銀座 GINZA 2008年1月 JANUARY
 撮影日時:1月27日(日)13:00〜15:00
 天気: 晴れ      
 気温: 6℃


  原宿や渋谷がいっせいにスポーツカジュアルの波に覆われている一方、銀座ではウールの上質なコートを中心として、コンサバティブでエレガントな着こなしが大半を占めている。ただし、昨年同時期と比較すると、今期はワンピースが減少し、細身の中綿やダウンのキルティングコートやパンツの増加など、フェミニン寄りだったスタイルが、少しずつマニッシュでカジュアルな方向にシフトしているようである。 
 
 2008年1月の銀座のファッションの傾向は以下の通り。
 今月の銀座のポジショニング・マップ

LADIES
1.継続人気のエレガントなベルテッドコートに加え、短めの袖やAラインシルエットなど、クラシカルなコートの人気
 銀座以外のエリアでカジュアルなブルゾンやミリタリー調コートが支持を集めている中、銀座では上質のウールを使ったエレガントなコートが支持を集めており、カジュアルなスタイルへの以降はまだこの先になりそうである。最も数が多くみられたのは、ウエストをマークしたベルテッドコートであるが、今シーズン支持を集めているのは、ノーカラー、7分袖、Aラインなど、50年代、60年代の雰囲気を感じさせるクラシカルなものが増えている。色は白、グレイ、黒、ネイビーなどのベーシックカラーが大半であるが、赤系のビビッドカラーなどもわずかに登場している。
(写真01-04)



01
真っ白なコートに衿にも白のファーがついた上品なコート(左)。裾の切り替えがアクセントのライトグレイのエレガントなコート(右)
02
ノーカラーのコートに白タートルと手袋がさり気なく決まっている(左)。袖口をきゅっと絞った7分袖のクラシカルなコート(右)
03
モノトーンのアウターが多いなか、ぱっと華やかな赤のコート(左)。バスト下で切り替えを入れたAラインのコート(右)
04
ケープ風の裾広がりのショートコートも人気の高いアイテム(左)。肩が少し張り出したHラインのクラシカルコート(右)
2.上品な雰囲気のダウンや中綿コートの支持と、高級感あふれるムートンやレザーコートの支持
 非ウールのアウターで人気を集めているのは、中綿やダウンのキルティング・コートであり、7分丈の細身のシルエットのものが多い。衿や袖先にファーを付けたり、ウエストをベルトでマークしたものなど、上品な雰囲気のものが好まれている。また、寒さが一層増した今月は、上質な素材を用いたムートンやフォックスファーをあしらったレザーのコートなど、高級感のあふれるコートの着用も目立っており、ぐっとグレードの高いコートスタイルも見られた。
(写真05-08)
05
中綿やダウンのキルティングコートでは、細めシルエットの7分丈のものが最も多く、ベージュ、白、黒などの定番色が中心となっている
06
細かな格子のキルティングを施したトラッド調のコート(左)や、オイルコーティングを施したオリーブグリーンのコート(右)など、コットン素材のコートも登場
07
何十万もの値がつきそうな、たっぷりとリッチな雰囲気のムートンコート。肩やウエストは細め、裾広がりのエレガントなシルエットのものが多い
08
フォックスファーを衿にたっぷりとあしらったレザーのコート(左)や、丹念になめした風合いがきれいなレザーのコート(右)など、グレードの高いアイテムは銀座ならではのもの
3.フレア量の多めの女性らしいスカートの登場。タイトスカートでも短めが主流に
 コートの裾から覗くスカートでは、ふんわりとしたフレアや、ヒダ幅の大きなボックスプリーツ、4枚、8枚はぎのゴアスカートなど、ボリューム感のあるスカートが取り入れられており、20代のキャリア層をはじめとして、40代のミセス層にもかわいらしい雰囲気のスカートが支持されている。タイトスカートでは、膝下丈のものが減って、膝頭、あるいはそれよりも上のミニスカートが増加している。
(写真09〜12)
09
幅の大きなボックスプリーツのスカート。張りのある生地を使い、程よいボリューム感が出ている(右)
10
フレアのしっかりついたスカート。コートとのセットアップでフォーマルな雰囲気(左)。ミッドセンチュリーのファブリックのようなプリント柄のフレアスカート(右)
11
コートからのぞくスカートは春らしい柔らかい素材を使った白のスカート(左)。超ミニ丈のタイトスカートにベルトを腰骨の位置でマークし、スカートの短さがより強調されている
12
コンサバティブなトラッドスタイルに合わせたタイトスカートも、今シーズンは膝、あるいはそれより上の短めのものが主流になりつつある
4.ショートパンツ、クロップパンツ、フルレングスなど、丈もシルエットもバリエーション豊富なパンツ
 昨年の同時期にはツイード素材やニット素材等のワンピース+コートの組み合わせが多かったために、昨年はパンツの割合が低かったものの、ワンピース人気が落ち着いた今月は、再びパンツの支持が広まっている。これまでにも登場していたショートパンツや7分丈のクロップパンツ、キュロットスカートに加えて、足首やくるぶし丈の8分、9分丈、およびフルレングスのパンツが注目を集めている。パンツの多くはウールのツイードやヘリンボーンなどだが、カジュアルなスタイルでは、コーデュロイ等のコットンパンツも用いられている。
(写真13〜16)
13
足首の位置の長さの8分丈の細身のパンツ(左)やくるぶし丈のパンツなど(右)、クロップパンツより長く、フルレングスより短めのパンツが新しく登場している
14
エレガントなコートにぴったりの白のブーツカットのフルレングスパンツ(左)。黒のコートに白パンツのスタンダードなコーディネート(右)
15
ウエストベルトコートと同系色のクロップパンツ(左)。グレーのツイード素材の7分丈のクロップパンツ(右)
16
20代前半のカジュアルスタイルのボトムでは、デニムやコーデュロイなどのコットン素材のパンツも好まれている。ブーツインさせたマニッシュな着こなしが多い



先月の銀座
2007年12月銀座
2008年1月原宿
2008年1月渋谷
2008年1月代官山

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