共立女子大学・共立女子短期大学

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災害時の対応について

災害時の対応について

東日本大震災を経験し、災害に対しての備えや対応の大切さを改めて実感する今日この頃です。ここでは、本校における安全管理対策の状況とともに、2011年3月11日地震発生後の学校の対応についてご報告させていただきます。

共立女子第二中学校高等学校の安全管理(2016年6月現在)

校舎の耐震性

八王子キャンパスの校舎すべて、耐震補強工事完了。

緊急地震速報装置

設置済

非常用電源設備

80kwh・消火栓・揚水ポンプ用を設置

家庭との緊急連絡方法

  1. 緊急配信メールシステムを導入
  2. 登下校管理システムを導入
    (登下校時、ICカードにより登下校時間をメールで家庭に連絡)
  3. インターネットの公式ホームページ、ブログによる連絡

非常用(サバイバル)キット(例:非常食、飲料水、保温シート等)

1 飲料水ペットボトル 8,904本
2 ビスケット 3,840缶
3 レスキューシート 1,200枚
4 毛布 1,100枚
5 カンパン 2,736個
6 保存パン 3,600個
7 米(アレルギー対策品) 750袋
8 生理用品 6,200箱
9 非常時糞尿処理セット 7,200分
10 寝袋 980個

※ 現在、非常用食料などをさらに増量中。

避難訓練、救急救命訓練、消火訓練等

避難訓練-各年度に実施。
救急救命訓練-教職員・生徒対象の講習を春休みに受講。

2011年3月11日 東日本大震災発生時の対応

地震発生直後の状況

当日の授業は午前中だけのため、多くの生徒はすでに帰途についていました。しかし地震発生時(14時46分)においても、まだクラブ活動の生徒が約250名、教職員約60名が在校していました。さらにクラブの練習試合のため他校の生徒も来校していました。

校舎などは確かに揺れましたが、耐震工事等も終了しており特筆すべき破損もなく、また地震によるけが人もありませんでした。大き な揺れが収まった後、生徒たちを体育館に集合させ、状況を確認しました。地震情報、そして交通の状況を確実に押さえ、生徒たちにも地震の状況、被害の状況 を校長から説明し、事態・状況の改善まで安全な校舎内で教員の保護のもと待機する形をとりました。保護者には「配信メールシステム」を活用し、在校してい る生徒は全員無事であり、安全下でお預かりしている旨を伝えました。また可能であれば迎えに来て頂きたいと申し添えました。ホームページでも追って状況の 報告を行いました。

夕方から夜にかけての状況

夕方には交通手段の回復が難しいと判断し、全教職員、警備員・バスの運転手の方々、清掃の方々、すべての大人が協力し、生徒の安全確保、快適な生活 を維持するため、既に策定されています「共立女子第二中学高等学校危機管理対策マニュアル」に従い対応いたしました。保護者が迎えに来られない生徒に関しては、全員学校での宿泊としました。

緊急時に必要になる災害備品については、別表の通り十分な量が用意されていました。さらに一晩を過ごす生徒たちに温かい夕食を提 供すべく、直ちに八王子市内の弁当店に依頼し、弁当とお茶を生徒・教職員など400食分確保し、店にはスクールバスの運転手の方に取りにいって貰いました。

また帰宅途中の八王子・高尾駅で身動きがとれない生徒に対しては、スクールバスを活用し教職員が迎えに行くという安全策を講じました。本校のようなスクールバス制度、運転手さんとの日常関係があってこそ、このような緊急時にも対応が可能となります。

夜は担任の安全確保のもとじゅうたん敷きの教室を用い(早速新校舎が役にたちました)、生徒一人について毛布を2枚、さらにレス キューシートも配布しました。その間も家庭との連絡は配信メール、固定電話で延々と続けられ、安全のもとにあることをご家庭にお知らせすることに尽力いたしました。生徒たちは10時ごろには、一応消灯としました。

なお、保護者のお迎えは断続的に続いており、警備員の方に夜中でも対応してもらいました。

翌朝の状況

翌朝早く、現在本校と提携(食育)しています日本食堂さんに、おにぎりと飲み物を届けていただきました。生徒たちも食事をとりましたが、体調を崩している生徒は特にいないようでした。各自毛布などの後片付けを行い、帰宅の準備をしました。

交通手段が徐々に回復する中、電車の方面別に教員を配置し、集団的に帰宅する方法をとり、最終的な安全確保に努め全員の最終下校を確認いたしました。3月12日の夕方には、ご家庭からの問い合わせの電話もかからなくなり、何事もなかったように静かな時を迎えました。

最後に

以後の学校生活についても終業式・謝恩会など一部行事の中止・変更はありましたが、卒業式・入学式を無事に終え、現在に至ってい ます。また避難訓練も全学的に実施し、新校舎での緊急時の流れをもう一度確認しました。今回の対応で問題点を挙げるとすれば、保護者の方と連絡をとるのが なかなか困難であったことでしょう。配信メールシステムやインターネット(ホームページ)、携帯・固定電話など様々な方法を試しましたが、かなり時間がか かりました。本校だけの問題ではないとも思いますが、連絡方法については今後もいろいろと模索していかなくてはいけないと思います。今回の教訓を生かし た、よりよい対応を目指していきます。