原宿 HARAJYUKU
 2007年9月 AUGUST

 撮影地点:原宿(表参道)
 撮影日時:2007年9月2日(日)13:30〜15:00
 天気: 晴れ      
 気温: 26℃


 ストリートでは早くもブーツを履く人が見られ、秋の訪れを感じた今月。ボトムでは、パンツの割合が先月に増して増えて、ワンピースブームも落ち着いてきた。新しいスタイルでは、カントリー+フォークロア、あるいはロリータなど、ロマンティックスタイルが浮上しているのと、それとは対極的な、アスレチックスタイルが人気を集めている。
 その他目立った点では、蛍光色を取り入れたり、ベルトでウエストをマークしたり、デコラティブな小物を多数身につけたりと、派手めのコーディネートも人気を集めている。

 2007年9月の原宿のストリートファッションは以下のとおり。



今月の原宿のポジショニング・マップ

LADIES
1.カントリー+フォークロア+甘ロリ=ネオ・デコラちゃんスタイルの台頭
  白を基調としたふんわりとしたブラウスとギャザースカート、デニムのティアードスカートなど、カントリー調、あるいはフォークロアテイストのコーディネートなど、牧歌的なスタイルに支持が集まっている今月。さらには、甘ロリと呼ばれるキャンディーカラーのふりふりドレスやリボン使いの小物などで全身をまとめたスタイルや不思議の国のアリスのような、ロマンティックなワンピースにストラップシューズといった具合に、コスプレに近い雰囲気のロマンティック・スタイルが注目を集めている。小物でもコサージュの髪飾りやアイマスクをヘアバンド代わりにしていたり、まるで90年代初頭に流行した、“デコラちゃん”を彷彿とさせるユニークなスタイルが目だって増えている。(
(写真01〜04)


01
クロシェレースのブラウスやギャザースカート,デニムのティアードスカートなど、カントリーフェミニンな着こなし
02
フォークロア調のプリント柄ワンピースに頭のコサージュがポイント(左)。胸元の大きなリボンがアクセントのバルーンワンピース〈右)
03
レースがたくさんついたピンクのワンピースにヘアバンド代わりのアイマスク(左)。不思議な国のアリス風、ロマンティックスタイル〈右)
04
苺やさくらんぼなど、キュートなフルーツ柄がプリントされたワンピースやバッグでそろえて、甘さ100%のふりふりスタイル

2.ヨガやジムでのトレーニングウエアを街着に取り入れた、フィットネススタイルの人気
 10代後半から20代前半の女性の間で、まるでこれからジムに行くというようなフィットネス・スタイルが注目されている。一番人気のアイテムは手軽に使える幅太のヘアバンドやターバン。ウエアではパーカやスエットワンピース、タップパンツ、レギンスなど、足元ではスニーカーやバレエシューズを合わせた、動きやすい格好が人気。グレイや白をベースに黄色などの蛍光色のアクセントカラーを加えるなどして、おしゃれなフィットネス・スタイルが好まれている。ヨガブームや、ビリーズブートキャンプの人気を背景に、フィットネスのファッション化が進みそう。
(写真05〜08)
05
まさにフィットネスといえるスタイル。パステルピンクのヘアバンドにスエットパーカ、バッグとシューズはシルバーでクールに〈左)。アメフトTシャツなどコンビ配色のTシャツが人気〈右)
06
スエット素材のタンクワンピにレギンスのコーディネート。グリーンのレースアップブーツがインパクト大(左)。男の子の間で人気のポロシャツ。女の子はポロワンピースが好調〈右)
07
ちょっぴり年齢の高い20代半ばの女性の間では、グレイのカットソーにスエットやサテン素材のミニスカートを合わせた,シンプルなコーディネートが好まれている
08
キモノスリーブのトップスに、ヨガパンツ風のボトムの組み合わせ(左)。派手なプリントを施したパンツはウエストゴムのスエットパンツ仕様になっている〈右)

3.サロペットパンツを筆頭に、今月はスカートとパンツの割合が逆転中
 
これまで、ワンピース人気で長い間、スカート支持が高かったが、今月に入って、サロペットパンツを筆頭に、パンツ人気が盛り返している。主なパンツとしては、胸当てのついたサロペット、ワイドシルエットのバギー、レイヤードで着こなすスキニー、そしてショートパンツが好まれている。特にサロペットでは、最も数多く登場しているのは、軽くウォッシュしたデニム、シルエットはゆったりめのストレートが圧倒的だが、中にはウール地などのサロペットも登場しており、素材の変化によってさらに伸びそう。またショートパンツでは、デニムに変わって、サテンやウールなど、ちょっぴりフォーマルな感覚のものが登場している。(写真.11.12)
09
人気のサロペット。インナーにTシャツを合わせた着こなしが人気。ホワイトデニムのサロペットなど、カラーバリエーションも
10
サロペットパンツの上にGジャン、ボウタイを重ねてセットアップ風の着こなし〈左)。ウール素材の新しいサロペット(右)
11
蛍光イエローのサロペットスカートに金色のヘアとバッグがぴったりのコーディネート(左)。ワイドなシルエットのアラジンパンツも人気〈右)
12
胸当て部分がとても小さい、サロペットのショートパンツ(左)。白ブラウスにベスト、ショートパンツの小公子スタイル。コンビ靴もぴったり(右)

