代官山 DAIKANYAMA 2007年6月 JUNE

 撮影日時:6月24日(日)12:30〜14:00
 天気: 晴れ   
 気温: 29℃


 梅雨とはいえ、雨が少なく気温が30℃近くに昇った代官山のストリートでは、昨年の白、オフホワイト、ベージュ系ワンピースのフワフワスタイルと全く異なる、サマーフォークロアスタイルが新しく登場し、雰囲気ががらっと変わっている。
 また、シルエットではブラウスやワンピース、ロングギャザースカートをはじめとして、ボリューム感のあるワイド&ビッグシルエットが積極的に取り入れられており、スタイルに変化が現れている。

2007年6月の代官山のスタイルは以下の通り。


今月の代官山のポジショニング・マップ


GIRLS
1.小花柄のスカートやワンピースにクロッシェレース使いのカーディガンなど、サマーフォークロアスタイルの人気
 昨年の夏には白やヌードベージュのワンピースなど、ライトトーンの色でまとめたフワフワフェミニンなコーディネートが数多く登場していたが、今シーズンは傾向ががらっと変わり、プラムやピーコックグリーン、サンドベージュにブラウンなど、秋口に登場するような色が早くも登場しており、さらに小花柄のワンピースやスカート、レース編みのボレロやカーディガンなど、フォークロア調の着こなしが目立っている点がユニークである。夏といえば、アジアンテイストのエスニックスタイルは登場するが、フォークロア感覚の着こなしがこの時期に登場している点は注目したい。
(写真01-04)
 
 

 

