代官山 DAIKANYAMA 2007年9月 SEPTEMBER

 撮影日時:9月23日(日)12:30〜14:00
 天気: 晴れ   
 気温: 25℃


 黒、グレイ、オリーブグリーン、そして差し色のパープルやフクシャピンクなど、これまでとカラーがぐっと変化して秋らしい雰囲気がみらえた代官山。
 今月の主立ったアイテムは、継続人気のワンピースであるが、色や素材、デザインが一新し、ジャケットやコートなどのアウターとのコーディネートが早くも登場している。
 さらにニット素材がワンピースやチュニックなどで登場し、本格的な秋に向けてさらに浸透が期待される。
 パーカやトレーナーなどのウエアの一部と、ナイロンのショルダーやデイパックなど、スポーティーなアイテムや小物がじわじわと登場しているところからも、全体的に装飾のない、機能的でアクティブなスタイルに少しずつシフトしているようだ。

2007年9月の代官山のスタイルは以下の通り。


今月の代官山のポジショニング・マップ


GIRLS
1.色、素材、デザインが一新した秋のワンピース。ショートジャケットなど、ワンピース+アウターのスタイルも登場
  原宿や渋谷では、今月に入って、トップ+ボトムの単品コーディネートの割合が増してワンピース人気が若干下火となっているが、代官山では依然としてワンピースやチュニックスタイルが好まれている。ただし、夏に好まれたものとは、色や素材、デザインも一新された秋らしさのあるワンピースが好まれており、黒、グレイ、オリーブグリーン、パープルなどのシックな色と、温かみのある生成りなどの色が増え、またサテンやシルクジャージ、ベロア、そしてニットなど、素材も変化している。デザインでは、バスト下で絞ったハイウエストタイプも人気があるが、すとんとした、ボックスラインやAラインが増加している。加えて今月は、ワンピースにボレロやショートジャケット、モッズコートなど、アウターをプラスしたスタイルもみられ、来月以降のスタンダードなコーディネートとなりそうだ。
(写真01-04)
 
 

 