4.ハイウエスト位置で留める、インパクトベルトと、個性派ブーツで秋を先取り
 新しい小物使いとしておしゃれベルトに注目したい。幅が10センチほどある太さで、飾りベルトのようなものをトップスの上から留めるスタイルである。その位置も、バスト下のかなり高い位置に留めて、上半身をコンパクトにし、足長にみえる効果がある。夏に着たチュニックやワンピースなどにスエードなどのおしゃれなベルトをプラスすることで、秋らしさが加わり、新しい着まわし術にもなる。今後はカーディガンやハーフコートなどのアウターの上からベルトをするスタイルなどにも広まりそう。
 また、例年よりはるかにブーツを取り入れはじめる時期が早かった今シーズン。すでに様々なブーツが登場している。中でも、今月目立ったブーツといえば、フリンジブーツであり、スエード素材の底の低いブーツをスカートやワンピースなどフェミニンなスタイルに合わせている。もう一つ注目のブーツは、ヴィヴィアン・ウエストウッドのロッキンホースというブーツ。ソールが20センチ近くもあり、つい目で追ってしまうような高さの厚底ブーツである。ロックスタイルをはじめ、個性的なファッションを楽しむ女の子たちに人気のブランドのブーツであり、インパクトのあるブーツが注目を集めている。(写真13〜16)
13
ギャザースカートをチューブトップワンピースのようにバスト上で着こなし、ハイウエストの位置でベルトマーク(左)太目ベルトでバルーンスカートもすっきりきまる(左)
14
長袖のブラウス、パンツ、バックなど、全てオフホワイトで揃えて、太いベルトを高い位置で留めている(左)。何気ないコーディネートもベルトを締めれば今年風(右)
15
ビビッドなブルーとイエローの配色が効いたウエアに網タイツ、白ブーツのインパクトスタイル(左)。筒が太めのエンジニアブーツ。今年はローヒールタイプが主流
16
夏のミニワンピースに、渋谷でも大人気のフリンジブーツを合わせて(左)。デニムのAラインのワンピースには茶のミドルブーツがぴったり(右)

5.キッチュな小物使いと、イエローをはじめとする蛍光アイテムが人気。バッグは大きめショルダーの支持
 
今月の1で取り上げた、ネオ・デコラちゃんスタイルと並行して、ヌイグルミやコサージュ、プラスチックのバングルやネックレスなど、キッチュでポップな感覚の小物を多数取り入れたケースが目立っている。中にはだらりとエクステンションを付けている人も。またバッグではトート型に続いて、半月型や餃子型など、やわらかな素材の大きめショルダーの人気が高まっている。(写真13〜16)
17
シルバーのスカート、ネックレス、ベルト、バングル、ヌイグルミなど、キッチュな小物がたくさん(左)エプロンを取り入れたユニークなスタイル。ロッキンホースブーツがアクセント(右)
18
髪を束ねるシュシュをバングル代わりに腕にしている(上)。バッグから毛が!この女性以外でも、エクステンションをバッグやベルトにつけている人を発見。流行しているみたい・・・
19
バッグは大ぶりのショルダーが人気を集めており、がま口のような留め金のついたショルダー(上)や、半月型(下)や餃子型のやわらかなバッグが好まれている
20
ボウリングシューズを入れるボウリングバッグ風の、ボックスシルエットのバッグが新鮮(上)。レザーでも、キャンバスでもなく、ナイロン素材の大きめバッグが、このところ数多くみられる(下)

MEN'S
パーカ、ロングシャツ、カラースキニーやタックパンツなど、トップス、ボトムともに新たなアイテムが登場
ロングシャツや半袖・ノースリーブパーカなど、新しいトップスに加え、ストライプパンツ、カラースキニーなど、ボトムのバリエーションも増加している。また、ヘアバンドやヘッドフォンなど、帽子以外で頭につける小物が増えていたり、ヘアをプラチナシルバー、レッドなどにカラリングしていたりなど、80年代風のニューウェーブスタイルを意識したコーディネートが増えている。
(写真01〜04)
01
お兄系とモード系のミックススタイル。半袖パーカを肌を見せながら羽織っている(左)。ロングシャツの上からノースリーブのパーカを羽織った、丈バランスが新しい組み合わせ(右)
02
この秋冬のボトムとして人気が出そうなグレイのウールのストライプパンツ。つま先に向って細くなるシルエット(左)。ぴたぴたのカラースキニー。細めネクタイも継続人気(右)
03
文字通り、頭のてっぺんから足元まで全身白で統一させたコーディネート。ウォホールのようなプラチナヘア(左)。白衣のようなロングシャツにヘアと足元は赤で揃えて(右)
04
水玉にプリントがインパクトのあるTシャツは。ラフォーレにある「キラキラジャパン」のもの(左)。ヘアバンド+ヘッドフォンの組み合わせが目だった今月(右)



先月の原宿
2007年8月原宿
2007年8月渋谷
2007年8月銀座
2007年8月代官山

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