Kyoritsu cross+talk

Natsu Iwaki
岩城 奈津
ビジネス学部 専任講師

Kazuo Ueda
植田 和男
ビジネス学部 学部長

人を活かしてチームを
成功へと導く、
リーダーシップを
発揮できる女性へ。

岩城
今、社会全体で「女性の活躍」が求められていますが、植田先生はどう捉えていますか?
植田
国の調査によると『15~64歳で働いている女性の割合』は平均で約70%となり、日本における女性の就業率は最も高くなりました。それだけではありません。企業や官公庁などにおいて管理職や役員といったポジションで女性を活用するようになり、これまでのように長く働くというだけでなく、よりビジネスを引っ張っていく立場として女性が活躍する社会になりつつあります。これから社会に出る若い女性にとっては大チャンス時代の到来です。岩城先生は、実際に様々な企業をご覧になられていますが、女性が活躍するためにはどのような力が必要だとお考えですか?
岩城
まず、企業や組織、あるいは社会が求めている「専門能力」は男女関係なく不可欠です。それにプラスして「協働する力」があること。組織の仕事は一人でするわけではありません。年齢、性別、国籍、価値観などがバラバラな人たちとチームを組んでプロジェクトを進めることもあります。そのため、物事を論理的に考えて議論する力や、コミュニケーションによってそれぞれが持つ長所を引き出す力も重要になります。
植田
そういった力は、ビジネス学部で実施するリーダーシップ開発プログラム(LDP)にも深く関わってきますね。岩城先生はご専門ですが、そもそもリーダーシップとはどういったものなのでしょうか?
岩城
通常、リーダーシップというと「リーダーがグループをマネジメントする時に発揮するもの」と考えられますが、私たちの考えるリーダーシップとは、リーダーというポジションではなく、メンバーであってもチームの成果を生み出すために、皆と目標を共有し、率先して動き、人を巻き込むことで、チームにポジティブな影響を与えていく力を発揮することと捉えています。
植田
それはどのように身につけていくのですか?
岩城
例えば「自分はチームのために行動した」と思っても、他者も「行動した」と思わなければ、行動したことにはなりませんよね。そのため、この力を磨くには、他者と自分から見てどうだったかという「振り返り」が重要です。そのためビジネス学部では、チームで課題に取り組んだ後、その取り組みを自分とメンバーの視点から振り返ることをくり返していきます。学生にはこのサイクルを通して、リーダーになることはもちろん、どんなポジションにあっても組織のめざす成果や環境にポジティブな影響を与える人材になってほしいと願っています。植田先生は、ビジネス学部の学生にどんな成長を遂げてほしいとお考えですか?
植田
ビジネスといっても様々な分野がありますので、まずはいろんな分野に関心を持ってほしいですね。その上で、「今、社会ではこんなことが起きている」「その分野を学ぶことで、こんなキャリアにつながっていく」「だからこの学びやスキルが必要になる」といった、“現実社会”“学問”“キャリア”がつながる学びを展開することで、必要な専門知識やスキルを磨きながら、自分に合ったキャリアを考えるきっかけになると考えています。ぜひ、貪欲に大きなチャンスをその手に掴んでください。

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