 
01
今月も引き続きワンピース人気は続くが、夏モノと素材や色ががらっと変わって、秋らしいワンピーススタイルが広まっている
02
シャツワンピースやハイウエストのワンピースと相性の良いショート丈のアウター。ボレロやショート丈Gジャンでカジュアルな組み合わせ
03
秋のポピュラースタイル間違いなしの、コートやジャケットとワンピースのコーディネート。オリーブ×黒でシックな印象
04
大人スイートスタイルを好む30代前後の女性の間では、フォークロア調やフリル、ギャザー、ドレープのあるドレスが人気
2.ニットワンピにニットチュニック、カーディガンにニット帽など、秋冬はニットに期待
 ノースリーブのニットワンピースや、セーターの丈をぐっと長くしたロングセーターのようなワンピース、ニットチュニックに、ややオーバーサイズなセーター、ニット帽など、今月に入ってニットアイテムが多数登場している。ワンピースなどではライトグレイと生成り、オリーブグリーンなどが好まれており、比較的地味目の色が多いが、ニットチュニックなどでは鮮やかなブルーやパープルなどの寒色系の色、あるいはシルバーやゴールドのメタリックなカラーなども登場しており、この先、本格的に気温が下がるにつれ、ニットアイテムがさらに拡大しそう。
(写真05-08)
05
今年注目のニット。ノースリーブのインナーにノースリーブのニットワンピースをプラス。カラーはグレイや生成りなど、秋らしい色が人気
06
アーガイル柄を編み込んだ、すとんとしたシルエットのニットワンピース(左)。フレアスリーブが特徴のニットワンピ。カラータイツが良く合う
07
ブラウスやチュニックに続き、ニットチュニックやボリューム感のあるニットなどが登場。ボトムはコンパクトなショートパンツがぴったり
08
ラメ糸を加えて、光沢感のあるメランジニットのミニドレス(左)。カーディガンなどのニットアウターも今月に入り多数登場している(右)
3.ベーシック+ボーイッシュなプレーンスタイルと、モダンなスポーティブ・スタイルの支持
 夏の終わり頃から少しずつ割合が増えているボーイッシュなパンツスタイルは、今月さらに広がりを見せており、20代後半くらいの比較的大人の女性たちが好んで着用しているようである。シルエットはボリュームかナローかに分かれ、ボリュームのあるトップにワイドパンツの組み合わせ、またはタイトなニットソーにスキニーや細身のカーゴ、ジョッパーズ風のチノパンなどを合わせたベーシックなスタイルが多い。またスエットやジャージ素材のスカート、パーカ、Tシャツドレスなど、スポーティーなアイテムをさらっと取り入れたモダンなスタイルも少しずつ増加している。(写真09-12)
09
マニッシュなワイドパンツ。トップスもボリューム感のあるコーディネート(左)。オーバーサイズのブラウスとワイドジーンズの70年代調の組み合わせ(右)
10
コレクションで話題のジョッパーズに程近い、裾がナローなチノパンやカーゴパンツなどが登場。全体的にトラッド風のコーディネートが好まれている
11
グレーのスエットにジャージ素材のフレアミニのスポーティーなスタイル。メガネやパンプスがアクセント(左)。今月になって登場のパーカはグレイが断然人気
12
ボーダーのラップワンピースはちょっぴりかみしも風のデザイン(左)。総柄のTシャツドレス。全身モノトーンでシックな雰囲気(右)
4.カラーではブラックのリバイバルと、青みの紫、ピンク系の支持
 今月に入って、夏らしさを払拭するかのように、ウエアのカラーがぐっとシックになった。特に、このところベースカラーの首位だったグレイ、ベージュ、ホワイト系の色のアイテムが減って、代わりに黒のアイテムがワンピースやカットソー、ショートパンツ、ミニスカートなどで登場している。全身黒の着こなしも少なくないが、ベロアとサテンのコンビのワンピースにエナメルのブーツなど、素材感の異なる黒コーディネートなど、ランクアップした着こなしが注目される。またアクセントカラーで急激に増えたのは、青みがかった淡いパープルとフクシャピンクで、グレイや黒など、ダークなウエアのアクセントとしてカラータイツなどに積極的に取り入れられている。(写真13〜16)
13
今月に入って、再び黒の人気が復活しており、ワンピースでもブラックドレスが数多く登場。全身黒でも異素材を用いるなど、ハイレベルな黒スタイルもみられる
14
Tシャツでも黒の数が増えており、ショートパンツやミニスカートなどに合わせている。黒×白ではなく、黒×グレーの配色が今年らしい組み合わせとして注目したい
15
今月の代官山で目立ったカラーは紫。それもダークパープルでなく、ラベンダーなど、ちょっと青みがかった淡めの紫が新しく取り入れられている
16
黒やグレイなど、ダークカラーのワンピースなど、ウエアは地味めにし、ブルーやフクシャピンクなど、カラーのタイツをポイントにした着こなしがかなり増加している
5.バッグではクラッチ、ミニボストンなどの小型化と、デイパックなどのアウトドアものが人気。どのエリアより早い、ブーツの着用
 バッグではクラッチバッグやポーチ、ミニボストンなどの小さなバッグをアクセサリー代わりに用いるケースが目立った一方、ナイロンのショルダーやデイパック、ベルトポーチなど、アウトドアやスポーツシーンで使う、機能的なバッグを意識して持っている人が増えており、小物から広まるスポーツスタイルの浸透が期待される。足元では、他のどのエリアよりもブーティーを取り入れている人が多かった。
(写真17〜20)
17
ざっくりと編んだニットのマフラーなど、ボリュームのある巻物(上)。シルバーのパーティーポーチや筒型ハンドバッグ(下)など、小ぶりのバッグの人気も増加
18
スタイル自体は全身スポーツといった雰囲気ではないが、デイパックやベルトポーチ、ナイロンのショルダーなど、機能的なスポーツやアウトドアバッグが増えている
19
ワンピースにブーツのスタイリングが今月ですでに当たり前となっている代官山。特にレースアップ、フリンジ、ムートンなど、デザイン性の高いものが好まれている
20
代官山では、渋谷に並んで、ブーティーを履いている人が多かった今月。新しいアイテムに目がないおしゃれな人が多数ブーティーを履いていた

BOYS
正当派アメカジ、シンプルニットのベーシック・コーディネートなど、きれいめスタイルの人気
 全体的にあっさりと、上品なコーディネートが目立った代官山の男性スタイル。中でもカレッジロゴTシャツやボタンダウンシャツ、クレリックシャツなど、トラッドなアイテムにワンウォッシュのストレートジーンズ、足元は白のスニーカーなど、非常にスタンダードで奇をてらっていない、カジュアルなスタイルが多かった。アウターでは、ナイロンのブルゾンなど、スポーティーなタイプが出ていたり、コクーンシルエットのコート(モッズコートの裾を絞ってボリュームを出した感じのシルエット)など、レディスのボリュームトレンドに並行した動きも見られる。また、片方の衿だけ大きいシャツや、首周りにアシンメトリーなドレープを寄せたカットソーなど、デザインにひとくせのある、モード系スタイルも出ている。
(写真01-04)
01
Tシャツにワークベスト、ワンウォッシュジーンズにコンバース(左)や、カレッジロゴTにジーンズ、ケッズのスニーカー(右)など、100%正当派のアメカジが登場。とても新鮮
02
男女問わず、今年の秋冬に支持を集めそうなニット。代官山では上質感のあるVネックニットやケーブル編のセーターを、シンプルで大人っぽく着こなすスタイルが取り入れられそう
03
トレンチやミリタリー系が多かった去年のアウター。今年はナイロンブルゾン(左)など、スポーティーなものが期待される。コクーンシルエットなど、レディスの影響も波及している(右)
04
1で紹介したアメカジとは異なる路線のモード系の男の子たちの間では、左右の衿の大きさが違うシャツ(左)や、アシンメトリーなドレープがついたカットソー(右)など、デザインに特徴のあるアイテムが好まれている

先月の代官山
2007年8月代官山
2007年9月原宿
2007年9月渋谷
2007年9月銀座

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