 
01
クロシェレースのボレロに小花柄スカートの組み合わせ(左)や、プラムカラーのチニックにクラフトタッチのインナーを合わせる(右)など、フォークロア感覚の着こなし
02
パネル柄のエプロン風のスカートは赤と緑と紫の配色が新鮮(左)。70年代のフォークロアスタイルを彷彿とさせる小花柄のティアードロングスカート(右)
03
小花柄の半袖ブラウスに茄子紺のスカートの組み合わせ(左)。ピーコックグリーンのワンピースは胸元がスモック使いのタイプ(右)
04
胸元にレース編みが施されたワンピース(左)や、プリントのワンピース(右)。テラコッタブラウンなど、ブラウン系カラーが好調
2.秋冬に繋がるシルエットとして注目したいのがアシンメトリーとビッグ&ボリュームスタイル
 パフスリーブやバルーンシルエットなど、アイテムのどこか一部を膨らませたシルエットがトレンドとなっていたが、次のデザインおよびシルエットとして注目されるのが一つはアシンメトリーなデザイン。ワンピースの裾の長さが左右で不ぞろいになっていたり、身頃からずるっと別布が垂れ下がっていたり、アンバランスなデザインが注目されている。二つ目には、全体的にボリューム感のあるスタイルで、上半身もビッグ、下半身もビッグ、あるいはローブウスなど、下に重量感のあるスタイルなどが20代前後のトレンドに敏感な女性の間で広まりつつある。
(写真05-08)
05
左右で長さの異なるギャザーワンピース(左)。身頃の中ほどに別布を切替えて、わざとだらりと垂れたフォルムを作ったワンピース(右)
06
左はパンツにインして、右側だけだらりと垂らした着こなしがユニーク(左)。後ろだけ丈が長いワンピース(右)など、アシンメトリーに注目
07
トップのカーディガンも、ボトムのワンピースの着こなしもボリュームのある着こなし(左)。ビッグな80年代調のロングシャツを大胆に羽織っている(右)
08
これまではパフやバルーンなど、膨らんですぼむシルエットが好まれてきたが、今月に入り、ロングギャザースカートなどの、下に重量のくるローブウスシルエットが好まれだしている
3.今月の最多アイテムのシャツ。ロングシャツをはじめ、ボリュームブラウスなど、シルエットワイドめが新鮮
 今月、最も支持の高かったアイテムは、ロングシャツやシャツワンピース、7分袖のブラウスやパフスリーブブラウスなどの、シャツおよびブラウス類である。20代半ばくらいの女性の間では、シャツワンピースとレギンスやスキニーを合わせたレイヤードスタイルが目立ち、10代のヤングの間では、パフスリーブにショートパンツやサロペットスカートを合わせたガーリッシュな着こなしが好まれている。注目したいのはシルエットであり、タイトなものは減少し、たっぷりとボリューム感のあるシルエットが増えている。(写真09-12)
09
素朴な雰囲気のギンガムチェックのシャツワンピース(左)。タックやギャザーなど技巧的なデザインが施されたシャツワンピ(右)
10
たっぷりとしたボリュームのシャツワンピース(左)。胸元のヨーク部分の切替えがトラッドな感覚のロングシャツ(右)
11
レッグマトンスリーブなど、ふんわり膨らんで絞るタイプの7分袖ブラウスが20代半ばくらいの女性に好まれている。全体的にボリューム感のあるものが多い
12
10代〜20代前半ヤングの間では、ガーリッシュなパフスリーブブラウスが人気。ショートパンツやサロペットスカートに合わせ着用されている
4.ボリューム感のトレンドはパンツにも波及。ややボーイッシュな雰囲気のワイドパンツなど、新しいパンツが登場
 ワンピースやブラウス、ロングスカートなどでボリューム感のあるシルエットが注目されている中、今月増加傾向にあるパンツでも、やはり量感のあるワイドなシルエットのパンツが増えている。ライトオンスのボーイフレンドジーンズや、サスペンダー使いのワイドカーゴなど、だぼっと、たっぷりとしたシルエットが新鮮に映る。(写真13〜16)
13
だぼっとしたオーバーサイズのデニム。彼氏のパンツを履いているように見えることから、「ボーイフレンドデニム」という呼び名がついている
14
オーバーサイズのカーゴパンツをサスペンダーを用いて履いている(左)。かなりワイドめなサロペットパンツ(右)
15
オリーブグリーンのスエットショーツ(左)や、スエット素材のサルエルパンツ風のボトム(右)など、リラックス感あるパンツも人気
16
ネイビーブルーを基調とした、マリン風のコーディネートでは、ロールアップデニム(左)や、さらっとした番手の細いコットンのワイドパンツ(右)がぴったり
5.ストローハットやキャップ、ヘアバンドなどヘッドアクセサリーの人気。足元では夏に履くブーツが新登場
 小物では、ストローハットや麻ひもを使って編んだキャップやワッチなど、カジュアルで涼しげな感覚の帽子と、バンダナやスカーフを幅広めにおでこに巻いたヘアバンド使いなど、ヘッドアクセサリーの人気が高い。またコサージュやモチーフ付きペンダントなど、従来は取り外してアクセサリーだったものが、直接カーディガンやTシャツに縫い付けられているデコラティブなアイテムが登場している。足元ではゴールドシューズなどのインパクト靴に加え、サンダルに筒部分がドッキングしたようなブーツや、ストラップ使いで開き穴をたくさんとったハーフブーツなど、夏に履くブーツが好んで用いられている。
(写真13〜16)
17
マニラ麻やサイザル麻などを使ったざっくりしたキャップ(上)などの帽子と、ターバンやバンダナを巻いたスタイル(下)が目立った今月
18
ストローハットやバンダナ巻き、ギンガムチェックのストールなどの夏小物(上)。ボーダー柄のストールをぐるりと巻いたスタイル(下)
19
ボリュームネックレス人気に続き、モチーフをカーディガンやTシャツに直接つけたデコラアイテムが人気(上)。インパクトのあるゴールドのシューズ(下)
20
サンダルに筒部分をかぶせたもの(上)や、ストラップで風通しを良くしたエナメルのショートブーツ(下)など、夏にはくブーツの人気が高まっている

BOYS
黒+白にグレーをプラスさせたモノトーンスタイルの登場。アイテムでは細身ショートパンツやサマーウールパンツなどボトムに注目
 これまでのモノトーンスタイルでは白×黒使いが基本だったが、今シーズンはこれにグレーがプラスされて、よりスマートな印象に変化している。白Tシャツにグレーのメッシュニット、ボトムはブラックジーンズなどのスタイルが目立った。またトップスではベーシックな細身のポロシャツをきちんとボタンを上まで留めた着こなしが目立つ一方、80年代風の切りっぱなしのポップな柄のカットソーなども好まれている。ボトムに新しいアイテムが登場しており、一つは細身の膝丈のショートパンツ、二つ目はサマーウールのグレーを中心としたタックパンツなどである。
(写真01-04)
01
Tシャツの上からメッシュニットのベストをレイヤード(左)。コンパクトなジップジャケットにボトムもぴちぴちのスキニーをコーディネート(右)
02
トップスではワンポイント刺繍が胸元についたクラシックなポロシャツ(左)や、80年代調のポップなカットソー(右)などが人気
03
ショートパンツの着用も増えており、代官山では細身のシルエットの膝丈ショーツが好まれている
04
とろりとした素材感のグレーのサマーウールのタックパンツなど、フォーマルな感覚のパンツが支持を集めている

先月の代官山
2007年5月代官山
2007年6月原宿
2007年6月渋谷
2007年6月銀座

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