスカート(右)
06
原宿の女の子たちの間で流行りつつある、チュニックやワンピースにスカートを合わせ、裾を覗かせたWスカートのレイヤード
07
ワンピースでは、シルエットは圧倒的Aラインのものに変化。パネル柄(左)や、大胆な抽象画(左)など、柄ゆきの凝ったものに注目
08
シフォン使いの春らしいワンピースや、小花柄の70年代調のワンピースなど、甘めのワンピースをハードなアウターと合わせている
3.クールなフルレングスパンツ、ロールアップジーンズ、ボーイッシュなショートパンツなど、パンツ人気も上昇 
 パンツでは、マニッシュな雰囲気の少しワイドめのフルレングスなパンツが登場したり、またデニムが復活し、ストレートのロールアップジーンズやスキニーなどの割合が増えている。ワンピースとレイヤードさせたりと昨年も見られたコーディネートが多いものの、カラースキニーなどの新しいボトムも登場している。またショートパンツでは、継続人気のデニムショーツのほかに、千鳥格子やグレンチェックなど、ボーイッシュな雰囲気のトラッド柄のタックショーツなどが登場している。(写真09-12)
09
マニッシュな雰囲気のややワイドめのフルレングスのパンツが支持を集めている。サテンのブルゾンと合わせたり、マニッシュなハーフコートに合わせたりと、さまざま
10
今月に入り、デニムの人気が復活している。それもストレートなジーンズをロールアップさせた着こなしが多く、20代前後の女性を中心に広まっている
11
昨年ほど多くはないものの、今シーズンもスキニーの人気は続いている。ワンピースに合わせたり、ブーツインしてコーディネートに加えられている
12
カジュアルな雰囲気のデニムショーツ(左)のほか、今月に入って、トラッドな雰囲気のグレンチェック柄など、タックを加えたショーツが好まれている(右)
4.ブリティッシュ・トラッド調のタータンチェックや乗馬風スタイルの登場
 スポーツカジュアルなトレンドが渋谷を中心に広まっている一方、代官山の今月のストリートでは、グリーンベースのタータンチェック柄のコートやスカート、ワンピース、シャツなどを筆頭に、タータン柄のアイテムをどこかに加えたスタイルが好まれている。また、ラインの入ったテニスセーター風のワンピースや、ジョッパーズ、メタルボタンのブレザーなど、ブリティッシュトラッドやプレッピー感覚の装いが少しずつ増えており、注目したい。(写真13〜16)
13
今月数多く目だったのが、グリーン色のタータンチェックのハーフコートやブルゾンなどのアウターだった
14
タータン柄のワンピース(左)や、縮揉ウールのジャケット(右)など、ブリティッシュ・カントリー調のスタイルも新鮮にみえる
15
乗馬時にはくジョッパーズ(左)や、ライン入りのテニスセーター(右)など、ブリティッシュ・スポーツ由来のアイテムを加えたスタイルが好まれている
16
タータン柄のハーフコートにキャメルベージュのショートパンツ(左)、紺のブレザーにプリーツスカート(右)など、プレッピー風のスタイルも注目したい

BOYS
アウトドア、ライダース、スポーツなど、カジュアルをベースにアレンジを加えたコーディネートが浸透
 代官山の女性のスタイルと同様、厚手のウールやダウンなどの着用が減って、春らしいアウターが増えている。今月目だったアウターでは、レザーのブルゾン、スエット素材のライダース、パーカ、コットンのトレンチなどであり、いずれもコンパクトな細身のシルエットが多い。人気のライダースでは、レザーのものが多く出回っている一方、スエット素材やコットンなど、素材を変えたものも早くも登場している。これらを、インナーとの丈のバランスを考慮して、裾を長めに出したり、細身のアウターにはワイドなパンツを合わせるなど、アレンジを加えた着こなしが目だった。
(写真01-04)
01
左右の身頃、袖がすべて異なる色のレザーのブルゾン(左)。人気のライダースは今月も支持が多いアイテムであった(右)
02
アウトドア楓ジャケットは鮮やかなパープルのタータン柄が春らしい雰囲気(左)。スエット素材のブルゾンに細めのカーゴの上下(右)
03
今月に入って、スエット素材のアウターが増えている。注目のライダースもスエット素材のものが出ている(左)
04
ショート丈のトレンチに、丈長のパーカを合わせたちょっと女の子っぽいコーディネート(左)。ショートパンツにスパッツを合わせたようなユニークな切り替えパンツ(右))

先月の代官山
2008年1月代官山
2008年2月原宿
2008年2月渋谷
2008年2月銀座

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