オリンピックの正式種目
と開催地の選び方
TERUO MATSUBARA

 

【オリンピックの正式競技種目】   紫字は、シドニー大会から正式競技になったもの 

   陸上     ボート      カヌー・カヤック     自転車     馬術     ヨット    
   レスリング     柔道     ボクシング     フェンシング     射撃     アーチェリー  
   ハンドボール     バレーボール     バスケットボール     サッカー     ホッケー
   近代五種      卓球     テニス     バドミントン     水泳     野球     体操
   新体操    水球 ( シドニー大会から女子水球が加わる )   ビーチバレー   ソフトボール 
    重量あげ ( ウエイトリフティング )   トランポリン   テコンドー( 韓国の国技 )    トライアスロン

 計25種目で、開催都市は、この中から15競技以上選べばよいことになっている。

 オリンピックの種目はどうやって決定されるのか?
 
 男子は、最低4大陸・75ヵ国以上で競技が行われているもの、女子は、最低3大陸で40ヵ国以上で競技が行
われているものが種目となれる。 相撲、ボウリング、ラグビー、空手はこの条件を満たすが、まだオリンピック種
目ではない。 剣道は30〜40ヵ国ぐらいしか競技が行われていないのでオリンピック種目にはなれない。

         

 
    開催地    金   銀   銅   合 計 
 1948年   ロンドン       不 参 加
 1952年  ヘルシンキ(フィンランド)   1   6   2    9
 1956年   メルボルン(オーストラリア)   4  10   5   19
 1960年  ローマ   4   7   7   18
 1964年  東京  16    5   8   29
 1968年  メキシコ  11   7   7   25
 1972年  ミュンヘン(西ドイツ)  13    8   8   29
 1976年  モントリオール(カナダ)   9   6  10   25
 1980年  モスクワ       不 参 加
 1984年  ロサンゼルス  10   8  14   32
 1988年  ソウル(韓国)   4   3   7   14
 1992年  バルセロナ(スペイン)   3   8  11   22
 1996年  アトランタ(アメリカ)   3   6   5   14
 2000年  シドニー(オーストラリア)   5   8   5   18
 2004年  アテネ(ギリシャ)  16   9  12   37

 

 

【オリンピックの開催地の決め方】

 開催地は、原則として7年前に決める。 競技場や選手村を作ったり、運営に必要なお金を集めるのに時間が
必要だからだ。
 開催を希望する都市( 国家ではない )は8年前までに立候補する。 そして、その中から IOC ( 国際オリンピ
ック委員会 )が投票で決定する。 投票までには、次のような道のりがある。
 
 立候補申請をすると、IOCから質問状が届く。  「 なぜ開きたいのか 」  「 お金は大丈夫か 」  「 国は応援して
くれるか 」 など。 この答えが集められ、書類選考の結果、5都市が正式候補都市に選ばれる。 その後、都市
評価委員会のメンバー16人が5つの都市を現地視察し、報告書をまとめる。  現地を見ていないIOC委員に
とって、この報告書はどの都市に投票するかを決める参考資料となる。 
 2004年のアテネ開催決定までは、IOCのメンバーが現地視察を行っていたが、候補都市が、投票してほしくて
高価なおみやげを渡したり、もてなしをしたりした事実が明らかになり、IOCに変わり都市評価委員会の視察とな
った。 都市評価委員会には、IOC委員の他に、選手代表やパラリンピックの専門家もいる。 
 そして、7年前の年にIOC委員会で投票が行われ、開催地が決定する。

 

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